何の話しでしょう。
日本の農業のことです。
小生の能力では、予測できるというか、見通せるのはせいぜい5年か10年くらいなので。
取引などがある米作り農家に聞いています。
あなたの(集落)ではこの先「米作り」やめる人多いですか?
例外なく帰ってくる言葉は・・・
「今やっている人(高齢者)がいなくなればやる人いない」
次に、
その田んぼを引き継げる人はいますか?
これは地域によって多少変わります。
自分、ウチしかいない。
なんとか引き受け手がいる。
小生のお付き合いしている米農家は東北全般と新潟です。
いわゆる米単作地帯のようなところです。
10aだけ除き、20a目から15000円補償しても辞める時はやめる。
採算が合わないからやめるのではなく、作り手がいなくなるからやめるのです。
弊社でお付き合いさせていただいている大規模(日本での大規模という意味)農家は大チャンスなのです。
売上というものは「単価×数量」です。
農地の場合、通常はそう簡単に面積を増やすことはできません。
しかし、今からは増やせるチャンスなのです。
あとは、やり方次第ということになります。
先日、NHKスペシャルでアメリカのある米農家のことをやっていました。
自分の農場の固定費。
水代、種、肥料農薬、農業機械の減価償却費、支払い人件費など自分の労賃を入れない経費分を固定費として見ます。(キャッシュベースならローン返済金などをみる)
この金額分を収穫時期にシカゴの穀物相場を見ながら現金化する。
これが生産量の約半分とその農業経営者は言っていました。
キッチリ原価計算が出来ているわけです。
残りの米を自分のリスクで販売していく。
その金額が自分と家族の収入というわけです。
資金繰りの問題もありますので、秋に現金化するものと、じっくりと楽しみながら売る農産物があって良い。
規模拡大はリスクが大きくなります。
家族で出来る最大値はどの程度?
投資する機械代はいくら?
もっともローコストの米作りで原価はいくらで仕上がるか?
高値で売りたい米作りはどの田んぼでどういう作りをするか?
師匠はだれにするか?
(自分で勝手に決めればよい)
政策に乗るのではなく、自分の経営を試算しましょう。
PS
新潟のKさん、こんな感じで試算してみたらどうですか。
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