ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2020.7.20 エンハーツ投与後5日目のこと

2020-07-20 20:18:15 | 日記
 昨夜は夕食後、テレビのテの字も視ずに、ベッドでうとうと。夫から「お風呂が沸いたけど、入れば?」と言われ、では有難く・・・、と裸になって蓋を開けたら、栓が抜けていて湯舟は空っぽ、というよくあるアクシデント。よれよれとベッドに戻ってお風呂が沸くのを待ち、さっさと入浴し(かなりふらふらだったので、私としては烏の行水で)そのままベッドへ逆戻り。

 それにしても、こんなに断続的に眠り続けているのに寝足りたというスッキリ感はない。今朝は目覚ましの音を聞きながら、あ~あ、というため息。さすがに仕事に行かないわけにいかないのでのろのろ起きたが、まったく力が入らない。ろくに食べていないから(2日間はほぼ1日1食程度)、自業自得以外の何物でもない。

 今朝は相当頑張ってほぼ普段どおり(青汁はパス)の朝食をお腹に流し込んだ。全く力が出ない。ふらふらしている。ちょっと動くと心臓がバクバクして脂汗が滲んでくる。お手洗いでまた貧血でひっくり返って歯を折るわけにはいかない。慎重に座って呼吸を整えながらゆっくり動く。

 夫を送り出してから出勤。地に足がついていない感じ。階段を降りるのが怖い。これほど職場までの距離が遠いと感じたことはこれまでなかった。途中で何度も引き返そうかと思ったほど。手足の指先がずっと痺れているのが嫌な感じ。自席につき、とにかく急ぎの案件があるかどうかメールチェックだけ済ませたら、出来れば休憩室で休んで・・・と思ったけど、なんとか休憩室のお世話にならずに午前中保った。

 私がこんな状況でも世界は全く変わらない。皆、淡々と自分の仕事に勤しんでいる。至極当然のことだ。
 この後、来週の通院、再来週の治療までにどういう体調の変化が出てくるか今のところわからない。けれど、投与後毎回こんな体調では正直、お手上げ状態である。エンハーツの治療中、こんな状態が続くのだったらいよいよ真面目に進退を考えなければならないタイミングがやってきているのかもしれない。

 とはいえ、出来ることならネバーギブアップでありたい。だんだん身体が受け入れてくれると良いのだけれど・・・。それにしても私は一体何と闘っているのだろう。
 ちょっと弱気な週の始まりである。
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2020.7.19 エンハーツ投与後4日目のこと 籠城蟄居

2020-07-19 20:13:25 | 日記
 昨夜は、瞑想ヨーガ講師のお勤めを何とか終えた後は殆ど使い物にならず。
 夫に夕食の支度をさせ、私はヘロヘロと作ってもらった鍋焼きうどんを半分ほど啜る。申し訳ないことに水曜日の治療日以降、夫には夕食の支度を丸投げしている。食後は片付けを済ませたらすぐにソファで横になってビデオをかけたものの、ふと気づけば夫共々ウトウトウトウト。朝からろくにお腹に物が入っていないけれど、空腹なのか何なのか良くわからない感じ。
 そしていつのまにか日付が変わっていた。慌ててお風呂に入ってベッドに入った。

 日曜日。このとんでもない眠気はコデインの副作用でもありそうだ。今朝も、起こされても起こされても、いくらでも眠れた。
 殆ど動いていないせいかお腹は空かないし、とにかくだるくて気持ちが悪い。全く起き上がれない。頭を上げてみても、ふらふらしてすぐに横になりたくなる。気づく度に時計の針は2時間飛びで進んでいく。

 なんとなくお腹が痛いけれど、こちらもコデインの副作用が勝っているのか、うさぎさんのコロコロした便がちょっぴり排出されるだけ。
 痺れを切らした夫が、「飲まず食わずで脱水で、また救急車では困るから、食べるか飲むかしてくれ。」と言い出した。夫がクリーニングに行くという昼近くにようやく起き出して、ひとまず薬を飲むためにスイカとバナナのスムージーと紅茶だけお腹に入れる。昨日は殆どわからなかった紅茶の味が判ってきてほっとする。
 飲むだけで疲れるが、水分が身体に沁みていって少し生き返った感があった。

 終日籠城蟄居。文字通り家から一歩も出なかった。せっかく梅雨の晴れ間で久しぶりに雨が降らなかったのに、靴を履くこともなく、ベランダに出ることもなく。寝室のベッドとリビングのソファとお手洗いの三角地点を行き来するだけで終わった日。

