ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2015.6.30 7つのストップ~今でしょう!は止めましょう~

2015-06-30 20:24:29 | 日記
 読売新聞の医療サイトyomiDr.で気になる記事があったので、以下転載させて頂く。
 今の世の中がストレス社会であることは間違いないだろう。そんな中、仕事を持ちながら、心の健康を保って如何にしなやかにしたたかに(私流に言えば、細く長くしぶとく)生きていくか。
 この病気を抱えていると、再発して治療がエンドレスになった時や、抗がん剤治療中の副作用がひどい時などにうつ病になるケースも少なくないと聞く。患者本人だけでなく、支える家族も含め、決して他人事ではないのだと思う。
 とても長文なので、特に表題に関してなるほどと思った部分のみ、今の私と重ね合わせつつご紹介したい。

※    ※    ※(転載開始)

深層プラス for yomiDr.
ストレス社会でうつ病にどう向き合うか…「7つのストップ」と「3つのT」

ストレス社会でうつ病にどう向き合っていけばいいのか。うつ病にならないための「7つのストップ」と、うつ病になった時の「3つのT」など、精神科医で横浜相原病院院長の吉田勝明さんが、BS日テレ「深層NEWS」で分かりやすく解説した。(構成 読売新聞編集委員 伊藤俊行)

◆まじめな人が陥りやすい
 日本では2つの「スタートの時期」があります。まず、お正月。「おめでとう」とスタートを切って、少し落ち着いた頃に、卒業、入学、入社式がある4月になります。そこでまた、新たな人間関係、新たな仕事、勉強等々と、新しいストレスが加わってきます。何とかうまく乗り切ろうとするけれど、うまくいかず、5月になっていっぱいいっぱいになってくる。こういう時期を、「スプリング・フィーバー」、つまり、5月の風邪とか、5月の発熱と呼んでいます。何とか成績や仕事で追いつかなければと思わず、「まあまあ、これぐらいでいいや」「7、8割でも合格だ」という思いでいられると、うつ病の予防にもなります。

(中略)

 世代的には30代、40代、場合によっては50代、働き盛りの人にもかなり増えています。責任感が出てきて、上司、部下との関係に悩むことが多いと思います。
 周りからみると、仕事ができる、何でもこなしているという方が、部下を育てなければいけない、同僚との人間関係を構築しなければいけないという新たな悩みが加わった結果、このようになっている事例が多くなっているようにも思います。

◆インターネットでコミュニケーション不和
 インターネットの発達も、原因の一つかもしれません。電子メールで全てこなしてしまい、席が隣同士で話をしながら「お疲れさん」などと雑談するコミュニケーションが不足しています。隣席の同僚にメールで用件を送り、メールで返事する。目と目を合わせたコミュニケーションの機会が減ってくると、結果的にストレスになるのです。
 
(中略)

 夜に考えることも、必ずしもいいとは思いません。まず、自分の仕事をオフの時間まで持ち込むことがよくありませんし、夜中の決断は、必ずネガティブ側に振れます。昼間考えているとポジティブな形に行きます。人生における重大な決断、例えば、離婚や会社をやめるといったことは、絶対に夜に決めてはいけません。ですから、僕はよく、夜9時以降は考えちゃいけないと助言します。

◆7つのストップと「不良長寿」
 うつ病にならないために止めた方がいいことを「7つのストップ」として示しましょう。
 (1) 完璧主義
 (2) 自分に厳しい
 (3) すべてをコントロール
 (4) 体力や能力を過信
 (5) 見栄を張る
 (6) 努力・根性・責任・義務
 (7) いつやるの?今でしょう!

