ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2019.8.10三連休初日、天晴ジャパニーズフレンチに軍配!

2019-08-10 20:56:28 | 日記

 昨夜は夫が宴会(週に3回!)で夕食不要だったので、私は仕事を終え実写版「アラジン」を観てから帰宅した。期待以上に楽しめてルンルン気分。王女がしっかり自己主張していて実に今風である。
 とはいうものの、常に足裏がジリジリと、靴の脱ぎ履きや何かのタイミングで爪囲炎の部分に触れると右足指爪周りがズキズキと痛む。無意識に右足をかばいながら足を引きずって歩いていたら、腰やらふくらはぎやらあちこちの筋肉が悲鳴を上げた。

 今日から3連休。それにしても毎日に本当に暑いのに参ってしまう。息子の住む関西は最高気温38度だという。夜勤明けで朝退勤して、明日はまた仕事だというのに夜は花火大会鑑賞というのだから、若いって凄い。

 今朝はいつも起きる時間に一度目覚めてお手洗いへ、再び朝の連続テレビ小説の時間まで二度寝。既に部屋が暑かったので、緩く冷房を入れた。
 テレビを視た後もまだちょっと寝足りなくてウトウト。予定があったのを思い出してノロノロ起き出し、朝食の支度をし、夫を起こす。洗濯機を廻しながら軽い朝食を終え、洗濯を干し、出かける準備だ。

 今日は、夫が頂いたランチペア券で都心のレストランを予約していた。有効期限が今月末だったか。頂いたのは随分前だったけれど、年明け以降私の体調が優れず、都心まで出向いて食事をするというのはハードルが高かったため、なかなか予約が入れられなかった。今回ももしかしたらお腹の調子が悪く食べきれないかも、と心配だったが、旅行前にもうタイムリミットだし、ダメにしてしまうのはあまりにもったいない、と予約して出かけた。

 普段は私鉄終点駅まで直行して、なかなか途中駅で下車することはないので、こちらの駅に降りたのは一体どのくらいぶりか記憶にないほど。確か学生の頃、合唱の練習で降りたのが最後ではないか。
 地上53階、200メートルの高さから眼下に広がる明治神宮の杜、瞑想ヨーガのクラスを開催して頂いているオリンピックセンター等、東京の景色は絶景である。遠くはみなとみらい地区まで見える。東京タワーやスカイツリーはもちろんのこと、晴れていれば富士山もクッキリだそうだ。

 ジャパニーズフレンチのシェフお薦めコースは、お箸も使える独創的なお料理の数々。中欧旅行での濃い味のボリューミーなお肉料理に比べなんと繊細で美しいなことか。
 テーブルにセットされていたメニュー表には、お料理の主な素材だけがシンプルに書かれている。「枝豆、トウモロコシ、帆立・ガスパチョ、鰻、さごし、和牛いちぼ、ピニャコラーダ、食後のお飲み物」と。
 実際に出てきたものは、枝豆を使った小さなプリンサイズの蒸しパンにエディブルフラワーとキャビアがあしらわれたもの。大きな蓮の葉の上に、ムースよりももっとふんわりした触感のフワフワな泡が乗せられ、その場で冷たいコーンポタージュスープがかけられて供された。蓮の葉の撥水機能の凄さにびっくり。綺麗な網目の焼き色がついた帆立のソテーは朱色のガスパチョソースがかかり、ガラスの器が本当に涼し気。鰻は雑穀米とともにミルフィーユ状のテリーヌになっており、青葉で包まれている。付け合わせは胡瓜の浅漬けで、小さな胡瓜の実がついた黄色い花も頂けるという。さごし(鰆)は香草のパン粉をつけて低温調理してあり、ふんわり。眼にも鮮やかなグリーンのソースはカレー風味でちょっとタイ料理風。いや~目にも美味しい。いちいち感嘆する単純な私である。

 外は酷暑だけれど、冷やしすぎず快適な室温で、広々としたテーブルで至れり尽くせりの美味しいものを挙げ前据え膳で頂く幸せよ。メインは和牛いちぼのステーキだったけれど、私は、牛肉はちょっと・・・とお願いしており、オマール海老のアメリケーヌソースが出てきた。