 やった家事といえば、家じゅうのごみをまとめたことだけ。生ごみの匂いでまた気分が悪くなって横になる。夕食は夫にリクエストして冷やし中華を作ってもらった。これはちゃんと完食出来た。今日初めてのしっかりした食事。いつも味覚異常で色々な味が分からなくなった時でも、最後まで酸っぱい味だけはちゃんとわかるのが不思議だ。

 夕方、散歩方々駅前まで買い物に行ければと思っていたけれど、夫がスーパーに買い出しに行ってくれてそれも不要になった。気づけばもう夜だ。
 なんという低空飛行の、いや飛行も何も全くもって動けなかった1日。明日からまた新しい1週間が始まる。少しずつ体調がアップしてほしいものだけれど。気持ち悪さが和らぎ、味覚異常とだるさがマシになってくる頃に、今度は白血球や赤血球の減少等があれこれ影響を及ぼしてこないことを祈りたい。
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2020.7.18 エンハーツ投与後3日目のこと~再発後の心の整え方を語り合う オンライン交流会~瞑想ヨーガを通じて~無事終了

2020-07-18 21:13:47 | 日記
 週末、土曜日。ロキソニンとコデインのおかげで痛みが落ち着き、よく眠れる。よく眠れる、を通り過ぎて、寝ても寝てもこれでもかというくらい眠れる。頓服と言わず、もっと早くからレギュラーでコデインも飲むように処方をお願いすればよかったと思う。
 朝、土曜日仕様(BS朝の連続テレビ小説が始まる時間)の目覚ましが鳴ったのも消して、寝直す。お腹を空かせたと思しき夫が、起こしに来るも全く動じず、寝続ける。

 漂ってくるスープのいい匂い(なのだろうけれど・・・)、それがやけに鼻に突く。夫はその匂いで目覚めてもらおうと思ったようだ。けれど、申し訳ないけれど吐き気が襲い、ドアを閉めてもらい、また眠る。
 もしかして元気だったら行けるかも・・・とヨガスタジオの身体すっきりクラスを予約していたけれど、とんでもない。迷うことなく枕元のスマホでキャンセル。外は雨降りだ。

 夫には待たせた挙句、結果的に一人でブランチを摂ってもらい、私がベッドを離れたのは昼過ぎのこと。ああ、またしても廃人のごとき週末か、と思う。だが、幸い今日は2つの予定がある。やることがあること、行くところがあることに救われる。だるいし吐き気はあるけれど、痛みがないのでかなり楽だ。夫曰く、咳も減っているのではとのこと。早くもエンハーツの効果なら良いのだけれど。

 朝食でもブランチでもなく、もはや昼食。時間をかけて小さなパンと果物、ヨーグルト等を頂けた。水とお茶の味が美味しく感じられないのが困りものだけれど、あまりに尿の色が濃いので、心して水分を摂る。
 夫は、注文していたものがコロナ禍の所為で3か月かかってようやく届き、ベランダで日曜大工に勤しんでいる。
 
 午後の一つ目の予定は歯科クリニックの予約だ。丑三つ時、酷い下痢と腹痛でお手洗いを済ませた後、迷走神経反射による失神で前歯を折ってから早くも2か月。応急処置の後、先月補強の処置まで終わったところだ。今回はその後の経過観察のための受診。
 気持ち悪さでここ数日しっかり歯を磨けないし、ただでさえ吐き気がある中で口の中に器具が入るのは恐怖以外の何物でもないが、今日を逃すとまたいつ診て頂けるかわからない。今回無事終了となれば、次回は3か月後の検診に戻れるかもしれないと、頑張って出かけた。

 幸い雨は止んでいる。午後一番の診察だったので、待つこともなくスムーズ。吐き気のことを伝えてから、チェックして頂き、レントゲン撮影。折れた歯の両隣りの歯(つまり合わせて3本分)の真ん中あたりには黒い帯状の筋が波打って映っている。どうもひびが入っているのではないかとのこと。
 幸い神経に炎症は起こっていないようなのでこの後も様子を見ながら経過観察をし、不具合が出てくるようなら神経を取り除いて治療をすることになるかもしれないとのこと。
 折れた歯の上の歯茎には口蓋隆起の部分も白く映り、カルシウムが他に比べて強度に結晶しているようだった。次回は2か月後。今日のような治療後の週末を避けて予約を入れてきた。