 「いつやるの?今でしょう!」を止めろというのは、責任感から「今日中に終わらせなければいけない」と、ついついオーバーワークになるからです。明日でもいいのに、家に持ち帰り、自宅でまでやるのはよくない。完璧主義も止めた方がいい。数学なら1+1は2ですが、我々が生きている世界では1+1は「おおむね2」でいいのです。自動車の運転でも、ハンドルに全く遊びがないと怖くて運転できません。多少の遊びがあるからうまくいくという感覚が大事です。努力・根性・責任・義務も、加減というものがあると考えることが大事です。

(中略)

 症状が深刻になって一番困るのは、自責の念です。周りから「休んでいいよ、ゆっくりしていいよ」と言われても、そう言われること自体が申し訳ないと思ってしまう。ですから、精神科医として、薬を使ったり、いろいろな治療をしたりする前に、自責の念を取り除いてあげることが大事な要素なのです。
 うつ病の人にどう接したらいいか、一言で教えてくださいと言われると、「愛ある無関心」と答えています。無関心がネグレクト(無視)ではいけませんが、かといって過干渉でも困ります。絶対に見捨てず、愛情をもった形で「好きにやっていていいよ」「心配してないよ」「自由にどうぞ」というのが、非常に良い距離感だと思います。

(中略)

 うつ病と診断された場合、軽度であっても、隠すことで無理が生じますので、やはり、会社や学校に話すべきでしょう。また、会社の雰囲気として、それを受け入れることが必要です。患者さん本人は言いにくいところがあるでしょうから、産業医などが関与し、時間外勤務を制限するとか、ノルマを取り除くなどの対応をして、それ以上病気が進行せず、会社を休まなくても済むような仕組みがいいと思います。

(中略)
 
 カウンセリングにあたっては、悩み、苦しみを解決する三つの「T」が大事だと考えています。Tear(涙)、Talk(話す)、Time(時間)。感情を素直に表していい、何でも話してください。そして、時間をかけること。時間が解決するのではなくて、時間をかけて解決するということです。
 医者を選ぶ際に考えてもらいたいことは、名医にかかる必要はなくて、良医であればいいということです。名医は何十年勉強しても、なれるか、なれないか分かりませんが、良医は、一生懸命患者さんのことを考え、自分の手に負えなければ、他の医者に紹介できる人です。医者を選ぶのは患者さんの権利ですが、薬を飲んで1週間で「効かない」と言って医者を変えるのはよくありません。うつ病の薬は即効性がなく、少なくとも2週間、場合によっては4週間かけて、初めて効果が出るものが多い。もちろん、人間の関係ですから、「薬以外に治療法は分からない」などと言い、患者さんが何か聞くと面倒くさそうな表情をするような医者にはかからないといった基準ならば、いいと思います。薬だけでなく、気持ちの持ちよう、考え方、そして家族、同僚、皆で協力してやっていくのが、今の時代だと思います。(2015年6月30日 読売新聞)

(転載終了)※  ※    ※   

 何度も書いているのだけれど、私はかなりの貧乏性だ。出来ることなら今日やれることは先延ばしにせず今日のうちにやってしまいたい、と思う。ずっと気になっているくらいならさっさと片付けてしまいたい。けれど、寄る年波と治療を続けていくための体力保持、体調管理を考えると、そうそう「今でしょう!」とは言っていられない。
 ここで自分を「7つのストップ」に当てはめてみたら、無意識のうちにあらかた実践できているな、と思う。

 (1) 完璧主義・・・には、恥ずかしながら今や程遠くなっている。齢を重ねてくれば「いい加減」ではなく、「良い加減」が望ましい。たとえばこのブログも、一時は毎日書くことを自らに課していたけれど、そんなのは自己満足以外の何ものでもない。話題がないのに無理に書くよりも、書きたいことがある時に書こう、という姿勢で随分楽になった。
 (2) 自分に厳しい・・・得意の自己正当化でかなり甘くなっていると思う。と、同時に他人様に対してもそれほど厳しくなくなっているつもり。
 (3) すべてをコントロール・・・特に出産後、そんなことは到底出来っこないことを十分自覚した。
 (4) 体力や能力を過信・・・哀しいかな、もはや走ることも出来ないし、長い階段を上るのも苦しい。そんなことを言っている場合ではないトホホな状況である。
 (5) 見栄を張る・・・仮に張ったところで生き辛くなること必至だし、張るべき相手もいない(と思う。)。
 (6) 努力・根性・責任・義務・・・かつては好きな言葉だったけれど、これも今の自分にフィットするレベルでほどよく(良い加減に)実行中、のつもり。
 (7) いつやるの?今でしょう!・・・出来ればそれにこしたことはないけれど、(4)のように能力を過信せず、無理はしないのがモットー。

