始まりは、いつも利用している上野店にあったこの店舗限定メニューの看板でした
株式会社ジャパン・トラベル・サーヴィスが運営をするJR構内にある立ち食い蕎麦「爽亭」の各店舗で、店舗限定メニューを提供していることを知りまして、折を見て食べに行ってみましたので、ちょっとご紹介。
爽亭の店舗限定メニュー (2023年2月10日記事)
以前、JR構内に残る駅そばの記事を書いた際にも、最近の状況を知る意味でいくつかの店舗を食べ歩いて廻ったのですが、今は身体も相応にガタがきておりまして、胃袋のキャパシティが小さくなってしまっているようで、連続で二杯を食べるのが精一杯という体たらく。はしごで何件も食べている方を見ると羨ましく思うようになりました。ちょっと前に、名古屋に折角来たからと駅構内のきしめん店舗を全店食べ比べと称して食べ続けたこともありましたが、食べやすい味付けとのど越しの良いきしめんだったことで調子に乗ってしまい、しまいには、しばらくは麺類は食べなくていいやと思う程になってしまいました。いい年齢になったので、こういったことは、余裕をもって無理をせずに楽しまないといけないなと思います。今回は、都内ということもあって、行けるタイミングでいけるというのは、有り難い限りです。
最初は、以前から限定メニューを提供している静岡の店舗からご紹介。・・・あれ? 全然都内では無いですね。
1. JR熱海駅 1番線(伊東線)ホーム
熱海店は、熱海駅1番線の伊東線ホームにある立ち食いそば店舗。もともと横長の狭い店内でしたが、コロナ対策で4人程度しか入れなくなりました。とはいえ、人気観光地の熱海まで来て、しかも伊東線ホームに立ち寄って立ち食い蕎麦を選択する人は、余りいないかと思いますが、またまた来店者がかぶると待たされることがあったりします。
限定メニューは、熱海そば・うどん (530円)
あおさと釜揚げしらすで磯の味を堪能できるというメニューです
また、季節によって具材が変わることもあるため、一回食べて終わりにならない工夫もされています
この時期に期間限定で提供されるのが、桜海老天がセットになった熱海そば・うどん
2. JR三島駅南口 (改札外)
新幹線では、熱海からお隣の駅となる三島駅。熱海でJR管轄が変わる (JR東日本→JR東海) ため、よく改札で阻まれることでもお馴染みの駅です。普通は、在来線でここまで来ないので、そんな人は一部かもしれませんが。そんな三島駅の爽亭は、改札外。蕎麦だけ食べて移動するなどということは、許されません。こちらの店舗限定メニューは、みしまコロッケかと思いきや、あじフライそば・うどん。他には、名古屋きしめんもあるようです。池袋駅の爽亭で提供されているきしめんは、東京きしめんとなっていましたが、やはり味が異なるのか、ちょっと気になります。
みしまコロッケとは何ぞやという人向けの解説 (お店に貼られていたものです)
こう見ると食べてみたくなりますね
しかし、店舗限定メニューとしては、あじフライそば・うどん (580円) になります
きしめんは、名古屋きしめん (370円)
よく考えると、愛知県は隣県とご近所になるのですね
みしまコロッケそばとあじフライそばを両方食べるのは、出来なくはないと思いますが、麺は同じでトッピングの違いだけと考えると
これを
こうしますよね。みしまコロッケ (170円)を追加して、あじフライみしまコロッケそばになりました
味はというと、コロッケそば自体は、ある意味立ち食いそばの定番メニューの一つになっていますので、蕎麦とは良い組み合わせ。みしまコロッケ自体の美味しさもありますし、そばつゆを吸ってシナっとしたコロッケもまた美味しく、ハズレの無い組み合わせです。では、あじフライがどうかといえば、大きさは申し分ないものの、つゆに絡めると崩れやすくなるのが難点で、アジフライ本来の美味しさを活かすには、少々物足りない感じでした。そのままサクサク食べるのが正解ですかね。
3. JR登戸駅 (改札外)
続いては、またもや都内はない神奈川県の登戸店。JR南武線改札真ん前にあるため、非常に目立つ店舗です。ここでは、特に限定メニューとは謳っていませんが、ここだけのメニューとして提供されているのが、唐揚げ。表の看板でがっつりアピールしています。
唐揚げ丼から唐揚げそば・うどんまで、がっつりメニューを提供中
唐揚げそば (540円)、普通に美味しいです
そういえばしばらく前から気になっていましたが、一時期世間で唐揚げブームがあった頃には、各店舗にあった唐揚げそばが、殆どの店舗で提供されなくなったのは、何かあるのでしょうか? 鶏肉の高騰はありそうですが、かき揚げ作っているので揚げ物は作れそうですし、ちょっと不思議に思っていました。
それはともかく唐揚げそば。弥生軒の唐揚げは別格ですが、これはこれで食べごたえのあるボリュームです。特別感はありませんが、普通に美味しかったです。
4. JR国分寺駅下りホーム
登戸駅から北上して、いよいよ東京の店舗限定メニューのご紹介。の最初を飾るのは、前回の記事にも書いた国分寺駅、改札内ホーム上の店舗です。店舗限定メニューは、辛味ねぎチャーシューそば・うどん。立ち食いそばは、優しい味が多い中、なかなかガツンとした味が印象的。冬の寒い時期に食べるとほんのり汗をかくくらいの辛味がいいですね。これはオススメです。
こちらが、辛味ねぎチャーシューそば (530円)
ちょっぴり辛い程度で、辛いのが苦手な自分でも問題なく食べられました
5. JR荻窪駅西口 (改札外)
続いて同じ沿線にある荻窪店、こちらは改札外の店舗になります。座れるスペースもある店舗ですが、こちらの店舗限定メニューは、上野駅8・9番線ホームと同じ、ちくわ天そば・うどん。何故、ちくわ天? という疑問が残りますが、その解説は特に見つからず。予想と少し異なっていたのは、ちくわ天だけではなく、あおさが付いていたこと。ただ、ちくわ自体に磯っぽさが無いため、あおさがあっても特別感は無く、ちくわ天も普通な味でなんとも拍子抜け。馬鹿舌には分からない何かがあるのかもしれませんが、自分には、限定メニューにした理由がわかりませんでした・・・何かすみません・・・あれ、ちくわ天そばの写真が無い?
