越の国とは現代の北陸三県と新潟県のことを言う
越前福井、越中富山、越後新潟、それに石川県の古国名、加賀と能登を指す
何故福井と富山に挟まれた石川県に「越」がつかないのかわからない
それで調べてみたら、平安時代初期に越前、越中、越後が国名として制定され
越前国は今の福井、石川で、越中国は今の富山県と新潟県の南東部である魚沼郡及び上越地方、そして越後国は今の新潟県長岡市以北から山形県、秋田県だったそうです、「なるほど」
その後、武士による群雄割拠で国の範囲が狭く分割されて、それぞれに能登、加賀などに分割された模様です。
ここでいう越の国は私のテリトリーである富山県と新潟県の南部(長岡市、魚沼郡以南)に限定しています
ここから東京へ車で行く場合、四本の主要道路があります(高速道は今回は入れません)
一本は富山市からの国道41号、二本目は新潟県糸魚川市からの国道148号、三本目は上越市からの国道8号、四本目は長岡市からの国道17号です
国道41号は富山市の日本海沿岸の岩瀬浜へ流れ出る神通川に沿って、岐阜県に上っていく国道です、神通川の雄大な渓谷美を楽しめます
北陸高速道富山インターから41号は直結していて、南に進むとすぐに富山きときと空港の入り口です
中国の主要都市と結ぶ重要な空港ですが、このようにとてもアクセスが便利です、距離にして3kmくらいでしょうか。
国道41号は飛騨街道と呼ばれ、あるいは、ぶり街道でもあります
富山インターから10km大沢野を過ぎたあたりから平野部が終わり、一気に狭い渓谷になります、これが神通峡の始まりです
緑の水をたたえるダムや展望ポイントが幾つも続く風光明媚なルートが10kmほど続きます
そして国道360号との分岐が現れ、もう岐阜県との県境です、41号は左の高山への道をとります
ここから渓谷が狭まり銅山で有名な神岡町に入ります、18kmほど分岐があり国道41号は右方向40kmほどで高山市に入るが、そっちへは行かず左の471号に進む、長野県に入るには高原川沿いのどこちらが近道です
神岡町には神岡城址、宙ドーム神岡があります、ここからも川沿いに道路は平湯温泉に向かう国道ですが狭い
笠ヶ岳の麓に沿っていくと言った方が良いでしょうか、25kmくらいから温泉地帯に入ります、北陸などの高層の観光旅館は少ないですが、日本旅館風の温泉宿が風情を醸し出します
奥飛騨温泉郷から新平湯温泉、平湯温泉まで5kmくらいの温泉地区です
途中、新穂高温泉への分岐もあり、温泉から先には新穂高ロープウェイがあり
西穂高岳の尾根の下まで上がれます、その先の尾根の向こうが上高地です。
国道を平湯温泉に向かって進むと、途中にクマ牧場があります
またこの辺りの宿では飛騨牛が提供されるでしょう?
平湯温泉から多くなカーブが続く上り道を進んでいくと、安房トンネルの入り口に出ます、ここは標高1370mです、ここからは右は高山へ、左は松本への国道158号(野麦街道)
トンネルの長さは4370mだそうです、これができる前は1790mの安房峠の難所を通っていたのです、いまは僅か数分で通過できます(有料)
信州側の出口はすぐに上高地への入り口、釜トンネル入り口につながります
上高地へは今は一般車両は入れませんから、沢渡あたりで停めて専用バスかタクシーで行きます
158号は、上高地入り口トンネルを左に見ながら右の方へ下りて行きます
あとは新島々付近まで雄大で険しくて爽快な国道をくねくねと上り下りしながら下りて行きます
途中、トンネルとトンネルの間から、乗鞍高原(鈴蘭)への分岐もあります
途中には番所大滝など見どころもあります、ここの一ノ瀬園地も良いところです。
昔はスカイラインで乗鞍高原までマイカーで行ったこともありますが、今は自然保護のため一般車交通止めになっています
158号を少し下ると、奈川ダムに出ます、ここからはダム湖が幾つも出てきてきれいです、そこをどんどん下ると道の駅「風穴の里」
そのあたりから平地が始まり20kmほどで松本インターに直結します。
松本から中央道、甲州街道で山梨県経由で首都圏に入って行きます。
まあ富山市から長野県を目指すなら、このコースはかなり遠回りです
高速で新潟県に入ってから長野県に向かったほうがはるかに近いです
但し、ドライブ好き、アドベンチャー好きなら、このコースは面白いです。
ジャンとディーン Jan & Dean/パサディナのおばあちゃん The Little Old Lady (From Pasadena) (1964年)
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