 こう見てくると、幸いにもうつ病にはなる因子がひとつとしてないなと思う。
 そして、最後のパラグラフにある、医者を選ぶ際に良医を選ぶ、とあるが、まさに私は主治医に恵まれているということがとても大きいのだろう。この出逢いに感謝である。

 さて、2015年も折り返し地点、2015年度も第1四半期終了。明日からは文月7月。本当に早いものだ。梅雨の季節も後半になるが、まだまだ平年の半分位の降水量だそうだから、これからが本番か。ジメジメした時期、気持ちだけはパリッと乾かして上手にリフレッシュしながら乗り越えたいものだ。
 そして、明日は通院日である。
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2015.6.28 今日も好い日~リフレとお誕生日ランチで幸せ一杯

2015-06-28 20:18:02 | 日記
 昨夜は草臥れて早めにベッドに入ったが、明け方4時頃に頭痛で目が覚める。ロキソニンを飲もうかどうしようか、と逡巡している間になんとなくまた入眠。それでも再度目覚めた時はまだ頭がズキズキ。これは間違いなく気圧の所為だ、と思う。
 窓の外は、昨日の雨空とは打って変わって、強い陽射しの夏空が広がっている。真夏日になる予想だ。

 家干ししていた洗濯物を外に出し、今日は朝一番でリフレクソロジー。先月、月末に入れた予約を失念して、その代わりとしてイレギュラーで2週間前にお世話になったが、今日は定例日。いつもの下半身すっきりコースとハンドリフレに、10分延長のお任せオプションを付けて、リクライニングシートに身を委ねる。ちょっとお喋りしたのも束の間、あっという間にウトウト。
 腰回りの凝りはいつものことながら、左側の手も足もリンパの流れが悪く、ゴリゴリでほぐしがいがありました、とのこと。確かに施術が終わるとすっかり流れが良くなっているのを実感する。朝のロキソニンと相まって頭痛が治まり、スッキリしている。
 夏限定フルーツブレンドのハーブティを頂き、再びサロン最寄駅まで送って頂いて、オーナーとお別れ。

 午後はお友達と二人揃っての、お誕生日祝いのランチ。ここ半年ほどお馴染みにしているホテルのレストランに出向いた。彼女とは同い年で誕生日が20日違い。中身はさておき、私の方が日付だけは若干お姉さんだが、今日は、彼女に10日ほど早めに齢を重ねて同い年になって頂くことにする。
 ボリュームたっぷりのランチコースに舌鼓を打ち、デザートには「おたんじょうびおめでとう」のチョコプレートを飾って頂く。

 そして、お待ちかねのプレゼント交換タイム。いくつになっても-特に同い年で、同じように再発治療中であり、フルタイムで仕事も続けている大切なお友達と-お誕生日を祝いあえることは本当に幸せなことだ。
 今年は私達夫婦が銀婚式を迎えた年であり、記念にと瓢箪柄の夫婦箸を頂戴した。驚いたことにこの若狭塗箸、今、私達が使っているのが瓢箪柄だ。数年前に瓢箪は縁起が良いと言われて、高価だったけれど思い切って買い求め、以来使い易くて日々愛用している。最近、箸先が大分草臥れてきたなと思っていたところ。あまりの偶然に本当にびっくりする。それぞれの名前も掘って頂いて、そのお心遣いに感謝し、これからの毎日、大切に使わせて頂くことにする。

 夫の好きな和菓子や、私のイニシャルのチャームが付いたソラフラワーディフューザーも頂く。ソラフラワーは、タイ原産のソラの木の皮を薄くむいて、乾燥させた物を花びらの形にし、一つ一つ手作りで仕上げた花の形のポプリだ。
 10センチほどある大輪のポプリが、小瓶に入ったピオニーの香りのピンクのアロマオイルを、アルコールランプのように吸い上げる。10日から2週間かけてピンクに染まり始めるという。その過程を想うだけでとても素敵。淡いクリーム色の芍薬の花がピンクの宝石瓶に活けられた感じで、眺めているだけでとても癒される。

