呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

訳アリで山暮らしから都会に戻ったオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

呑む気オヤジの「観る・聴く・丸呑み!」~TULIP~青春のラストラン

2008-03-08 | コンサート・LIVE・演劇などの話

♪プレミアム10「TULIP~青春のラストラン」NHK

昨年から今年の2月にかけて行われたTULIPの最後のコンサートツアー「Live Act TULIP 2007~RUN」を密着取材した番組。
TULIPの35年の軌跡とコンサートの模様、メンバー一人ひとりのインタビューが取り上げられている。
昨年ご報告した通り、このツアーの東京国際フォーラムの公演を聴きに行った。
番組でコンサートのリハを観たり、メンバーのインタビューなどを聴くと
会場で直に聴いている以上にいろいろなことを感じる。

リーダーの財津和夫は、TULIPとしての活動に限界を感じていたようだ。
もうこれ以上続けられない、これ以上続けたらファンに申し訳ない?
しかし、最後のツアーをこなしていくうちに、少し考えは変わったという。
若いころには分からなかったことが、今なら理解できる。
今から、これから、一区切りつけた人生の続きが始まるのか…。
もちろんこれからの人生、続きがあるのだろうが、それはTULIPとは別の形で進めていくんだろう。
財津和夫は還暦を迎えたそうだ。財津は自分の60年の人生を振り返って言う。
「僕にとって青春とは?僕の青春はTULIPそのものだなぁ~」
「昭和46年に上京して、歌を歌ってずーっ生きてゆきたいと思った」
「今振り返れば、その夢が叶った。僕の人生は希望が叶って幸せだ」
60歳になって、そんな風に言い切れる人生を過ごす人はほとんどいない。

前にも書いたが、このコンサートツアーのアンコールも含めた最後の曲は「二人で山へ行こう」
なぜこの曲、ある意味TULIPにとっては初期の地味なこの曲にしたのか疑問だった。
財津は、このラストコンサートでTULIPの原点に戻りたかったそうだ。
そうか、この曲はTULIPにとって原点なのか…。
なるほどね、そういう意味があったんだ!
ひとつの疑問が解けた感じがする。
TULIPよ、ありがとう!君たちは、間違いなく僕の青春そのものだったよ!

  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする