呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

訳アリで山暮らしから都会に戻ったオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

四万・白根 親子三代道中記~その1

2009-10-25 | 家族のこと

仙台の両親と僕の弟、長男の5人で草津白根方面に1泊旅行に行ってきた。
去年は両親と僕の3人で上高地・奥穂高方面に行ったが、山好きの父親はいたく感激して、「山はいいなぁ、今度は白根山に行きたいなぁ」と言っていた。
父も84歳。週3回の人工透析を受けており、随分体力も落ちてきた。
遠出するのも今回が最後かと思い、白根への旅行に誘った。
弟も両親の衰えを気にしており、無理して付き合ってくれた。長男のYuは、温泉と酒、それと車の運転に釣られて付いてきた?
奇しくもY家久しぶりの親子水入らず(+α)の旅となった。僕らが子供のとき以来だね。

父の透析の関係で、宿泊旅行は日・月曜にしか行けない。僕も弟も親孝行を理由に月曜日は休暇を取った。
日曜日の朝に関越自動車道の三芳PAで弟と合流、息子に運転させて榛名山を目指した。

天気も良く、榛名湖はわかさぎ釣りや観光のボートがいっぱい。紅葉も始まっておりそれなりにきれいだった。
榛名富士の山頂にロープウエーで登れば、湖などが見渡せて絶景だったろうが、時間がなくパス。
登れば良かったなと、ちょっと後悔する。


この辺の名物「水沢うどん」で昼飯にする。老舗の「清水屋」は、胡麻だれで食べるざるうどんしかない。手打ちで美味しかったが、結構の値段だ。
さすが皇室御用達、たかがうどん、されどうどん・・・。


途中、最近話題の吾妻渓谷に沿って草津方面へ。よくTVで観る巨大な橋脚を見上げて進む。
草津温泉を「見物」してから、今夜の宿の四万温泉「積善館」に到着。


僕は「積善館本館」は3回目だ。このレトロな雰囲気と、「元禄湯」の滾滾と湧き出るお湯、緑に囲まれた「杜の湯」の露天風呂、そして質素な夕食などが気に入っている。
日本の温泉宿の原点がここには残っているような気がする。
実際、元禄時代から続く宿で、本館の玄関部分はその当時(300年前!)のものとか。元禄の湯も昭和5年の建物だ。
最初はランクが上の「山荘」を予約しようと思ったが、両親もレトロなところが良いというので、いつもの本館にした。

さて「杜の湯」の露天風呂にゆっくり浸かって、さぁビールだべ!
弟も息子もよく呑む(もちろん僕も)。みんな親父(父)の血を惹いているんだね。
でもその親父は、最近はあまり呑めなくなった。透析の関係もあり、ビールをコップで2~3杯、持って行った濁り酒も少しだけだ。
若い頃は随分呑んだが、今は一緒に呑んでいてもちょっとさみしい。


夕飯はこんな感じです。
天ぷらが冷めて多少硬くても、鰹のたたきの色が少し変わっていても、それでいいんです。
酒も肴も持ち込み放題。あの素晴らしいお湯に入って、レトロで古色蒼然とした宿に泊まって、朝晩2食付いて、それで1泊一人5,380円なり!
昔の湯治宿のシステムをそのまま残した「本館」は、絶対にお勧めだ。


夕食後は、改めて「元禄の湯」に浸かる。
まさに「源泉掛け流し」贅沢だねぇ~。なんとも気持ちが安らぐ。

そのあと、みんなを誘って温泉街に出掛けた。父はやはり疲れたみたいで、もう寝るとのこと。
ここの温泉街には、これまたレトロな射的やスマートボールの遊技場がある。
おばちゃんを相手に冗談を言いながら、スマートボールをやった。
息子はもちろん初めての経験で、結構面白かったらしい。
みんなの分を集めて、弟のところの姪へのお土産(?)に換えてもらった。
母も最近は足腰が弱って歩くのも大変そうだが、無理して付き合ってくれたのかな。



部屋に戻って、弟と長男とまた大宴会だ。
そこに親父が入っていないのはちょっと寂しいが、母も含め久しぶりに兄弟、親子で大いに呑んで語り合った一晩でありました。

続く・・・
コメント (6)
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