 ということで、あっという間に4時間が経過。お腹一杯、本音のお喋りで心もすっかり満たされて、駅でそれぞれ逆のホームに降りてお別れ。
 電車に乗ってまもなくすると雨が降り出した。急に暗くなっていたので心配していたが、最寄駅に到着する頃には止んでおり、傘を差すこともなく無事帰宅出来た。

 今日も好い日曜日だった。明日からはまた新しい1週間が始まる。週半ばには通院日も控えており、先週撮影したCTの結果も判る。
 きっといい1週間でありますように。

 

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2015.6.26-27 パソコン入れ替えと土曜出勤無事終了

2015-06-27 22:39:25 | 日記
 昨日、金曜日のこと。
 職場では丸5年ぶりにパソコンの全面入れ替えがあった。各事務室に業者さんが大勢いらして、ヨーイドンで一斉に設置作業。入れ替え作業開始までに、仕事の傍ら個々のパソコンに入っているデータを共有ファイルに緊急避難させ、メールも止め、バックアップをとって・・・、という一連のお引越し作業を完了させておかなければならなかった。

 前回の入れ替え作業の時に、大量のメールを移動させるのに時間がかかり、挙句の果てはうまく移動しきれないものがあったり、と痛い目に遭った。そんなわけで今回は、早めに自分なりに大鉈をふるって、かなり身軽になっていた。
 おかげで作業は順調に進んだ。けれど、翌日(今日)が土曜出勤で、朝からノープロブレムでパソコンが使えないと仕事にならない!と、かなり目の色を変えて頑張った。

 思うに引っ越しという作業は、今の状況(ゼロ)を一旦マイナスにして、もう一度それをゼロに戻すという辛い作業だ。普段から断捨離がきちんと実行出来ていれば何も恐れることはないのだろう。けれど、引っ越しをするからこそ片付くというのも事実だなとも思う。おかげで、随分長いこと捨てることの出来なかったデータを綺麗にすることが出来た。「ない」と思えば諦めもつくものだ。
 今までのPCに比べて厚さが相当スリムになったことにびっくり。その為、キーボードの凹凸がなくなってフラットになり、タッチが全然違うし、メーカーが違うのでキーの配列も微妙に違う。やけに打ちにくくて、普段はしないタイプミスが頻繫にあり、どうも肩が凝って疲れる。早晩慣れるのだろうけれど・・・。

 そして、今日、土曜日。
 昨年の大学院入試説明会は大雨で、京都に出向く夫が乗るタクシーに便乗して出勤させてもらったのだった。今年も予報では一日雨だったから、昨日から準備や片付けを考えると憂鬱だったが、思いの外早く上がってくれて本当に助かった。

 説明会は例年この時期の開催なので、梅雨の真っ只中。毎年、心にテルテル坊主を準備しているのだけれど。
 今年も大学院生に助っ人をお願いして、大看板にビニールカバーをかけるなど雨対策はバッチリ。心配した出席状況だが、出足も良く、人数は昨年よりも多く、胸をほっとなでおろす。
 いつもながらお昼をゆっくり摂る時間もなく、片付けやら集計やらで、学内を走り回り、サウナのような蒸し暑さの中、汗だく。あっという間にドタバタと一日が終わったが、とりあえず無事終了して良かった。何より、こうして痛みを忘れて動き回れることが本当に有難い。

 帰りは気分転換の為リンパプラスヨガのレッスンに寄って、セルフマッサージで汗を流し、さっぱりして帰宅した。
 一日家にいた夫が今日も夕食当番を引き受けてくれ、上げ膳据え膳。何より有難いことである。

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2015.6.25 えっ、坐骨結節褥瘡?

