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▼映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』|先駆者に苔は生えない
1960年代の米ニューヨークの街角に彗星のごとく現れた若干19歳の天才ボブ・ディラン。
ギターを片手に次々と名曲を生み出し、時代の寵児としてスターダムを駆け上がっていくディランを
「君の名前で僕を呼んで」「DUNE/デューン 砂の惑星」のティモシー・シャラメが演じる伝記映画。
本年度のオスカーでも作品賞・監督賞・主演男優賞・助演男優賞・助演女優賞など8部門にノミネートされている。
共演にはエドワード・ノートン、エル・ファニング、モニカ・バルバロ、ボイド・ホルブルック、ダン・フォグラー、
ノーバート・レオ・バッツ、スクート・マクネイリーなど。
監督は「フォードvsフェラーリ」のジェームズ・マンゴールド。
ディランのアルバムを1枚も持っていなくても、彼の書いた曲は世界中の誰もが耳にしたことがあるだろう。
本作は、年齢性別国籍を軽々と飛び越えて心を掴む名曲をいくつも生み落としてきたボブ・ディランが
アメリカの音楽シーンに登場した1961年からの数年間を追ったもので、
50年以上に渡る彼のキャリアで言えばほんの序章に過ぎない。
ミュージシャンの伝記ドラマの多くが数十年間の出来事を2時間ほどにまとめた走馬灯方式で作られるが
本作はデビューからの数年に焦点を絞ることで、ディランの登場が当時の音楽シーンに与えた
インパクトの大きさを強く印象付けている。
類い稀な音楽センスを持った天才の登場に興奮を抑えきれないフォークシンガーのピート・シーガー(エドワード・ノートン)や
既に確固たる地位を築いていた女性フォークの旗手ジョーン・バエズ(モニカ・バルバロ)らを巻き込み
フォーク界の新星として祭り上げられる展開は非常にドラマティック。
当時ディランと交際していたスーズ・ロトロをモデルにしたシシルヴィ・ルッソ演じるエル・ファニングと、
音楽上のパートナーであると同時にプライベートでも親密になってゆくモニカ・バルバロとの三角関係にもヤキモキする。
プライベートの充実が仕事に好影響を与え、仕事の不調がプライベートにも陰を落とすのは
天才でも何でもない私にも身に覚えがあり、ほんの少し胸の奥がチクりとする。
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ちなみにジョーン・バエズを演じるモニカ・バルバロは
浅川マキが日本語詞をつけた「朝日楼(朝日のあたる家)」を劇中で披露しており、
クオリティの高さに度肝を抜かれた。その後のパフォーマンスも全て素晴らしく
全編吹き替えなしで挑んだというティモシー・シャラメのディランがどれほど凄いのかと期待をして観たら
エドワード・ノートンもモニカ・バルバロも期待を遥かに超えるパフォーマンスで、
助演男優&女優にWノミネートされたのも納得。
もちろん、ティモシー・シャラメもオファーから5年をかけてディランを研究し尽くしたというだけあって
話し方からギター演奏、ボーカルまで良くぞここまでの憑依ぶりでお見事と言うしかない。
レコードの売り上げが急増し、ライブの動員もうなぎ上りだったディランは
ピート・シーガーが掲げるフォークソング・リバイバル運動へと組み込まれ、
お仕着せのアイコンと自身が追い求める音楽との齟齬に葛藤するようになる。
名声と引き換えにするにはあまりに息苦しい環境の中でディランの創作意欲はさらに燃え滾り、
伝説と語り継がれる1965年のニューポート・フォーク・フェスティバルへと繋がっていく。
「優れた楽曲には電子楽器もドラムも要らない」とするフォークの美学に反旗を翻し
聴衆の望む曲を永遠に繰り返すだけの生活からもはみ出してエレキ・ギターを掻き鳴らす姿は
まさに「ボブ・ディラン第二章」の幕開けと言えるだろう。
怒号と歓声が入り混じる当時の空気も含めて、歴史の変わる瞬間に立ち会えた人が羨ましい。
ジャンルの垣根を取っ払う先駆者に批判は付き物で、壁を突破した先に新たな地平が広がる。