 そして夕方からは、半年前からのお約束だったキャンサー・ソリューションズ株式会社さん主催のABC Project /ミニセミナーの講師である。
 限られた時間で、初めての方たちにどのくらい瞑想ヨーガの良さをお伝え出来るか、色々試行錯誤し、メール等でご希望や質問等も聞いたうえで、Zoomでの打ち合わせも挟みながら、今日の日を迎えた。
 お話を頂いた頃は、今日がまさかエンハーツ投与後初の週末になるとは思いもよらず。広報するタイミングではコロナウィルス感染が拡大し始めた時期だったので、出かけることもないだろうし、大丈夫ですとお引き受けしたのだけれど、まさかよりによってこんなに体調不良の日にバッティングするとは・・・。
とはいえ、一度お受けしたお話。今出来る精一杯を務めさせて頂こうと腹を括った。

 セミナー開始の30分前に、打ち合わせのためミーティングに入室・集合することになっていた。自由に使わせて頂ける持ち時間は50分ほど。私のこれまでのサバイバー体験等を15分ほど語った後、30分で瞑想ヨーガの体験をして頂くというスケジュールだ。
 今日は再発患者さん、患者さんのご家族に加え、医療関係者の方々にもご参加頂けるということだったので、なかなか緊張した。

 ミーティングへの入室等が10分ほど遅れてスタート。モデレーターの桜井さんからご紹介を頂いた後は、サバイバーとしての自己紹介、ヨガとの出会い等をお披露目した後、身体を解す時間へ。足首を廻し、足指を意識して広げた後は、ゆっくりと立ち上がってヤシの木のポーズで思いっきり身体を伸ばし、体幹を意識。大きく広げ、ゆっくり休むを繰り返して身体を温める。肩甲骨を意識しながら両手を上げて深呼吸した後は、肩こり改善に効果的な動きを行い、最後は股関節をパタンパタンと倒しながら緩める。

 続いて帰命敬禮の動きを簡単に説明し、マントラを唱えながらさらっと3回。ゆっくり立ち上がってお薦めの朝ヨガ、3つの動きをご紹介し、再び楽な姿勢の座位に戻って腹式呼吸から完全呼吸法をガイド。そのまま、瞑想からシャアヴァーサナへ入った。短い時間ではあったけれど、リラックスして頂けた感触を得た。

 ガーヤトリー・マントラを歌い、リンの音で皆さんに覚醒して頂いた後は、ハレルヤ・キールタンを。無事持ち時間が終了した。
 桜井さんからお礼のお言葉を頂き、参加者の皆様からも暖かい拍手を頂戴した。

 とにもかくにもこんな体調で無事にお勤めを果たせたことに胸をなでおろす。裏方を務めてくれた夫のサポートにも感謝だ。心配したとおりいつもより声が長く伸びなかったし、横になりたくなるようなだるさと不安はあったが、とにかく今出来る精一杯の時間をお届けすることが出来てひとまずほっとした。

 明日は全くのノープラン。身体を休め、翌週からに備えたい。
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2020.7.17 エンハーツ投与翌々日のこと

2020-07-17 21:38:14 | 日記

 昨夜は少し早めに帰宅したけれど、夫が帰宅するまで何の支度も出来ず。ソファに横になったままで、夕食を夫に用意させてしまった。一旦横になると動けない。動く度に胃腸が逆流する感じ。ステロイドのほてりはそれほどでもないが、気持ち悪さで食欲が殆どない。それでも空腹感はあり、なんだか大昔に経験したつわりの時のようだ。お助けマンの冷凍麺を半分ほど頂き、サラダの野菜と果物をちょっぴりつまんだ。

 痛みはロキソニンとコデインのダブル効果で収まっていたが、ベッドに入ると、右を向いても左を向いてもどちらを向いても気持ちが悪い。もぞもぞ動き回っているうちに何とか休めたが、朝、目が覚めると、やはり気持ちが悪い・・・。

 昨日は1日全くお通じがなかった。こんな事態はどれくらいぶりだろう。けれど、それもあってお腹がぐるんぐるん、且つモタモタした感じ。今朝は青汁もパス。小さなパンと果物をちょっぴり摂れた。ヨーグルト等も食卓に乗せたけれど、そのまま冷蔵庫にリターン。