2015-06-25 19:47:27 | 日記
 ヨガスタジオで座位を取る時に「お尻の肉を両脇によけて、2つの坐骨をしっかり床に付けて座ってください。」というオーダーが出る。確かにこうして座ると安定性も良く、姿勢も正し易くなり、瞑想するにも深い呼吸をするにも適していると思う。

 ところが、先日、入浴時に両方のお尻のちょうどその辺りの皮膚に触れると、やけにガサガサと固くなっており、お湯が沁みることに気付いた。こわごわ鏡を見てみると、坐骨周辺の皮膚は窪んで栗色に変色している。はて、どうしたものか。
 早速、保湿クリームを塗り、これ以上酷くなりませんようにとケアしているが、いかんせん日中もデスクワークメインの座り仕事だし、立ったままウロウロして過ごすわけにもいかないし、と頭を悩ませている。

 もともと腸骨は張っているけれど、お尻にそれほど豊かにお肉がついているわけではないので、クッションのない椅子に長時間座ったりすると、すぐに擦れて痛くなっていた。
 いつだったか、まだ結婚して間もなかった頃、夫のお友達たちに初めて海釣りに連れて行ってもらった時、座布団もなしに日がな一日ボートに腰かけていたら、あっという間にお尻が痛くて座っていられなくなり、釣りどころではなくなったという記憶がある(だが、この時はビギナーズ・ラックで、一人ダントツのカサゴの大漁だった。)。
 このところマメにヨガスタジオに通っており、体調管理にプラス面ばかりを感じていたが、まさかこんな落とし穴があったとは・・・。

 褥瘡―すなわち“床ずれ”は、日本褥瘡学会の定義によれば「身体に加わった外力は骨と皮膚表層の間の組織の血流を低下させる。この状態が一定時間持続されると組織は不可逆的な阻血性障害に陥り褥瘡となる。」であるが、一般的には寝たきりでいると起こり易いというイメージが強い。けれど、実際には車椅子を使っておられる方たちにも坐骨部分の褥瘡の悩みが多いと聞く。
 まずは清潔に、保湿してなるべく一か所にのみ力をかけないように、これ以上酷くしないようにしなければ、と気にし始めたおかげで、少しは改善したような気がする。やはり意識するとしないでは全く違う。そして、どんな季節でも皮膚にとって乾燥が大敵、保湿が大切なのだということを実感した。

 学内のアナベルが満開だ。蕾から咲き始めはまるで若葉のように淡い草色なのだが、それがだんだん花開くにつれてオフホワイトから白に変わっていき、あたかも大きな手毬のようになる。大きなものは大人の顔ほどもある。さすがにこうなると木自身も支えられないほど重そうで、地面に着きそうに揺れている花もちらほら。
 どこにも行かずして沢山の種類の紫陽花を愉しむことが出来る、幸せな季節である。

 さて、今朝、閲覧頁が250万頁を超えたのに気付いた。200万頁を超えたのが、去年の9月のこと。そして、一昨日にはご訪問者数も75万人を超えていたのだった。こちらは今年の3月に70万人を超えてから3か月余り。
 ただただひたすら長く(PCならまだしもスマホでご覧頂くにはかなり厳しいだろう・・・)地味な文章を、自己満足的に綴っているのに、読んでくださる方がこれだけいらっしゃるということが、私の励みになっている。
 改めて、お読み頂きありがとうございます。これからもマイペースで細く長くしぶとく、書いていくことが出来たらと思います。引き続きよろしくお願いいたします。
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2015.6.24 突然の訃報の後に 造影CT撮影~頚部から骨盤

2015-06-24 21:56:00 | 治療日記
 朝から夏のような日差しで、気温も湿度も高めの身体に堪えるお天気だ。日傘を差していても事務室に辿りつくまでにひと汗かいてしまう。

 出勤してPCを開けると、ショックなお知らせが目に飛び込む。再発が判った時に、直属の上司だった方の訃報。まだ40代半ば。お子様たちも小さい。今年も年賀状のやりとりをさせて頂いたのだけれど、いつもながら微笑ましい子煩悩ぶりで、お子様たちの写真が散りばめられたカラフルな賀状に、私の体調を気遣ってくださるコメントもあった。
 がんで闘病されていたとは全く存じ上げなかった。聞けば2年前からだそうで、術後、一旦は復職して普通にお仕事をされていたが、今年初めから入院され休職中だったという。それでも、来月から職場復帰を目指しておられたようで、最期は急変だったそうだ。私の方が先だとばかり思っていたのに・・・。本当に何ということだろう、と唇を噛む。