(もちろん、ここと決めたジャンルをとことん追求し高めていくのもまた尊い)
ここからは少し余談を。
はっぴいえんどの登場で日本の音楽シーンに変革の種が撒かれた時にも
絶賛と同じぐらいの反発があったと松本隆や細野晴臣のインタビューで読んだことがある。
ほんの半世紀ほど遡るだけでまだ音楽には『ジャンル』という高く分厚い壁があり、
そこを飛び越えて違うジャンルに挑戦することは、各ジャンルのトップランナーや業界関係者、
何よりもリスナーが受け入れない堅苦しさがあった。
現代でもアイドルや声優などの一部ジャンルには堅苦しさが若干残っているが
サザンオールスターズがジャズピアニストの八木正生との出会いを経てジャズのエッセンスを吸収し
音楽性を高めてきたように、音楽とは本来自由な精神で伸びていくものだと私は思う。
中島みゆきが、メインのアレンジャーに後藤次利を起用して作ったアルバム「miss M.」をリリースした時に
インタビューでこう答えていたことがある。
「博物館をやっているか、反感を買ってでも博物館を出ていくか迷ったけど、出ていくことにした」
反感を買うことも事前に予想した上で、新たな世界に踏み出す行動力はディランに通じているかも知れない。
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配信中■Amazonプライムビデオ:ウォーク・ザ・ライン 君につづく道
映画の舞台である1964年頃には、ディランは大麻やLSDなどの薬物に手を出しており
その影響がコンサートやレコーディングにも現れているが、作中では薬物についてはほとんど言及していない。
それは、本作が「ボブ・ディランが何と闘い、何を得たのか」に力点を置いているからだろう。
同じジェームズ・マンゴールドが監督を務めた2006年の映画「ウォーク・ザ・ライン 君につづく道」は
本作にも登場するジョニー・キャッシュの伝記映画で、私も何度となく当BLOGで取り上げてきた名作。
こちらは劇中でホアキン・フェニックス演じるジョニー・キャッシュが重度の薬物やアルコール依存症に
悩まされていたことも描かれており、ボイド・ホルブルック演じる「名もなき者」版のジョニー・キャッシュも
駐車場で酩酊状態のジョニーが車を衝突させる場面が挿入されている。
直接的には物語に関係していないジョニー・キャッシュが頻繁に登場するのは
ジェームズ・マンゴールドの中で「名もなき者」と「ウォーク・ザ・ライン」の2作は連作という位置付けなのではないだろうか。
パフォーマンスの素晴らしさもさることながら、やはりジェームズマン・ゴールドの撮る伝記映画は
ほぼミュージカル映画と化した類似作品とは一線を画す重厚さがある。
少々不安だった140分という長めの尺も、観終わればあっという間だった。
是非とも音響の良い劇場でご覧いただきたい。
そして、できれば「ウォーク・ザ・ライン」の予習or復習をお勧め。
映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』は2025年2月28日より公開。
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▼お薦めのミュージシャン伝記映画まとめ
お薦めしたい作品をいくつかピックアップしたい。
本数が多過ぎるので今回はミュージカル、ドキュメンタリーは除外した。
紹介順とクオリティには関係がなく、強いて言うなら作曲家、
ソウルシンガー、女性シンガー…といった大まかな括りにしている。
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配信中■Amazonビデオ:ボヘミアン・ラプソディ
【関連記事】映画「ボヘミアン・ラプソディ」”らしさ”を貫いたロックスターより抜粋。
世界最大のロックグループ・クイーンのメンバーであるブライアン・メイとロジャー・テイラーの全面協力により
バンド誕生から絶頂期、そして「ライヴ・エイド」での奇跡の復活劇までクイーンの活動を表と裏の両面から描いた伝記映画。