6. JR池袋駅中央口(改札内)
続いて、JR池袋駅の改札内にある人気店です。といいますか、乗降客の数が桁違いに多いので、その分、駅そばの利用者も多いということでしょう。元々人気店のため店舗限定メニューのアピールはありませんが、他店との違いといえば、きしめんの提供でしょう。運営会社のジャパン・トラベル・サーヴィスは、名古屋駅できしめん店舗を展開していますので、その味は保証付き。普通に美味しいです。
三島駅のところでも書きましたが、三島店は「名古屋きしめん」、池袋駅は「東京きしめん」となっているのですが
味の違いがあるのでしょうか
あと、池袋店と登戸店は、かき揚げが桜海老や海鮮のかき揚げになっているのが、ちょっと羨ましいです
人気の牛玉きしめん (650円)、美味しいです
6. JR上野駅11/12番ホーム
最後は、JR上野駅。上野駅には、駅構内ホーム上に2店舗あります。いつも自分が利用している 8/9番線ホームでは、荻窪店と同じくちくわ天が店舗限定メニューとなっていますがそれは割愛。常磐線の11/12番線ホームにある店舗限定メニューが、武蔵野うどん です。
武蔵野うどん (670円)、埼玉でひっそりと人気のうどんです
正直、蕎麦ばかり食べてきたので、うどん自体が新鮮に感じたことは否めないですが、武蔵野うどんならではのこしのある太めの麺につゆが絡んで普通に美味しいです。300gというボリューム感もベスト。今回限定メニューの中では一番ですね。
そういえば、武蔵野うどんを食べに店舗に来た時に、メニューを確認すると、
なんか限定メニューが増えているのですが・・・ 2月1日から提供開始の新メニュー
あんかけ武蔵野うどんです
自分の目に飛び込んで来たのは、さらなる限定メニューのお知らせでした。限定メニュー巡りもこれで最後と思っていたところに、もう1品追加されてしまって、今から2杯食べるのはなぁと別日に再訪することにしたのでした。
爽亭の主力メニュー(と勝手に思っている)そば屋のカレーそばのようなトロみっぷりです
つくねもゴロゴロと大きく、食べ終わる頃には、つゆが勝手に無くなっているという素敵仕様
寒い季節向けの商品かもしれませんね
という感じで、概ね食べた結果としては、
1位・武蔵野うどん
2位・熱海そば
3位・辛味チャーシューそば
4位・みしまコロッケそば
5位・唐揚げそば
6位・あんかけ武蔵野うどん
7位・あじフライそば
8位・ちくわ天そば
といったランキングとしました。
ということで、ちょっと気になったメニューがありましたら、食べ比べの鉄道旅は如何ですか? 周遊のお供には、東京都区内店舗でしたら「都区内パス」、静岡の店舗もターゲットにされるなら、「休日おでかけパス」がオススメです(小田原までですがそこからの差額で行った方が安価になります)。まぁ、これだけを目的に電車旅をするようなイカれた人は、そうそう居ないと思いますが。切符は正しく購入してくださいませ。
<おまけ>
今まで上野駅の爽亭は、8/9番線ホームを標準的に利用していましたが、「武蔵野うどん」を知ってしまったため、この日は、あちらのホームの店舗を使うことにしたのでした。それにしても、休日でも早朝から営業しているのは、本当に有り難いです。
さて早速、
・・・あれ?
限定メニューは、早朝はやっていないのか ( ;∀;)
まぁ、当たり前といえば当たり前ですが、武蔵野うどんを食べる気満々で訪問したので、ちょっとショックでした。結局、変わらずに朝得そばを食べることに。営業時間全てで提供しているわけでもないようですので、訪問するなら日中にどうぞ。
一日の始まりは、朝得そばからスタートです
皆さんもお近くの爽亭にお越しくださいませ。
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