「小川内の杉」移植の状況について。先月4月30日、移植作業の全工程が無事終了した。最後の工程、リフトダウン(地上6メートルに引き上げていた杉を地面に下ろす作業)は、午前10時から約8時間かけて行われたらしい。本日、ようやくその姿を確認することができた。まだ周辺の土の埋め戻しは始まっていなかったが、杉は所定の場所に納まっていて、特に変わった様子は見られなかった。現場では、レールなど仮設材の撤去が行われていたが、思ったほど作業は進んでいなかった。
帰り際、現場の方と話をすることができた。聞くと、すべての仮設材が撤去されるのは7月末で、県道136号線が復旧するのは8月になるだろうと。それまで脊振方面へ行くには、現在使用しているう回路を通ることになる。気になる杉の保護枠(鉄枠)について尋ねてみたところ、しっかり根付くまで鉄枠を外すことはないと説明された。(西日本新聞には今月中旬に外されると書かれていたが)樹木医による診察も毎日行われているようで、気の抜けない状況が続いている。暫くはこちらも足を運ぶ作業が続きそうだ。
無事着地
レールの撤去作業
仮設材(コンクリート)の撤去作業
スプリンクラーを纏う(散水用)
子供も元気
ひと際目立つ
新緑に埋もれて
斜面レールは撤去されていた
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