< 氷池へ寄り道 >
続いては、いよいよ宝登山から長瀞アルプスの入り口に向かいます。
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ようやく長瀞アルプスの標識を発見
ここからが本当の縦走の始まりです(とはいえ、まだ車道ですが)
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『長瀞アルプス』の表記よりも、皆さんの注目はこちらの看板
heppoco隊長さんのテンションがちょこっとあがりました
『根古屋』の案内表示を見て、「かいねこや~」とのたまうトシちゃんを右から左に受け流しつつ、車道を歩きます。昨年も来ているので分かっているはずなのに、車道歩きの長い道のりは、道を間違えたのかと不安になります。

そうそう、ここが入口でした
昨年のことなのに、頭の中のデータベースを引っ張り出すのも一苦労
しばらく歩くと、ようやく長瀞アルプスの入口にやってきました。もちろん皆さん写真撮りまくりです。そこから、ちょっと歩いたところにある小鳥峠にて「氷池」※天然氷を自然な製法で作っている池のこと。に行ける分岐を発見。地図を見ると破線ながら、時間もあることですし、戻りも別の道から登ってこられることも確認できたので、氷池経由で歩く事になりました。破線の道とはいえ、このメンバーで怖いものはありません。
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先頭は、やはりトシちゃんにお任せ
このあたりはしっかりした道がついていたので、問題無く歩けます
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数分後・・・
アルプスというよりジャングルな道をトシちゃんが体当たり
とまぁ、予想以上に道無き道になっていったのですが、迷いも無く突き進むその頼れる背中が、山ヤの風格を醸し出しておりまして、2番手の若輩者から見るととても格好良かったです。しかし、予想以上に草が多かったですね。

草むらを脱出した面々
のんびりハイキングのはずが・・・と、皆さん苦笑してます
さて、ここから氷池までの道のりは、踏み跡は弱いながらも沢(?)沿いを進めば到着できるので、そう難しいことはありません。ただ、その後の事は皆さん同様あまり覚えていません。人生知らない方が幸せなことがたくさんあります。この道は廃道にしておきたいと切に思いましたとも・・・。
そして、妙な脇道に興味を示す自分に、heppocoさんから修正を入れられつつ、小さな分岐を幾つか過ぎると「氷池」に到着しました。
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ガードレールに小さな作業小屋、ようやく氷池に到着したようです
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はい、こちらが氷池です・・・が、何か?
「えっ、これですか?!」
異口同音に聞かれる疑問符の問いかけ。皆さん納得していないのが、言葉からも雰囲気からも伝わって来ます。自分は、写真で漠然と知っていたのでそれほど違和感はありませんが、皆さんがイメージしていたのは、「天然」と付くからには、普通の自然な池が凍っている姿だったようでして、ガッカリ波長が伝わって来るのでした。なんだか、ごめんなさいね。
< 本線復帰とサプライズ >
・・・さて。気を取り直して、次は、いよいよトシちゃんお勧め名峰縦走です。
地図のルートでは、一旦少し戻ってから分岐を右となっていましたが、来た道を合わせても何故か分岐が3つ見えます。悩ましい所です。皆さんで意見を出し合い合議中ですが、全員地図を持っているのですが、全員が某社の1:50000のエアリアだったりするのが悲しいところ。やはり低山は、1:25000が必要ですね(って、自分も同じものを持ってきていたので、こんなこと書けませんが・・・)。
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右か左か、さぁ、どっち?!
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船頭多くしてナントやらな状況
自分ですか? こういった時にはまったく役に立たないので・・・蚊帳の外です
※ この時も自分一人だけ左って言ってたなぁ・・・
再びトシちゃんを先頭に右ルートを進みます。
この時は、誰しもが元のルートに戻っているのかちょっと不安に思いつつ、ゆるやかな登りを登っていきます。
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しばらく進むとようやく「長瀞アルプス」標識を発見
間違っていませんでしたね
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まずは、縦走路本線に戻るべくせっせと歩きます
本当に気持ちいい日だまりハイクとなりました
しばらく歩くと、本線の縦走路に復帰できました。予想外の草むら歩きも体験したので、高台のスペースにて一息入れることとなりました。sanaeさんから頂いたリンゴが運動した身体に染み渡ります。
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今考えると3個もりんごを持って登っていたんですよね
・・・本当に素敵すぎます
休憩していると、その前をハイキングの方々が通り過ぎていきます。宝登山山頂以外では、初めて出会う人たちです。山ヤではない普段の格好に近いものでしたから、ロープウェイ組が追いつくようになったのかな? と思いつつその方々を先に促しつつ、山頂ではおしゃべりタイムは続きます・・・。その後に、再び若い単独行の女性が笑顔で挨拶。
・・・しながら、こちらにズンズンと笑顔のままで近づいてくるではありませんか。
誰ですか、この人は??
という視線をいっぱいに浴びたこの方こそ、今回7人目の参加者。参加表明をしていないままとなっていた今回最大のサプライズゲスト、
まゆ太さんだったのです。
この時の皆さんの驚きようといったら・・・本当に写真に撮りたかったです。そして、「もしかして知ってたの?」と、こちらを見る面々・・・はい、もちろん知っていましたよ。
(つづく・・・の?)
