呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

訳アリで山暮らしから都会に戻ったオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

映画「天空の蜂」

2015-10-12 | 映画(DVD)の話


しばらくぶりに映画を観た。しかも9:10からの朝一番の回。だってこの映画は、もう1日1回、しかも朝一番の回しか上映していないんだもの。
まあ、でも長町モールのMovixまで歩いても13~4分、クルマなら5分だし、朝一番の回の映画観るのも「朝飯前」です。(^^)v

♫「天空の蜂」
東野圭吾の同名小説を映画化したもの。
自衛隊の最新鋭にして今までにない超大型ヘリコプター「ビッグB」は、関係者や報道陣への披露直前に遠隔操作で奪わる。「天空の蜂」を名乗る犯人は、ビッグBを福井県敦賀の原子力発電所「新陽」の真上にホバリングさせ、日本国内の全ての原発の運転を停止しかつ破棄しないと、ビッグBを高速増殖炉のど真ん中に墜落させると脅迫してきた…。そんなことになったら、半径250km(東京西部から大阪辺り)の京阪神地区が壊滅的打撃を受ける。さて政府は警察は自衛隊は、そして原発やビッグBの開発に関わる錦重工業の面々は如何に対応するのか…!

犯人たちの主張や犯行に至った経緯、背景などがイマイチ分からなかった。共犯者の彼は最後に一体何を言いたかった?どうしたかった?
ネットのレビューなどでは、相変わらず日本映画の域を超えられないとか、原作にはない家族の葛藤みたいなもの加え却って安っぽくなったとか、あまり評価は高くなかった。確かにこういったクライシスサスペンスは、ハリウッドの方が二枚も三昧も上手で、VFXのテクニックは世界一なのに、お金をかけないからシャビーになってしまう日本映画界の限界なんだろうか。
まぁあんまり細かいことを言わずに観れば、結構手に汗握ったし、ちょっと安っぽいけどヒューマニティも感じたし、福島第一原発に懲りずに全国の原発を再稼動しようとしている日本政府への皮肉と警鐘もいっぱいだし、それなりに面白かった。
最後に主人公の一人息子が、成長して航空自衛隊のヘリのパイロットになり、3.11大震災の津波被災地から負傷者を救助するシーンは、ちょっとウルウルした。
原作を先に読んじゃうと、映像の安っぽさが気になったりするけど、純粋に映画として観れば、なかなか楽しめる作品でした。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 我が家のダイニング2号室 | トップ | 向山高校吹奏楽部オータムコ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

映画(DVD)の話」カテゴリの最新記事