十方世界共生山一法寺

自己の世界を建設しよう
 日本のことも世界のことも自分自身のこともみな自己の内のこと。

道元禅師の輪廻観

2022年06月23日 | 佛教

前回、生まれ代わり思想としてのいわゆる輪廻転生に2種類あると、書いた。

道元禅師はどう考えていたか。私の思うところを書いてみたい。

道元禅師は正法眼蔵弁道話で、霊魂による輪廻をはっきり否定している。霊魂により生まれ変わるとするのは外道の説であると言われてる。

しかし、正法眼蔵三時業の巻では、業による生まれ変わり、現生、次生、後次生という三世における生があることを解説している。

晩年において、なぜこのような三時業の巻を書かれたのか、訳の分からない話で、道元禅師のような知性をもってしても、経文の記述から脱することができなかったようである。

この三時業については、秋月龍珉老師が口を極めて批判しておられる、以前に老師の著書「間違いだらけの仏教」を引用して紹介したことがあるので、読み直しされることを勧めたい。

「正法眼蔵三時業」
http://www.shomonji.or.jp/soroku/genzou.htm

「間違いだらけの仏教」

https://blog.goo.ne.jp/ippouji/e/4fd9211ab82b33afe30155fe89394aed

https://blog.goo.ne.jp/ippouji/e/9e17c5c87447962833b5a71875ebc5a3

https://blog.goo.ne.jp/ippouji/e/93d1f615e5b8547b566b6264a24b583c

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1 コメント

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Unknown (仏教太郎)
2022-12-03 01:32:09
道元が三時業を説かれたのは、教団のためではないかと。一種のポジショントークですね。
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