主演はラミ・マレック。共演にルーシー・ボーイントン、グウィリム・リー、ベン・ハーディ、ジョセフ・マッゼロ。
私が洋楽にかぶれ始めた時期とクイーンの黄金期はけっこう被っていて、
しかも私はどちらかと言えばポップス寄りだったのでロックはそれほど詳しくなかった。
ヴァン・ヘイレンとブルース・スプリングスティーンとクイーンの楽曲がごっちゃになったことも何度もある。
ロックに関しては歌詞の意味はあまり気にせず、和訳された歌詞をさらっと流し見だけして
あとはメロディの好みだけでどのアルバムをカセットに残すか決めていた(当時はレンタルレコードの全盛期)。
そんな私ですら映画を観てほとんどの曲は知っていたし、何よりも驚かされたのが繊細な歌詞世界だった。
拳を振り上げるパフォーマンスからは想像もつかない、思春期の少女のような清廉さ、
失われない少年性こそが彼の魅力だったのだと数十年の時を経てようやく気付かされた。
映画で描かれているのは世界中に愛されたロックスターのサクセスストーリーではなく
秘密を抱え、孤独と闘い、愛と安らぎを求めながら45年の生涯を駆け抜けたひとりの男性の姿であり、
しばしば顔を出す独善的な振る舞いやエキセントリックな言動は男性アーティストの伝記映画ではなく
マリア・カラスやエディット・ピアフの映画を観ているようだった。
21分にも及ぶ圧巻のパフォーマンスが披露されたライヴエイドは
当時私も中継で見たことをおぼろげに覚えている。
正直な話、あの頃の私はクイーンよりもフィル・コリンズやハワード・ジョーンズ、
デヴィッド・ボウイ、ジョージ・マイケルなどの名前に惹かれていた。
あの日のあのステージにこんな想いが込められていたことを、33年も経ってから知ることになろうとは。
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発売中■DVD:ビヨンド the シー 夢見るように歌えば
戦後のアメリカのショービズ界で活躍した
作曲家ボビー・ダーリンの生涯を描くケヴィン・スペイシーの監督・主演による伝記映画。
大ファンだと公言するだけあり、そのなりきり度は相当なもの。
歌唱シーンも素晴らしいし、ドラマとしてもかなり良く出来ている。
ちなみにタイトルの「ビヨンド・ザ・シー」は「ファインディング・ニモ」にも使われた
あの名曲のことを指していて、ボビー・ダーリンの作曲である。
私はDVDを所有しているが、Blu-ray化もされておらずサブスク配信もないのは勿体無い。
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発売中■Blu-ray/DVD:最後のマイ・ウェイ
フランスで絶大な人気を誇ったシンガー、クロード・フランソワの生涯を描いた伝記ドラマ。
フランク・シナトラの歌唱で知られる永遠の定番「マイ・ウェイ」は彼の作曲である。
厳格な父とギャンブル狂の母親という複雑な家庭環境で育ちながら
若干39歳という若さでこの世を去ったクロードは、
天才にはつきものの感情の降り幅の大きさや自信過剰なところを隠そうともしない。
ヒットを出しても認めてくれない父親と、金を無心するしか能のない母親に
嫌気がさしながら、しかし切り捨てることも出来ない彼の心には
「いつか僕を認めて欲しい」という想いがずっとあったのだと思う。
泣くことでしか想いを伝えられない赤ん坊のように、尊大に振る舞うことが彼なりのアピールだったのではないか。
人を惹き付けるスター性と甘えん坊なオトナコドモをきっちり表現してみせたジェレミー・レニエが素晴らしい。
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配信中■Amazonビデオ:Ray/レイ
ソウルのレジェンドであるレイ・チャールズの伝記映画。
「ドリーム・ガールズ」でも名演を見せたジェイミー・フォックスの主演。
監督が本人に直接聞き取りをしただけあり、エピソードはかなり忠実で嘘がない。
レイがここまであけすけに自分の人生を語ったのは
自身の死期を悟っていたのだろうか。2時間半を越える長尺だが観て損なし。
