市川稔の米(マイ)情報

米新品種「サキホコレ」サンプル

日本のお米

全体消費量は人口減少、高齢化、糖質制限ブームなどもあり年間10万トン以上減っている

水田は維持しながら生産調整を行っている

米を作り減反?

米だが、用途を主食用以外

それを「多用途米」といいます

加工米飯(具材が一定量以上の条件あり。たとえば冷凍チャーハンなど。)、輸出用の米、
米粉用、牛の餌にするホールクロップサイレージ用稲など

主食用の米はとうとう700万トンくらいまで減り

令和4年生産はとうとう675万トンまで減らすそうだ

在庫はパンパン、コロナで業務用が減り、さらに米余り

政府在庫も限度いっぱい、JAなども在庫持ち、米卸、米会社も前年産在庫持っているところ多い

本来、生産するということは、需要に応じて作るのが原則

業務用需要の価格帯

消費者向け需要の価格帯

価格帯別の需要量はどれくらいか?

そういう「マーケットイン」の発想でなければいけないのだが

お米の場合は減ったとはいえ生産者の数が多すぎる


農家等分類関係

生産した米を販売しそれで生計立てていると一般的には思われているでしょうが、

お米の場合、第2種兼業農家がかなりあります

農業所得以外の所得が多い


消費生活者向けのアンケート毎月行っていて

家族・知人などから無償でもらっているという答えが15~17%くらいあります

米消費動向調査


こういう農産物ってあるのでしょうか?

そういう特殊要因がある中での生産、販売、消費、そして価格問題です


そんな中、〇〇県産〇〇という品種でブランド化する動きがかなり前からあります

作付品種ランキング


お米の品種別作付上位10品種(令和2年産 水稲うるち米)
栽培されている面積の割合
(パーセント) おもな産地
1 コシヒカリ 33.7 新潟県、茨城県、栃木県
2 ひとめぼれ 9.1 宮城県、岩手県、福島県
3 ヒノヒカリ 8.3 熊本県、大分県、鹿児島県
4 あきたこまち 6.8 秋田県、茨城県、岩手県
5 ななつぼし 3.4 北海道
6 はえぬき 2.8 山形県
7 まっしぐら 2.5 青森県
8 キヌヒカリ 1.9 滋賀県、兵庫県、京都府
9 きぬむすめ 1.6 島根県、岡山県、鳥取県
10 ゆめぴりか 1.6 北海道



そんな中、〇〇県産〇〇という品種でブランド化する動きがかなり前からあります

近年では、

新潟県 新之助 (平成29年秋デビュー) ...
福井県 いちほまれ (平成30年秋デビュー) ...
山形県 雪若丸 (平成30年秋デビュー) ...
岩手県 金色の風 ...
岩手県 銀河のしずく ...
宮城県 だて正夢 ...
富山県 富富富 ...
石川県 ひゃくまん穀


ほとんど、うまく行っていません

各県は高価格帯の市場に入ろうとしているからです

そこは小さな市場

店舗の売り場では棚をもらうことはかなり難しいでしょう

ECであれば売り場の制約はありません


秋田県が令和4年本格デビュー目指し準備しています

「サキホコレ」


弊社にも「秋田県農林水産部長」名でサンプル届きました

お米マイスター持っているところに送付のようです

アンケート用紙も入っています


さっそく試食しました


かなり「おいしい」ことは間違いない


秋田県は生産量も多い、あきたこまち単品で長いことやってきました

高価格帯の市場参入やりたいのだろう

が、

マーケットのことよくわかっていないと思う

「おいしい」のはあたりまえ
おいしいだけでは売れません

作る側、売る側の情報満載だが


販売戦略が重要なのだ


「官」主導ではかなり厳しいと思う・・・


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