 塞ぐ気持ちの中、仕事を片づけてから昼食抜きで病院に向かった。
 タイケルブ内服中の2月以来、4ヶ月半ぶりの造影CT撮影で、カドサイラ(T-DM1)に変更してから初めての効果測定になる。 
 最寄駅では、人身事故の為上下線とも大幅に遅延という看板が出ていてこれまたショック。かといって振替輸送の道もないので、そのままホームに降りると、昼間なのにかなりの人達が待っている。10分程待って遅れてきた電車に乗ることが出来、乗換駅ではなんとか予定の電車に滑り込むことが出来た。
 今日のお伴は下重暁子さんの「家族という病」(幻冬舎新書)。以前から読みたかった本なので、すぐに惹き込まれて頁を繰っていると、あっという間に病院最寄駅に到着した。

 予約時間の20分前に到着。自動再来受付機に診察券(IDカード)を通し、受付番号のスリップを受け取り、エスカレーターで2階の放射線受付へ向かおうとしたところ、IDカードを取り忘れていることに気づき、すぐに自動再来受付機に戻るが、ものの1分しか経っていないのにカードがない。カードが残っていれば次に受付する方が気付く筈であるから、総合受付に届いているかどうか確認したが、届いていないという。仮証明書を作って頂き、2階の放射線受付へ。大分時間をロスしてしまう。本当になんと間抜けなことか。訃報のダメージでなんだか気持ちがフワフワしているのである。受付をしていつものようにCT準備室の前廊下へ移動する。
 待合椅子には、既に点滴棒に繋がれた方たちが2、3人待っている。それほど待つことなく名前を呼ばれ、着替えを済ませてから造影剤注入のためルート確保の針刺し。毎度のことながら、やはり右腕の一番太い真ん中の血管が使いやすい(というか、ここしかない。)ようで、今日も順当にここから。採血に使う針に比べるとかなり太いので痛みはそれなりだ。生理食塩水のパックが下がった点滴棒を転がしながら、CT撮影室前で待つこと5分。予約時間より10分近く遅れてスタートした。

 造影CT撮影は、特に気になる症状がなければ概ね半年に1度のペースだが、今回は薬の変更に伴う効果測定ということもあり、若干早目の設定である。順調ならば次回は半年後になる筈だ。けれど、また前倒しで撮影、薬も変更、ということだと、次の手はパージェタになるだろう。そうなると、もう後が、ない。

 ベッドに寝て万歳の姿勢をとり、最初は造影剤なしで、次に造影剤を入れて計2回の撮影。所要時間は僅か10分足らずだ。造影剤が注入されるや否や、薬液の匂いが鼻を突き、瞬く間に体中を駆け巡る。体の芯がカーッと熱くなる得も言われぬ感じにも大分慣れてきた。「息を吸って。止めて下さい・・・。」を繰り返して無事終了。看護師さんに針を抜いてもらい、布テープできつく止血をしてもらう。
 放射線受付を経由するが、まだIDカードは届いていないという。
 カードがないため自動支払機が使えず、会計窓口でじっと待つことに・・。30分近く経った頃に名前を呼ばれる。「IDカードが見つかったので、自動支払機が使えます」とのこと。ほっとした。一体院内のどこを旅していたものか。
 そんなわけでCT撮影に加えこうしたロス時間を含めて病院滞在時間は1時間半強。支払は1万円弱。
 とにかく、来週の診察時に結果を聞くまで、今の薬が“効いている”ことだけを信じよう。

 お腹もペコペコ、喉もカラカラでようやくカフェで遅いランチにありつく。造影剤を排出するために水分もたっぷり摂って帰途につく。外はかなりの暑さ。半日でも病院を往復すると消耗する。

 夕食は久しぶりに最寄駅前でお寿司を調達して、手抜きさせて頂くことにした。今週末は土曜出勤も控えているし、体調管理をしっかりしておかなくては・・・。
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