 デザートはピニャコラーダ。カラメリゼしたドライパイナップルのトッピングが美味だった。たっぷり2時間かけて贅沢なランチを心ゆくまで堪能した。おかげさまでお腹も落ち着いており、途中お手洗いに立つというお行儀の悪いこともしないで済んだ。
 今回は治療週の週末なのに、今のところ下痢をしていない。初の快挙である。しかも、さごしだけは半分夫に手伝ってもらったけれど、ほぼ完食出来た。

 支配人がエレベーターホールまで送ってきてくださってレストランを後にした。旅行中あまりに食欲不振だったのは、単に口に合わなかったからなのだったと思う。今度はディナーに来てみたいものだ。
 そのままターミナル駅まで電車に乗り、百貨店で来週末には底をつきそうな青汁だけ買って再び私鉄で最寄り駅まで戻ってきた。

 まだまだ日が高く暑い。駅前スーパーで買い物を済ませ、夫も愉しめそうなアクションもののレイトショーチケットを取って帰宅した。やはり足が痛み、ちょっと憂鬱である。
 帰宅後はカラカラに乾いた洗濯物を片付け、一服して夕方からのヨガベーシッククラスに参加した。さすがに三連休、お盆も控え、珍しく男性4人、女性8人で12名の少人数だった。広々のびのびだったけれど、インストラクターのHさんは少人数で目が届いたのかアジャストが多々入り、あちこち治して頂いて、汗だく。ぐったりきたので、レッスン後の10分ヨガはパスしてそのままシャワーを浴びて帰宅した。

 夕飯はまたしても夫にお任せ。お昼が2食分くらいの飽食だったので、あっさり素麺と野菜だけのさっぱりご飯。日本人でよかったなあと思う夕食である。 
 ウエアの洗濯も済ませ、これから夕涼みがてら駅前までレイトショーに出かける。治療週の週末、こんなに元気なのはどのくらいぶりだろう。分子標的薬が使えず、ずっと抗がん剤治療だったら、今頃こんなことはしていられないだろう。吐き気とだるさで廃人状態の3連休を送っていた筈だ。もちろん分子標的薬の副作用で爪や皮膚障害、下痢等消化器症状もあるけれど、それでもこうしてあれこれ動き回れるのだから、感謝しなくては。

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2019.8.8 立秋 パージェタ、ハーセプチン8クール投与翌日のこと

2019-08-08 22:40:35 | 日記

 カレンダーを見ると今日は立秋。この猛暑では「暦の上では秋ですが・・・」なんてことはとても言えない。今日も朝からカンカン照り、35℃超えの予報である。
 昨夜も何をしていたというわけでもないのにあれこれモタモタして、日付が変わってからの就寝になってしまった。
3時間タイマーで冷房をつけて休んだのだけれど、消えたタイミングで起きてしまうということもなく、腹痛で目覚めるということはなく、目覚ましが鳴るまで5時間半ほど連続して眠れた。以前は7時間眠らないと寝不足で眠くてたまらなかったけれど、寄る年波なのか連続で5時間以上眠れると、結構寝足りた感がある。眠ることにも体力が要るのだろうか。

 中欧の旅から帰国して明日で1週間。ようやくいつもの平凡な日常が戻ってきた。朝ヨガをして夕食の下ごしらえをして、夫を送り出す。
 昨夜、先週末に駅前の量販店で見かけてあったらいいねと思ったものをネットで見つけ、店頭より安いし、と半ば衝動的にポチッと買いしたサーキュレーターが届いた。18畳までOKということで、ちびっこなのにかなりのハイパワー、優れものである。扇風機よりよほど賢い。その格好たるやゲゲゲの鬼太郎の目玉親父そのもの。なんともユーモラスな姿で首を上下左右に振る。そのたびにくすっとして和んでしまう。せめて目のあたりがブルーならまだよかったのに(8畳用のものはブルーだった)こちらは黒、そのものなのである。

 そして昨夜のブログを読んでくれた従姉から、母の入院・手術に際し、心強いLINEが入った。一人娘、ポンコツの身、有り難いことである。

 夏休み中のせいか珍しく木曜日の会議が変則で、今週は明日に開催。ということで、今日は自席で色々片づけられる有り難い日だ。
 件の母は今日、デイサービスにお世話になる日。お迎えが来る前に朝一番で病院に連絡したところ、まだ先生が見えていないということで、診療科の受付の方に事情をお伝えしたところ、夕方こちらから折り返しますと言われたそうだ。ひとまず連絡待ちということで、昼休みの電話確認は終えた。

