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居眠りに読書、目に余る議員~福岡市議会の実態

2016-10-03 17:27:00 | 福岡市政

政務活動費の不正請求問題が続く富山市議会の酷さは半端じゃないが、こちら福岡市議会も負けてはいない。報道こそされていないが、その実態は酷いもの。先月9日に開会(20日閉会)した9月定例会の本会議、それを傍聴した福岡市の市民団体「市民に開かれた議会を実現する会」の事務局長からメールが入り、その時の様子が次のように記されていた。

 「議員の居眠りが目に余る。居眠り議員は決まっている。議長経験者など自民党のベテラン議員は議員席の最後尾に座っているが、森英鷹議員や南原茂議員は居眠りの常習犯で、他の議員の質問中、ほとんど眠っている。うつらうつらではなく頭を垂れて熟睡状態だ。南原議員が眠ってないと思ったら、単行本を出して読書に励んでいる」、「さらに悪質なのは起きてはいるが、まったく議事に参加する気が無く、別の仕事をしている。それが自民党会長の光安力議員(南区)だ。手帳類をいつもチェックしてスケジュール調整をしている…」等々。

開いた口が塞がらないが、問題はこれが常態化しているところにある。本来ならば議長(自民党)が、これらの議員を注意すべきところだが、それをしない。何故なら、先導してやっているのが自民党会長だからできない。しかもこの光安会長、今年6月、西日本新聞の議会改革に関する取材に対し、「もう議会改革の懸案はない」とか「インターネット中継は売名行為だ」とトンデモ発言を連発。議会改革に取り組む姿勢など微塵も無いことが明らかになった。このような議員が高額な議員報酬を得ているとは…まさに税金泥棒以外の何者でもない。

「市民に開かれた議会を実現する会」事務局長は、このような福岡市議会の現状を一人でも多くの市民に知ってほしいとの思いで、西日本新聞「こだま欄」に今回の様子を投稿。先週末、その内容が掲載された。しかし、そこに「自民党」という文字はなかった。きちんと事実を伝えるのがメディアの役目だと思うのだが。

 

 

  

   《2016年9月29日 西日本新聞「こだま欄」に掲載された投稿文》 

                     ※自民党の文字はなく、ベテラン議員とだけ書かれている

                   

 

 《関連資料》

福岡市議会HP。会派別議員名簿

「市民に開かれた議会を実現する会」ブログ

 

《関連記事》

福岡市議会改革、評価と課題は 各会派代表に聞く(西日本新聞 2016.6.15) 

 

 



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