♪Way Back to Tomorrow~未来に戻る道
コンサートの始まる前のホールには
観客の期待と興奮と、アーティストの意気込みとオーラが満ち満ちている。
それはどんなコンサートでも、同じようなものだ。
でも、そこに流れる空気の匂いは
間違いなくバンドやアーティストによって異なる。
コブクロのコンサートが始まる前の武道館には
やさしさと清廉さに溢れていた・・・。
(評論家みたい)
1曲目から「君という名の翼」だ!
もう速攻で武道館が総立ちとなった。
最初から最新ヒット曲でノリノリだが
正直言って「えぇ~、もうスタンディング?父さん最後まで持つかなぁ」だったが
そこはさすが小渕主任、オープニングのノリの良い曲が一段落したら
MCで「最初から飛ばすと皆さんも疲れるから、どうぞ座ってください!」だって。
この辺が偉いぞ、小渕クン!
その後は、静かに聴かせる歌が続いた。
「永久にともに」のあと2~3曲やって(曲順は良く覚えていない)
そして「桜」~MC~「ここにしか咲かない花」「あなたへと続く道」・・・。
この3連続バラードには、もう父さんウルウル。
またノリの良い曲が続き、最後の締めくくりは「轍」だ。
もちろんアンコールもたっぷりやってくれた。
今年のツアーの練習中に作ったと言う、ほやほやの新曲「風見鶏」も披露した。
まだレコーディングの予定もないらしい。
流されず、惑わされず、常に風に真正面から向かってゆく風見鶏・・・。
この曲もよかったよ。
ほぼ2時間半の暖かく幸せででピュアな時間を過ごさせてもらった。
途中のMCで小渕が盛んに言っていたことが
「みなさん、楽しんでくれていますか?」
「こうやってみんなと一緒に歌えることが幸せです!」
「一緒になって僕らの歌を楽しんでください!」・・・。
これはまさにストリートで5年も6年も苦労した二人のスタンスだ。
この「皆さん、心から楽しんでください!」という生真面目なスタンスが
街角で通行人に向かって歌いかけていたころから
武道館を満員にする今でも変わらない、一貫した彼らの心持ちなんだ。
だから場所は武道館でも、その辺のビルの前でギター一本で歌っているような
素朴さやまじめさ、ひたむきさが十分に感じることのできるコンサートだった。
それが他のデュオやバンドとは一味違うコブクロの魅力なんだな。
頑張れよ好青年たち!オジサンもオバサンも応援しているぞ!!
(当日は、画像の小渕主任のちょうど頭の辺りの席だった・・・)
そのため頂いたコメントが消えてしまいました。すみません!またよろしくお願いいたします。