< おまけ >
====
そう、あれは、枯れ葉舞い散る二日前の事でした。
重病と過密スケジュールにわちゃわちゃとしていた多忙なまゆ太さん。
今回のメンバーを見たらヨダレだらだらなはずなので、幾度となくお誘いしたのですが、「わたくしをオファーするのなら、もっと待遇を考えて下さいませんこと」と、セレブまゆ太さんに参加いただくためには、まだ何かが足りないようです。一度ならずも、参加メンバーを見てグラッと来ているようでしたが、まだ逡巡としている様子で、なかなかよい返事を頂けません。持ち上げたり、なだめたり、脅したりとありとあらゆる手を尽くしたのですが、結局賛同を得る事は出来ませんでした。
その様子を見ていたのが、お隣りのsanaeさん。
ねこ「どうにか、まゆ太さんにも参加頂きたいのですが、なかなか上手くいきません。どうしたらいいのでしょうか」
sanae「私なら、一言でまゆ太さんに参加を促す事が出来ますよ」
ねこ「ほ、本当ですか?」
sanae「ええ、先程から拝見しておりましたが、あなたのなさりようは、強引過ぎるのですよ。もっと自分から参加を促すようにしないと、上手くいかないと思いますわ。だから、あなたはカノジョに・・・(以下有難いお説教)・・・」
ねこ「では、どうすればよいのですか?長瀞のような良い場所も、トシちゃんのような良い男も、親方鍋のような良い料理もダメだったのですよ。これ以上のものがあるのですか?」
sanae「ええ、もちろん」
そう言って、sanaeさんは、まゆ太さんがお隠れになった天の岩戸の前に立ちました。そして、その扉に向けて一言囁いたのでした。
「自家製梅酒持って行きますね」
「はい、は~い、参加します!!」ヽ(´▽`)ノ
な、なに~!!( ̄○ ̄;)
====
童話「北風と太陽(埼玉版)」より
(つづく)
長瀞アルプス:第1回サイテイ山行(ミッション)
続いては、いよいよ宝登山から長瀞アルプスの入り口に向かいます。
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ようやく長瀞アルプスの標識を発見
ここからが本当の縦走の始まりです(とはいえ、まだ車道ですが)
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『長瀞アルプス』の表記よりも、皆さんの注目はこちらの看板
heppoco隊長さんのテンションがちょこっとあがりました
『根古屋』の案内表示を見て、「かいねこや~」とのたまうトシちゃんを右から左に受け流しつつ、車道を歩きます。昨年も来ているので分かっているはずなのに、車道歩きの長い道のりは、道を間違えたのかと不安になります。

そうそう、ここが入口でした
昨年のことなのに、頭の中のデータベースを引っ張り出すのも一苦労
しばらく歩くと、ようやく長瀞アルプスの入口にやってきました。もちろん皆さん写真撮りまくりです。そこから、ちょっと歩いたところにある小鳥峠にて「氷池」※天然氷を自然な製法で作っている池のこと。に行ける分岐を発見。地図を見ると破線ながら、時間もあることですし、戻りも別の道から登ってこられることも確認できたので、氷池経由で歩く事になりました。破線の道とはいえ、このメンバーで怖いものはありません。
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先頭は、やはりトシちゃんにお任せ
このあたりはしっかりした道がついていたので、問題無く歩けます
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数分後・・・
アルプスというよりジャングルな道をトシちゃんが体当たり
とまぁ、予想以上に道無き道になっていったのですが、迷いも無く突き進むその頼れる背中が、山ヤの風格を醸し出しておりまして、2番手の若輩者から見るととても格好良かったです。しかし、予想以上に草が多かったですね。
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草むらを脱出した面々
のんびりハイキングのはずが・・・と、皆さん苦笑してます
さて、ここから氷池までの道のりは、踏み跡は弱いながらも沢(?)沿いを進めば到着できるので、そう難しいことはありません。ただ、その後の事は皆さん同様あまり覚えていません。人生知らない方が幸せなことがたくさんあります。この道は廃道にしておきたいと切に思いましたとも・・・。
そして、妙な脇道に興味を示す自分に、heppocoさんから修正を入れられつつ、小さな分岐を幾つか過ぎると「氷池」に到着しました。
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ガードレールに小さな作業小屋、ようやく氷池に到着したようです
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はい、こちらが氷池です・・・が、何か?
「えっ、これですか?!」
異口同音に聞かれる疑問符の問いかけ。皆さん納得していないのが、言葉からも雰囲気からも伝わって来ます。自分は、写真で漠然と知っていたのでそれほど違和感はありませんが、皆さんがイメージしていたのは、「天然」と付くからには、普通の自然な池が凍っている姿だったようでして、ガッカリ波長が伝わって来るのでした。なんだか、ごめんなさいね。
< 本線復帰とサプライズ >
・・・さて。気を取り直して、次は、いよいよトシちゃんお勧め名峰縦走です。
地図のルートでは、一旦少し戻ってから分岐を右となっていましたが、来た道を合わせても何故か分岐が3つ見えます。悩ましい所です。皆さんで意見を出し合い合議中ですが、全員地図を持っているのですが、全員が某社の1:50000のエアリアだったりするのが悲しいところ。やはり低山は、1:25000が必要ですね(って、自分も同じものを持ってきていたので、こんなこと書けませんが・・・)。
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右か左か、さぁ、どっち?!
