福岡県と佐賀県の県境、背振山中に枯葉剤の原料となる245T剤が埋設されている問題について、本日(6日)午後2時から、粕屋町の政治団体「かすや未来」は、枯葉剤を研究されている北九州大学の原田和明氏を迎え、志免町でシンポジウムを開催します。
今回、九州南部では記録的な大雨によって、各地で被害が発生していますが、1年前の今日、西日本豪雨では、埋設地の近くで土砂崩れが発生しました。埋設地のそばには、福岡市民の水道用水として使用されている五ヶ山ダムがあり、大雨などによる災害で245T剤がダム湖へ流出する危険性が指摘されています。
当事者である福岡市民の関心は今一ですが、今回、福岡市の隣町である粕屋町の方々が問題意識を持って、シンポジウムを開催されます。これを機会に福岡市民の関心が高まればと思っています。お知らせが当日になってしまいましたが、お時間のある方は、ご参加下さい。
開催場所など、詳しくはこちらをご覧ください。
枯葉剤(245T剤)埋設現場(今年2月撮影)

九州自然歩道坂本峠入口から10分程のところ
五ヶ山ダム流入口/大野橋付近(先月6月1日撮影)

埋設地は(写真中央)沢の上部

少雨の影響でダム湖の水が減っているため流込部分がよく見える(福岡市はこの沢の上流部で水質検査を行っています)