 このところ、お手洗いといえば腹痛とともに待ったなしで駆け込む感じだったのだが、久しぶりにうさぎさんのような硬いお通じで、ちょっと長くお手洗いに座った。まあ、食べている量も減っているし、水分も不足しているからやむなしだろう。それでも少し開通しただけでせりあがってくる感じは大分楽になった。

 点滴前に125mgのイメンドを飲んだ一昨日は、点滴中に本当に眠りこけてしまうほどになったので心配したが、昨日と今日の朝、2日間で飲み終わる80mgのイメンドだと、午前中も眠くなることもなく助かっている。

 予定通り出勤。マスクは苦しいし、気持ちは悪いし、お天気は雨だし、ついつい気持ちが萎える。周りの冗談や笑い声にもイラっとしてしまうのだから、本当に情けない。
 朝、例年行っている自己申告の上司との面接があった。コロナの影響で実施が1か月半ほど遅れている。30分弱の時間を頂けて、今の体調も含めてタイミングよく話をする機会が持てて有難かった。

 都内の感染者数が日々拡大している状況が続いている。あれほど鳴り物入り(?!)で旗を振ったGoToキャンペーンも、東京発着は除外となった。さもありなんであるが、全くもって迷走状態ではないか。
 私自身、通勤のために満員電車に乗るリスクはないものの、他の方たちはほぼ皆が電車通勤だ。事務室は若い人たちも含めてかなり密な状況。好中球が下がっていくタイミングでもあり、来週から様子を見ながら週1日ないし2回の在宅勤務を復活させて頂くことになった。

 仕事上関係する教職員にも、現状と対応についてメールで連絡を済ませた。平日にマスクをせずに家で静かに仕事が出来る日が挟まるのは、体力的にも精神的にもとても有難い。

 ひとまず急ぎの仕事は全て片付け、昼当番をした後に午後は休暇を頂いた。どなたかがお弁当に注文したカレーの匂いが鼻に突き、本当に苦しかった。帰宅しても殆ど空腹感はない。すぐに横になりたくなってしまう。
 少し眠ろうと思ってソファに横になったが、タイミングが悪いことに、窓の外では大規模な芝刈り作業が始まっていた。発狂しそうなほどの騒音。なんとついていないことよ、と思っているうちに雨が酷くなったのか音が止み、気づけば2時間以上眠りこけていた。

 また今夜も夫におさんどんをさせてしまった。何が食べたいかと訊かれても、何も思い浮かばない。夫が食べたいものを作ってもらって、それをちょっとつついて終了。息子が家にいた頃は、治療の後でも味覚異常でも、なんとかかんとか夕飯の支度もしていたし、お弁当も作っていたのに・・・。今は昔、のことである。

 ということで、何とか週末を迎えられた。
 明日夜のイベントまでにもう少し復活して、恙なく終えることが出来ますように。
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2020.7.16 エンハーツ投与翌日のこと

2020-07-16 21:54:06 | 日記

 昨夜はお夕寝した関係でブログの書き始めも遅かったのと、いつもに増して長文になってしまったことと、下書き中にお風呂に入ったこともあり、アップ出来たのは日付を優に渡り、とんでもなく遅い就寝になった。これもステロイドハイのなせる業である。

 睡眠時間は4時間半ほど。うーん、こんなことをしていてはいけない。もともと宵っ張りの夫を巻き込むつもりはさらさらなかったのに、私が一人で起きていると心配なようで、最後まで付き合わせてしまった。申し訳ない。

 その夫、昨日耳鼻咽喉科に行くなんて話は全く寝耳に水だったのだが、声がかすれてなんとなく痛いのが続いていた様子。長年喫煙者(ヘビースモーカーともいう。とにかく10年前に止めてもらって本当に良かった。)だったこともあり、喉のがんではないかと心配になったようだ。何年か前にもこんなことがあったが、私がこんな状況で、もし自分に何かあったらサポート出来ない、と心配を綺麗に払拭しておきたかったようだ。
 結果、「少し赤く腫れているけれど、あとはとても綺麗ですよ」と言われたらしい。

 良かった、良かった。まあそうした要らぬ心配をかけて申し訳ない、ということなのであるが。夫の家系にがんは見当たらないし、皆テロメアが長いのか、90歳を超える人たちが当たり前のようにぞろぞろいるので、夫がちゃんと看取ってくれる、とお気楽な私は高を括っている。