 帰宅後に再度確認の電話をしたが、やはり埒が明かず、だった。事実なのか母の感想なのか希望なのか、伝言が混乱しているのでたちが悪い。やはり母一人に交渉を任せるのは無理だなあと思う。かといって私が出て行って事態が劇的に好転するとも思えない。最初にボタンを掛け違うとなかなかスムーズにいかない、というのは道理である。

 午後もお手洗いに2度ほど行ったけれど、下痢ではない。なんとかこのままキープしてほしい。一方、右足親指の爪周りはかなり痛い。ガーゼをしていても、靴を脱ぎ履きで先端が触れるとびくっとなるほど激痛が走る。上手く履けないと足を引きずりながら歩く羽目になる。そして手指の爪も手袋をしていてもちょっと油断するとすぐに欠けるし、割れる。

 分子標的薬のダブル効果で皮膚が弱っているのは否めない。一日デスクワークをしていると足の浮腫みもしんどくなり、足首が象のようで、甲の血管ももぐって赤ちゃんのようになる。ハラヴェンを休んでいるので吐き気もダルさもないのだから、うんと楽になっている。とはいえ、やはり至極快適に過ごすというには程遠いのである。
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2019.8.7 採血後腫瘍内科診察、パージェタ・ハーセプチン8クール目

2019-08-07 23:50:31 | 治療日記

 今週、来週はお盆期間ということもあり、職場のノー残業ウィークだ。昨夕は定時で仕事を終え、一旦帰宅した。家の中ももわっと暑い。
 夫は歯科クリニック予約のため夕食準備不要とのことで、カラカラに乾いた洗濯物等を片付け、ぱぱっと一人で手抜き夕食を摂り(最近、料理らしい料理からすっかりご無沙汰である。)身支度をし、お泊り荷物を持ち、最寄り駅前の映画館で気になっていたアニメ映画を観てから(映像が本当に綺麗!)前泊のホテルに移動した。

 行きの車内では映画の余韻に浸り、既に鑑賞したという息子とLINEで感想交換してから小川洋子さんの「不時着する流星たち」(角川文庫)を読み始める。帯には「この世界には、決して知られてはいけない秘密があるー実在のモデルに着想した、残酷と恍惚、祈りの物語。」とある。小川さんの作品を読むのは久しぶりだが、第1話から惹き込まれる。

 そんなわけで、ホテルにチェックインしたのは結構遅くなってしまい、暑さでバテていたので読書を続けるのは止めて入浴し、早めに休むことにした。ところが、モーニングコールをセットしようとしたらうまく作動しない。フロントに電話もかからず(酷い!)、もう着替えもしてしまったので部屋を替えてもらう元気もなく、やむなくスマホでアラームセット。

 明け方一度お手洗いに起きたが、再びすんなり眠ってアラームで目覚めた。早くも外は太陽燦燦。今日も暑くなりそうだ。地元市は37度の予想。見ただけでげんなりする。
 家族LINEにおはよう連絡をして足湯をさっと済ませる。右足親指の爪周りが相変わらず不調だが、お腹は快調だ。
 新聞を片手にニュースを見ながら、まずは痺れ対策漢方2種を飲む。和食の朝食後はビタノイリン、ロキソニン、タケプロン、ミヤBM錠とフルコース。いつもどおり朝の連続テレビ小説を視てからチェックアウト。

 今月初めての通院。4週間ぶりの通院なんてどのくらいぶりだろう。このくらいのペースなら通院もそれほど大変ではないなと思う。それでも僅か5分あまりの病院までの道で茹ってきそうな暑さだ。
 今日も自動受付機が1台点検中になっており、IDカードを通す長蛇の列が出来ていた。採血受付へ移動すると待合い椅子は大混雑。座る椅子がなく、ちょっと離れたアトリウムの下に腰かけた。30人近くの待ち人数で待ち時間は15分。この時間でゲットできる番号にしては確かに20番ほど遅い。皆、暑くて涼しいうちに家を出てくるのだろうか。態勢を整え、スマホチェック等して電子掲示板に自分の番号が出るのを待ち、採血室に入った。

 今日は何度もお世話になっている検査技師のYさん。今月は月末にマーカー等の測定をすることになっているので2本のみ採取。針刺の痛みはあまりなかったが、抜く時はちょっと痛んだ。珍しく血が止まらず、2回も血が滲み出してちょっとびっくり。今日は長めに抑えてくださいねと言われ、しっかと抑えながら向かいの腫瘍内科の受付へ。
 こちらはそれほど混んではいなかったが、定位置は確保出来ず、少しずらした場所を確保してから、受付に並ぶ。月初めなので保険証のチェックも済ませる。
 