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配信中■Amazonビデオ:ジェームス・ブラウン 最高の魂(ソウル) を持つ男
【紹介記事】映画「ジェームス・ブラウン~最高の魂(ソウル)を持つ男~」より抜粋。
アメリカ南部に生まれ、不遇の幼少時代を送ったJBことジェームス・ブラウンが
ゴスペル音楽と出会い大スターへの階段を駆け上がっていく様子を描く伝記映画。
JBの破天荒な面を余すことなく描くことで、
人間味溢れる大スター、ジェームス・ブラウン像を浮かび上がらせる手法。
ライバルに敵愾心を剥き出しにする攻撃性、仲間への厳しさと優しさ、
ファンと接する時の誠実さ、金勘定のルーズさ、どうしようもないスケべさ。
その全てが一体となってあれほどのパワーを生んでいるのだと分かる。
監督が「ヘルプ」のテイト・テイラーだけあり、
JBの音楽活動が黒人差別との闘いでもあったことに言及している。
見た目は似ても似つかないチャドウィックだが、台詞回しや振る舞いはJBそのものに見える。
JBの見た目ではなく”ソウル”を再現しているからだ。
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発売中■DVD:アイム・ノット・ゼア
詩人であり、ロックスターでもありと多くの顔を持つ
ボブ・ディランという人間の魅力を複数の俳優を使って描き出す異色の伝記ドラマ。
ケイト・ブランシェット、リチャード・ギア、ヒース・レジャー、
クリスチャン・ベールに加えて、当時はまだ駆け出しだった
ベン・ウィショーが大抜擢されているあたりが、さすがはトッド・ヘインズ監督。
女性でありながらケイトのカッコ良さが群を抜いている。
若干アート志向の強い作品なので万人にはお薦めし辛いが
ふと思いつくと見返してしまうフェイバリット作品。
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配信中■Amazonプライムビデオ:ウォーク・ザ・ライン 君につづく道
ボブ・ディランにも多大な影響を与えたと言われている
カントリーの大御所ジョニー・キャッシュの伝記映画。
キャッシュ本人の人生を辿る伝記ドラマとしてはもちろん、
ジューン・カーターとの関係に重きを置いた夫婦のドラマにもなっている。
オスカー受賞は妻役のリース・ウィザースプーンのみだったが
私としては気難し屋で寂しがりのキャッシュを演じたホアキン・フェニックスがとにかく素晴らしかった。
歌唱・演奏シーンも全て吹き替え無しというのにも拍手喝采。
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発売中■Blu-ray/DVD:エディット・ピアフ 愛の讃歌
日本でも幅広い層から愛されている「愛の賛歌」や「バラ色の人生」など
数々の名曲を持つシャンソン歌手、エディット・ピアフの伝記ドラマ。
47年に渡る波瀾万丈の生涯を、歌に捧げ愛に生きたピアフの20歳から晩年までを
一人で演じきったマリオン・コティヤールはオスカーを受賞した。
「死ぬことは孤独でいることよりはマシ」と浜辺でのインタビューで
淋しげに語る晩年のシーンが今も忘れられない。
伝記映画の中でもトップクラスに好きかもしれない。
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発売中■Blu-ray/DVD:永遠のマリア・カラス
誰もが跪くほどの美貌と神に祝福された声を持つと言われ
オペラ界の頂点に君臨していたマリア・カラスの晩年を描いた伝記ドラマ。
激情家で知られるカラスの深い孤独と、再起にかける執念を
私も大好きな名女優ファニー・アルダンが熱演。
歌唱シーンは上で紹介したピアフと同じくカラス本人の歌声を使用しており
「ボヘミアン・ラプソディー」と同じ演出法。
▼Apple「iPhone16e」2月28日発売
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