 短時間とはいえよく眠れたけれど、目が覚めたらやはり気持ちが悪い。お腹がもたもたする。吐いてしまいたいほどではないが、ムカムカして生唾が出る。味もイマイチ微妙な感じがわからない。よって食欲はない。昨夜は果物と寝る前の薬を飲むためにヨーグルトを飲んだだけだったので、空腹であることには変わりない。胃が痛むほどである。
 それでも食べたくないのが、投与による吐き気・悪心であることに間違いはない。

 そして、コデインに加え、吐き気止めの3薬投与のおかげで、すっかり便秘という副作用が強化されたのだろう、朝からお通じがない。こんなことはどのくらいぶりだろう。ずーっと下痢でお腹が緩くて、朝目覚めると朝食を摂る前にもお手洗いに行っていたではないか。ハラヴェン投与の時も、朝のお通じがなかったことはなかった。

 今朝は小さなクロワッサンと青汁を頑張って飲んで、バナナスムージーは飲み切れず。ゴールデンキウイとピンクグレープフルーツと、北海道に住む叔母が送ってくれた夕張メロンをちょっぴり紅茶で流し込んでおしまい。食前の薬はいつもの漢方2種、食後はイメンドカプセル80mg、ビタノイリン、タケプロン、ロキソニン、ミヤBM錠に加えて、苦い粉薬コデインである。もうそれだけでお腹一杯。
 昨日から食事の量が減っていることもあるので、まぁそうすぐに大事になるということはないだろうが、下痢も辛いが、便秘も辛いものだ。

 とにかく人がご機嫌に幸せであるということは、ちゃんと食べられてちゃんと排出することが出来ることだと毎回のように思う。これを当たり前と思っていられる人生がずっと続いている人はどのくらい存在するのだろう。ちょっと妬ましい。

 出勤して溜まったメール等の処理を大急ぎでこなし、午後からのweb会議の資料等を読み込んでいるうちに、あっという間に昼。なんとなくだるく、熱っぽい。朝は35度台だったのだが。
 ランチに外出する時間はなさそうなので、一番ご飯の少ないお弁当を注文した。いつもはペロリと完食なのだが、今日はご飯もおかずもお味噌汁も半分がやっとだった。それでもロキソニンとコデインを食後に飲んでいるので、突き刺すような酷い痛みはないのが有難い。

 会議の梯子は数時間にわたり、ぐったり。腰が痛い。それでも密ではない別室に入って参加出来たので、普段自席では足を上げられないのに、お行儀悪く向かいの椅子に足を投げ出せたのでちょっと楽だった。さすがに横になるわけにはいかないけれど。
 会議が終わり、来客も済んだので、1時間弱早退をさせて頂くことにした。
 もはやステロイド効果は薄れてきているということだろう。

 この後、好中球減少やら貧血等が加わるとかなりしんどいだろうな、と思うが、杞憂であることを祈りたい。
 明日1日乗り切れば、土曜日にあるイベントは午後以降なので、少しゆっくりできるだろう。

 今日は母の87歳の誕生日。父が亡くなって4年。2017年に眼科で黄斑前膜、昨年泌尿器科で腎がん。入院して手術を受けながら、曲がりなりにも一人暮らしを4年続けてこられたことは素直にほめてあげたいな、と思う。よく頑張りました(上から目線か。)。ということで今朝、お祝いの電話をした。今日はデイサービスの日。施設でお祝いをしてもらえたのなら良いのだけれど。

 父があっけなく亡くなった時、すっかりしょげてしまい、間もなく私の番です・・・なんて様子だった。励ますために、せめて父が生きた年まで5年は頑張らないとね、と言い続けてきた。父が亡くなった年から、都心のホテルの誕生日泊プランを母にプレゼントして喜んでもらってきた。今年も案内が来たけれど、コロナウィルスの感染拡大が止まらない都心のホテルに治療中の私と高齢者の母でお泊りなんて、ちょっと危険すぎるので、予約するのも見合わせている。

 夫に言わせると、いや~おばあちゃんは90歳もクリアしそうだよ、だそうだ。一人娘の私が頑張っていられるは、息子が独立したら・・・がクリア出来たのに加えて、逆縁だけは避けたい、という思いが原動力になっているのだろう。88歳で他界した父はなんとか見送ることが出来た。難しいかもしれないけれど、出来れば母も見送りたい。

 だからエンハーツ、長く効いてほしい。それには間質性肺炎になどならないぞ、という気概で行きたいものだ。気概だけではいかんともしがたいことは多々あるのだけれど、気持ちだけはしょげない、ということで。
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