我が家のガスコンロ(レンジ)は30年前新築時に設置したもので、3年前ぐらいから3つあるコンロの2つが点火が悪く私が2度ほど取り外して掃除をしたがやはり本調子ではない。それでも、白色ホーロー仕上げでカウンターにマッチして家内は気に入り使い続けていたが、私がたまに調理して(卵焼きぐらい)フライパンを焦げ付かせ洗った後、乾燥するのに軽く加熱しようとコンロを点火したまま忘れてしまいフライパンから煙を出したことが2度(もっと?)あった。いわゆる空焚きだ。
歳をとるとうっかりミスが出る。火事にでもなったら取返しがつかないので最新式の自動消火がついているレンジにとり変えることにした。近くのコーナンホームセンターのリフォームコーナーでパロマ製(LPG仕様)を取り付け工事付き約9万円で発注。
新しいレンジの点(消)火と火力調整方法は息子宅の器具と同じなのですぐ分かった。
家内と一緒に安全装置の項目を確認する。
自動消火の初期設定は120分になっている。120分も連続で調理することはないので、30分に設定変更。30分経ったら調理中でも勝手に火が消えるかもしれないが、再点火して調理を続ける方がより安全だ。
多分どこの最新レンジも同じだと思うが、コンロ(3個)とグリルごとに調理時間設定できるようになっているのには驚いた。例えば左のコンロで煮物20分、奥の小さなコンロでスープ10分、右コンロで何かを10分、下のグリルで焼き魚30分と設定すれば時間が経つとそれぞれが勝手に消火。
しかし、多分この便利な機能は使うことはないだろう。家内が使いこなせるとは思えないし、コンロを点火したまま他のことに没頭するのは根本的に危険だ。
消し忘れは絶対避けないとならないが、今後万が一あっても鍋やフライパンを溶かすことはないだろう。
車の運転でも同じで、高齢者(若者も)は自動ブレーキ装備車に限定してもよいと思う。
旧通産省工業技術院の元院長の飯塚幸三(87)はアクセルとブレーキを踏み間違た(事実は全ての記録が証明)のに、事故の原因をあくまでも車の欠陥だと主張した。この元上級官僚は人間として欠陥である。