 本日のお伴は、昨夜の続きから。10話のお話しの中で一番印象に残ったのはなんだろう。どれもこれも不思議で秘めやかなにおいに包まれて、それでも読み進んでしまう。まさに小川さんワールド全開。解説で鴻巣由希子さんが書いておられるように、彼女は目ざとく「見つけ出す」側の住人で自分は「ぼんやりした人」の部類だなあと苦笑する。
 採血してから1時間ほど経ち、血圧測定。112-67、脈拍は72。暑いせいか私にしては高い。

 それから5分ほどで「中待合いへどうぞ」に番号が出た。20分ほどして先生がお顔を出された。病院到着から1時間半強。採血はあんなに混んでいたのに順調だ。

 「さて、いかがですか?」と問われ、「おかげさまで、元気です。夏休みの旅行も無事行ってまいりました。今はお腹も快調ですが、治療後は一日おきくらいに下痢がありました。手足の痺れと痛み、浮腫みは相変わらずです。足の指の爪も不調です。」とご報告する。
 「そうですか、皮膚の調子が悪いということですかね。さて、あとは甲状腺ですね?」と訊かれる。月末の職場検診で甲状腺腫大が認められ、主治医に検査を依頼するようにということだったので、採血前に検査項目を追加オ-ダーして頂いていた。「(検診のドクターは)私の喉元を見、すぐに触診され、開口一番『唾を飲み込んでみてください』と仰り、『疲れやすい、手足の痺れ、浮腫み等の症状から簡単に採血でわかりますから検査してもらってください。』とのことでしたので・・・」とフォローで説明する。

 検査の結果では、とりあえず甲状腺機能の問題はなかったようだが、念のためエコー検査をしておきましょう、ということになる。そろそろ造影CT検査もやることになっているが、レントゲンでもマーカーでも落ち着いているようだし、自覚症状も収まっているようなので母の手術が一段落してからでもいいでしょう、と仰る。先生のお話しによれば、乳がん治療中の女性で甲状腺の病気も患う方は多いそうだ。

 甲状腺のエコー検査は今月末までは空きがないようで、可能ならば同じ日の午後でとお願いしたところ、次回の通院日には間に合わなかったが、今月中に予約を入れて頂けた。来月は母の入院、手術にある程度マンパワーを取られるだろうから、出来ることは今月中に済ませておきたいのである。

 次回3週間後に予約が入り、その翌日に造影CTと甲状腺エコー検査を連続で。化学療法室は10月末まで予約を入れてくださった。
 薬の処方もミヤBM錠も含めて6種類、全て3週間分フルに出して頂いた。
 ご挨拶をして診察室を後にし、化学療法室へ入る。待合い椅子は一杯で、一番入り口に近いパイプ椅子に腰かけた。いつものように夫やお友達にLINEで報告していると、15分ほどして看護助手さんから窓側の通路側の席に案内された。外は見るからに暑そうである。

 お手洗いを済ませ、かつらを外してケア帽子に替え、2冊目、本多孝好さんの「deleディーリー3」(角川文庫)で読書再開。帯には「あなたの死後、不要となるデータを削除します。ドラマ化作品続編」とある。前作・前々作の「deleディーリー」「deleディーリー2」は読んでいないのだけれど、ドラマを視ていたのでイメージが掴めていたせいか、その続編である3作目から手に取ってもすんなり、面白く読めた。それにしても、個人より託されたデータを極秘に削除する会社、リアルに需要がありそうである。今日も2冊とも面白く読めていい日だった。

 30分ほどして刺針に見えたのはOkさん。お忙しそうだったので、話かけるのをちょっと遠慮した。いつもどおり迷いなく早業。
 その後20分ほどしてKwさんから薬が届く。甲状腺の話を訊かれた後、夏休みの話をちょっとする。大学フレッシュマンのご子息は、東北地方で免許取得の合宿中だとのこと。
 2剤併用の治療8クール目スタートだ。点滴棒には2本の薬液パックと生理食塩水の小さなパック、シリンジ。点滴の順番はパージェタ、ハーセプチン、最後に生理食塩水。

