すごい!驚きの減少ぶりです。
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今年1年間の交通事故による全国の死者数が、68年ぶりに過去最少を更新する見通しになっている。警察庁によると、27日現在の死者数は3637人。1日当たり10人前後が亡くなっており、このペースで推移すると、統計を取り始めて最も少なかった1949年の3790人を下回る。
統計が残る48年以降でみると、交通事故の死者は70年に1万6765人と過去最悪を記録。だが、96年に1万人を下回ってからは減少傾向が続き、昨年は67年ぶりに4千人を下回った。
今年11月までの死者3312人のうち、65歳以上の高齢者は1799人(前年同期比84人減)。全体の54・3%を占めており、依然として高い水準にある。政府は2020年までに年間の死者を2500人以下とする数値目標を掲げている。警察庁は高齢者の事故防止対策を強化するなどして目標達成を目指す。
今年の交通事故による全国の死者数が、1949年の3790人を下回る過去最少ペースであることが警察庁への取材でわかった。
今月25日現在の死者数は3609人で、昨年同期より190人減少した。車の安全性能の向上や高齢ドライバー対策などが功を奏したとみられる。
統計が残る1948年以降、最も死者数が少なかったのは戦後間もない49年の3790人。当時の全国の自動車保有台数は、現在の約0・4%程度の約30万台だった。今年は6日間を残して、49年より181人少ない。1日平均死者数は約10人で、26日以降も同ペースなら3700人を下回る計算になる。
高止まりしていた75歳以上の高齢ドライバーの死亡事故が減少し、11月末時点で昨年同期比9%減の376件。3月に施行された改正道路交通法による認知症対策の強化や、運転免許証の自主返納が広まったことが背景にある。
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国民の自動車保有台数がはるかに少ないのに、1948年よりも交通事故死者数が少なくなったというのですから、大したものです。
貧乏英語塾長は、1961年生まれ。つまり、「交通戦争」といわれる交通事故死多発化の時代に幼少期を過ごしたわけで、本当に身近なところで事故が起き、「狭い日本、そんなに急いでどこへ行く」という標語が流行り、小学校では事故に遭わないための交通教室が頻繁に開かれていたのを覚えています。
それが、最高時の1万6765人から5分の1の数に事故死者数が減ったというのですから、隔世の感があります。
このまま順調に減り続けてくれることを望みます。
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