海の安全祈願・海上パレード 太田神社例大祭フォト
行雲流水 太田神社例大祭・海上パレード
北海道せたな町太田地区 太田漁港
6月27日 太田神社例大祭奉納・海上パレードが行われました
恒例行事のようでしたが 2015年・2016年は休止でした
今年は簡易な形式で行われました
前回に続き 船主さんにお願いし乗船させていただきました
大漁旗で着飾ると 威勢の良い光景になります
しかし近年はイカが不漁らしく 漁師さんにとっては悩みのタネのよう
自然が相手の一次産業は先が読めず 不安は常につきまといます
安全大漁祈願に期待することも いいですね
今回は神主さんを招いての神事は省略でした
近隣の恵山・椴法華などのイカ漁仲間15隻が海上パレードに華を添えました
写真は2014年の時のものです
海上パレードを見送る船首の家族です
船首の後継者の長男も見送りました
今回 後継者の長男も乗り込み 行事の様子を目に焼き付けたよう
身勝手な想像ですが 私にはたのもしい後継者に映りました
当日の写真記録は 下記をご覧下さい
過去記事
太田神社例大祭・海上渡御2014・6・27
北海道せたな町 太田漁港
毎年 6月27日に海の安全祈願が行われます
大漁旗で着飾った漁船は
午後1時から3時まで海上を渡御します
太田地区 少子高齢化の波はすでに到達
昨年見学に来た時 住民は約60人と伺った
今年は40人台半ば 中学生1人 小学生ゼロ
減少の仕方に
見ず知らずの船主さんが
神主さんが御祓いする船に乗せてくれた
ということで 今年は船から眺めた光景を紹介します
飲み放題乗船に恐縮の一語
写真左上 見えてるコブ二つ目の
山頂直下に太田神社本殿があります
壁の真下は 幹線道路
昨年は17隻の漁船によるバレードでした
今年は11隻と少ない
魚の水揚げが減少し 後継者問題は苦悩
漁業者の高齢化も難題のよう
高齢船主の入院などでパレード参加漁船が少ないらしい
今年の参加漁船操舵の最高齢は 80歳を超えた方だそう
海から眺めると 地形の険しさが伝わってきます
昇り旗の見えてる場所が 本殿のある洞窟です
太田神社 拝殿
石原裕次郎さんもビックリの 風速ゼロメートル
海はおだやか 快適の一語です
海から眺めると 高台派と海辺派が分かります
津波を想定すると 高台
出漁の利便性を考えると 海辺
太田地区の目の前には
大津波の震災を受けた奥尻島があります
釣り人の背景にうっすらと見えるのが 奥尻島
海上渡御は 太田地区から久遠地区
ここ数年見学させていただいてますが
規模が年々小さくなっている感じを受けます
こういう伝統行事 がんばってほしいなあ
明日は太田神社「御山掛け」を紹介します
鉄の輪を上れば本殿
垂直な壁を上るには 度胸がいる
本殿に向かって停船し 神事
本殿 上り口
鳥居から右上の洞窟までが修験の道
急峻な道が休みなく続いています
御祓いする船は 神様が決めるそう
でも 太田漁港の船は少ないようなので・・・
当たる確率は高そう
神事を終えたことを各船に船主さんが伝えます
この船は今年購入したそう
後継者がいるから取得を決断したのでしょう
新造船だと億円を軽く超えるという
中古船でも〇千万だというから
ガンバレ ガンバレ 後継者
御神酒をドッドッドッ・・・
海を鎮めて大漁祈願
清めの塩やお供え餅も海へ
今年も海上渡御は 無事終えた
10年後20年後も伝統行事は続いているだろうか