 最後の生理食塩水になったところで、Okさんが血圧測定にみえる。ここで少しだけ甲状腺等の話もして、採血結果をプリントアウトして頂いた。この病院でも専門の先生がおられるので、もし病名がついてもここでお世話になるつもりである。もちろん、なんでもなければそれに越したことはないが、潰せるものは潰して、化学療法室での治療に専念出来ればよい。終了時の血圧は122-84、脈拍は72。抜針もOkさんで衝撃なくすっと抜けた。ちなみに本日の白血球は3,900、好中球は1,300ほど。

 化学療法室に滞在した時間は3時間半。針を抜いて頂いてから、お手洗いを済ませ、ご挨拶して部屋を後にした。会計へ移動すると受付に長蛇の列、待合い椅子は大混雑だった。受付番号を頂いてから薬局へ処方箋を送信するのはスムーズだったけれど。
 30分ちょっと待ってようやく会計番号が出た。今日も点滴代が35万円相当の点数。支払いは前回同様11万弱。

 病院を出ると、熱風で息苦しく倒れそうに暑い。青空はどこまでも綺麗だったけれど、薬局に到着するまでの僅か5分で顎が出る。「病院内から処方箋を送りました。」と申告すると、今日も15分ほどで呼んで頂けた。
 「お腹の調子はいかがですか?」と問われ、「今回4週間ぶりなので今は調子よいです。手足の痺れと痛み、爪が不調で、この暑さでも今年もサンダルが履けなくて・・・。」とちょっと愚痴る。3週間分なので3,000円に満たず現金払い。
 本日の病院と薬局の滞在時間は合計で6時間半強。

 駅に辿り着く頃には空腹と暑さでふらふらする。ランチタイム終了ギリギリの時間だ。最上階まで上がる元気がなく1階でスモールサイズの冷たい野菜たっぷり麺を頂く。食後デザートも我慢してJRに乗り込む。
 新幹線の駅は帰省客や旅行客で混んでいる。幸い乗換駅止まりの各駅停車だったので、席も確保出来た。

 今日も夫は宴会で夕飯要らず。生協のお届け物で一人適当に済ませることにして、乗換駅での買い物はパス。そのまま私鉄へ乗り換えた。食料品等の荷物もないし、少し日が陰っていたので、ゆっくり歩いて帰宅したら、定時で帰るのと殆ど変わらない時間だった。

 生協から配達された食品を運び入れ、収納する時になぜか牛乳が3本もあり、頼んでいない卵やお豆腐もある。オーダーを間違えたなら仕方ないと、ひとまず収納だけして注文書を見ると、頼んだものが2品入っていなかった。
 電話をしても混雑しておりなかなか繋がらない。片付けるものは沢山あるのに、なかなか落ち着かない。ようやく繋がって事情を話し、入れ替わっていたものを受け渡ししたりあれこれ片付けていると、母から電話。
 先月夫が同行した時には手術は9月1週か2週目の金曜日ということだったので、すっかりそのつもりで諸々調整していたのだが、なんと最終週だと言われたそうな。それで黙って帰ってきたのと訊くと、早めにして頂けるつもりでいたのですが・・・程度で、具体的な日にちは言えなかったようだ。

 うーん。来月末から入院、手術となると、職場は後期が始まり、夏休みムードではなくなるし、なかなか頻繁に休んだり早退したりするのは厳しいのだが。
 ひとまず明日もう一度先生に連絡してもらうことにした。やっぱり一人で行かせるとだめだなあと思いつつも、付き添いが出来ないことが悔やまれる。「どうしてもだめなら姪(私の従姉)に頼んでも・・・」と言うが、彼女だって夏休みが終われば仕事があるし、先日初孫が生まれたばかりだし、そうそう一人暮らしの叔母の世話に注力などできないだろう。皆母と違って毎日が日曜日ではないのだ。

 そんなこんなで、夕食を摂ったのも遅くなり、少し休んだらライナー予約代行をした夫が帰宅した。暑さと通院でやはり疲れは否めない。

 とにかく明日、明後日頑張ればまた3連休だ。暑さバテしないように早めに休まなくては・・・。
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2019.8.4 やっぱり時差ボケ・・・

