徒然なるままに…建築家のボヤキ。。。

I・N設計スタジオ ブログ

テイクオフ、2プロジェクト

2014-04-08 08:56:03 | 建築つれづれ…
 4月新年度、初めての更新となりました。この時期世の中は、新入生、新入社員、異動と忙しないくなってます。がしかし、起業して6年、自分ひとりでやってる私には全く関係ありません。

 でも春となると気分もウキウキするもの。消費税増税に踊らされた3月もひと段落し、自身の仕事もひと時のブレイクの模様。というのも、去年から続いていたプロジェクト2つが一段落を迎えたのである。

 ひとつは隣町で計画していた二世帯住宅が設計が終わり、今月末から工事に取り掛かる。もう一つは、設計中だった住宅が設計を終え施工業者に見積依頼を掛けた。ちょっとした小休止である。

 二世帯住宅は昨年の春に行ったイベントで知り合ったクライアント。若夫婦が地元にいないこともあり、約一年かけた設計作業。一年かけても長いとは感じなかった。それは打合せがスムーズに進んだからに他ならない。打合せ前に事前に資料をメールでやり取りした為、打合せ自体は順調そのものだった。

 そしてもう一つはお盆から作業にとりかかったプロジェクト。中学時代の親友の実家ということもあり、最初の打合せ後は帰省していた親友を交えて酒を酌み交わした。そんなキックオフがあったプロジェクトも設計図面が仕上がり、施工者選定の為に見積依頼を掛けた。

 消費税増税が重くのしかかるかと思いきや、住宅ローン減税の拡充で目を見張るような負担は感じられない。それよりも、アベノミクス効果による材料費のUPと職人の手間賃UPの方が断然に響いてる。鉄筋工、型枠工は人手が見つからない。それが故の賃金UP。大工は人手不足は以前より解消したものの、大工賃金は昨年の1.5~2倍程度になっている。個人資金で建てる住宅においては、不況下の方が懐事情には優しかったのだろうか…、と思ってしまうほど。

 しかしながら、この2つのプロジェクトはスケジュール通りに進み、二世帯住宅は桜が満開の時分に地鎮祭を執り行う。親友の実家もその頃に見積書が上がってくる。2プロジェクト自体も桜満開といきたい、新年度の始まりです。
コメント
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