2019-08-04 22:45:06 | 日記

 昨夜も就寝は日付が変わってからになった。前夜同様、こてんと眠りにつく予定だったのに、全く眠れなかった。マントラCDを1回聞き終わってもまんじりともしない。少し我慢してそのままにしたが、諦めてもう一度廻した。それでもだめ。2時、3時・・・といったところで、夫も眠れない様子で、キッチン方面で音がする。お手洗いに起きて、再び眠る努力をしたけれど、一層目が冴えてどうしようもない。結局、4時少し前にとろりとして5時過ぎにまた目が覚めた。さすがにこのまま起きられないと思ったら、次に目覚めたのは8時の目覚まし時計によって、だった。

 トホホ。すっかり時差ボケなのだ。今日は午前中リフレクソロジーサロンを予約していたので、寝直すことも出来ず、ノロノロ起きて朝食の支度。夫も寝不足でのそのそ起きてきた。
 朝食を終えて、母にご機嫌伺いの電話をしてから出かける。今日も朝からピーカンのお天気。暑く(熱く!)なりそうだ。ここで我ながら驚くべきことに、かつらを被らずに玄関ポーチまで出てしまったのだ。夫も全く気付かず送り出そうとしていたのだから、時差ボケなのか暑さボケなのか。とにかく慌てて部屋に戻ってかつらを被り直した。もう地肌はほぼ見えなくなるほど頭全体に髪の毛が生えて黒くなってはいるけれど、それでもこのまま外を歩いたら皆ギョッとするだろう。危機一髪、団地の外に出る前に気づいて良かった・・・。

 サロン最寄り駅にオーナーがいつものようにお迎えに来てくださっている。右の爪周りが調子悪かったこと、時差ボケのこと等を車内でお話ししながら、到着。心ばかりの旅の土産をお渡しして、今日も下半身スッキリコースとハンドリフレをお願いした。オイルはローズマリー、レモングラス、カモミールの凝りほぐしブレンドをチョイス。

 最初に鼠蹊部を圧迫された時には硬くなっていて悲鳴を上げたが、だんだんほぐれてきて、後はすっかりお任せ。大事を取って親指周辺は施術を避けて付け根のあたりだけにして頂いた。
 施術後は夏のフルーティブレンドのハーブティを頂き、次回の予約をして再びうだるような暑さの中、最寄り駅まで送って頂いた。

 お昼の時間ではあったけれど、あまり空腹でもなく、そのまま最寄り駅まで戻った。途中またお腹が痛くなりアウトレットモールを経由したのが運のつき。お腹は下痢には至らず、行きつけのショップで足止めを食ってしまう。セールで洒落たワンピース等を店長に薦められてつい購入することに・・・。

 帰宅すると夫が、掃除機をかけておいたしお昼は済ませた、と言う。私も適当に冷凍食品でお昼を済ませて、小休止の後、拭き掃除。
 しばしビデオを観て、その後、夕方からのリンパリラックスヨガに参加した。割と少人数でゆったり。リフレで既にリンパの流れが良くなっていたので、汗をかくわかくわ、でラグが色が変わるほどだった。スッキリしてスタジオを後にした。
 さすがに暗くなって少し涼しくなっている。ヨーロッパはまだまだ明るかったけれど、こちらは着実に立秋に近づいて日が短くなってきているようだ。

 帰宅後はウエアの洗濯。夫が今夜も夕食当番を引き受けてくれて、さっぱりトマトのすりおろし素麺と冷しゃぶサラダを頂いた。
 それにしても、中欧での食事ももう少し夏らしくさっぱりしたものが食べられたらよかったのに、と残念に思う。秋冬はこってりした煮込み料理も嬉しいけれど、こうして食事で涼を取る、夏に涼やかな麺類を摂れるのは日本人だけかしら。

 というわけで2日間のリハビリタイムはこれにて終了。さすがにこの寝不足状態だから、今日はしっかり眠れる筈・・・である。

 明日は少し気温が下がってくれるだろうか。あれほど傘マークが続いているのが悲しかったのに、勝手なものでこう毎日真っ赤な太陽マークが続くとそれはそれで。ないものねだりの我儘なのは承知の上。今夜の三日月は涼やかで美しかったのだけれど。
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2019.8.3 暑さに辟易、徐々にリハビリのつもりだったけれど・・・

2019-08-03 23:34:59 | 日記

 昨日は予定通り、夕方になる前に無事最寄り駅に到着し、スーパーで最低限の食料品を買ってタクシーで帰宅した。小さいスーツケースからお土産類等を出して、最低限の片づけをしただけですぐに汗だくになる。シャワーを浴びて1度洗濯機を廻し、休息した。

 それにしても暑かったこと。1週間空けた家の中は30度もあった。
 夕食はスーパーで調達したものをそのまま食べて調理はパス。連続テレビ小説を1週間分見ながら、気づけばウトウトウトウトウトしっぱなし。ストーリーがきちんと把握出来ないまま6日分を視終えた。お友達から立派な桃が届いたので、冷やさず早速頂く。ジューシーで甘く、食べ頃だ。旅先では一度ネクタリンを頂いたけれど、日本の桃は本当に美味だ。
 あまり早くベッドに入ると夜中に目が覚めてしまいそうなので、日付が変わるギリギリまで粘って、入浴後就寝。

 3時間タイマーで冷房をつけて眠ったところ、7時間連続して眠ることが出来た。それでも目覚めると汗で身体がべたべたしている。今日も最高気温は35度の予報、日本列島は真っ赤である。
 朝の連続テレビ小説をベッドの中で視て、チコちゃんが始まったところで諦めてノロノロ起きる。まだまだ眠く、ともすると意識が飛びそうになるけれど、ここで二度寝したら昼まで寝てしまいそう。午前中に洗濯物満載の大きなスーツケースが届くことになっている。呼び鈴が聞こえずに爆睡していたら片付かない。

 身体は泥のように重いけれど、連続して7時間も眠れたのは久しぶり。旅行中は3時間からせいぜい5時間睡眠で、あとは車中小刻みに居眠りしただけだった。
 久しぶりにいつもの朝食を用意して快食快便。出かける日の朝まで下痢気味だった。旅行中はバス移動の時間が長かったし、お手洗い休憩の時だけで収まるかどうか、緊急で止めてもらうなんてことになったら・・・と、かなり不安だった。水分を押さえたのと、昼食・夕食が大量かつお肉ばかりで味が濃く、野菜が殆どなかったため、殆ど3分の1から半分程度しか摂ることが出来なかった。そのおかげで便秘気味だったということだろう。

 10時半過ぎに無事スーツケースが届き、洗濯機を2回廻してベランダ一杯に干し上げる。昨夕干したものももうすっかり乾いている。朝から太陽がギンギンである。出かける前は部屋中万国旗のように洗濯物をずっとつるしていたのが嘘のようだ。

 お昼はカップ麺で済ます。旅行後にこの手抜きは酷いものだが、暑くてとても煮炊きなど出来ない。
 今朝久しぶりに朝ヨガをしたら、身体がギシギシ固まっているので、午後からリラックスヨガのクラスに参加した。外に出ると、あまりの暑さに傘を差しながら陽炎が見えるようだ。何も、この暑さの中でホットヨガで汗をかこう、もないものだが、クラスは結構混雑していた。1週間ぶりにゆっくり身体を解すことが出来てほっとした。今回の旅行は朝8時出発、ホテル帰着も12時間後の夜8時以降がデフォルトだったので、朝ストレッチをしたりゆっくり瞑想をしたりする余裕はとてもなかった。文庫を持って行って全く読めなかったのも初めてのこと。バスの中で車窓を見るのが精一杯だった。

 帰宅して、ウエアを洗って、洗濯物を畳む。夜は予約して駅前までお寿司を食べに出かけた。日傘を差さずに済むだけでも有難い。
 それにしても現金なもので、旅行中は殆ど労働らしい労働をしなかったからそれほど気にならなかったのだけれど、帰ってきてちょっと洗濯をしたり、あれこれ家のことをするだけで手先が痛み、痺れるのはどうしたものか。こうしてPCを打つのもちょっと辛い。右足爪周りの炎症はバラマイシンとガーゼ保護のおかげでなんとか大事にならずに収まってきているのだけれど・・・。

 食後は食料品等を買い、さて帰ろうと思った矢先、冷房でお腹が冷えたのかいきなり腹痛。スーパーのお手洗いから出られずあっという間に下痢になった。
 うーん、やっぱり旅行中は快腸であったわけではなかったのだな、と思う。いきなりお寿司はちょっと無謀だったか。帰路は途中でまたお手洗いに駆け込み、脂汗をかきつつ帰宅した。まだまだ油断大敵である。

 明日は1日メンテナンスと家事に努めよう。来週は10日ぶりの出勤、そして4週間ぶりの通院が控えている。

 

 
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