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船頭多くしてナントやらな状況
自分ですか? こういった時にはまったく役に立たないので・・・蚊帳の外です
※ この時も自分一人だけ左って言ってたなぁ・・・
再びトシちゃんを先頭に右ルートを進みます。
この時は、誰しもが元のルートに戻っているのかちょっと不安に思いつつ、ゆるやかな登りを登っていきます。
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しばらく進むとようやく「長瀞アルプス」標識を発見
間違っていませんでしたね
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まずは、縦走路本線に戻るべくせっせと歩きます
本当に気持ちいい日だまりハイクとなりました
しばらく歩くと、本線の縦走路に復帰できました。予想外の草むら歩きも体験したので、高台のスペースにて一息入れることとなりました。sanaeさんから頂いたリンゴが運動した身体に染み渡ります。
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今考えると3個もりんごを持って登っていたんですよね
・・・本当に素敵すぎます
休憩していると、その前をハイキングの方々が通り過ぎていきます。宝登山山頂以外では、初めて出会う人たちです。山ヤではない普段の格好に近いものでしたから、ロープウェイ組が追いつくようになったのかな? と思いつつその方々を先に促しつつ、山頂ではおしゃべりタイムは続きます・・・。その後に、再び若い単独行の女性が笑顔で挨拶。
・・・しながら、こちらにズンズンと笑顔のままで近づいてくるではありませんか。
誰ですか、この人は??
という視線をいっぱいに浴びたこの方こそ、今回7人目の参加者。参加表明をしていないままとなっていた今回最大のサプライズゲスト、
まゆ太さんだったのです。
この時の皆さんの驚きようといったら・・・本当に写真に撮りたかったです。そして、「もしかして知ってたの?」と、こちらを見る面々・・・はい、もちろん知っていましたよ。
(つづく・・・の?)
< おまけ >
====
そう、あれは、枯れ葉舞い散る二日前の事でした。
重病と過密スケジュールにわちゃわちゃとしていた多忙なまゆ太さん。
今回のメンバーを見たらヨダレだらだらなはずなので、幾度となくお誘いしたのですが、「わたくしをオファーするのなら、もっと待遇を考えて下さいませんこと」と、セレブまゆ太さんに参加いただくためには、まだ何かが足りないようです。一度ならずも、参加メンバーを見てグラッと来ているようでしたが、まだ逡巡としている様子で、なかなかよい返事を頂けません。持ち上げたり、なだめたり、脅したりとありとあらゆる手を尽くしたのですが、結局賛同を得る事は出来ませんでした。
その様子を見ていたのが、お隣りのsanaeさん。
ねこ「どうにか、まゆ太さんにも参加頂きたいのですが、なかなか上手くいきません。どうしたらいいのでしょうか」
sanae「私なら、一言でまゆ太さんに参加を促す事が出来ますよ」
ねこ「ほ、本当ですか?」
sanae「ええ、先程から拝見しておりましたが、あなたのなさりようは、強引過ぎるのですよ。もっと自分から参加を促すようにしないと、上手くいかないと思いますわ。だから、あなたはカノジョに・・・(以下有難いお説教)・・・」
ねこ「では、どうすればよいのですか?長瀞のような良い場所も、トシちゃんのような良い男も、親方鍋のような良い料理もダメだったのですよ。これ以上のものがあるのですか?」
sanae「ええ、もちろん」
そう言って、sanaeさんは、まゆ太さんがお隠れになった天の岩戸の前に立ちました。そして、その扉に向けて一言囁いたのでした。
「自家製梅酒持って行きますね」
「はい、は~い、参加します!!」ヽ(´▽`)ノ
な、なに~!!( ̄○ ̄;)
====
童話「北風と太陽(埼玉版)」より
(つづく)
長瀞アルプス:第1回サイテイ山行(ミッション)
やけにリアルな美人秘書版『北風と太陽』、代々に語り継がれますなあ
さあ~、返り討ち童話にもますます期待です!(爆)
こんなささやきをsanaeさんからいただければ、私も木曽から飛んで行きましたよ~~。
まゆ太さんの気持ち、よ~~くわかります。
でもまだネコハグしてない私は、ネコハグにもグラグラですよ~~。
「北風と太陽(埼玉版)」最高です。(^^ゞ
大抵の方は、この太陽には勝てないのではないかしら?
にしても氷池って、屋外の池にお水張って、自然に凍った氷なら、たしかに天然氷ですよね。
ほんとのその辺の池の氷だと、カキ氷などを頂いた後で、お腹が無事かどうかの心配もありますし・・・。
かいねこワールドの落とし穴に見事落っこちました
サイテイ賢者は、やっぱり違いますよね。
自分も人のふんどし方式で、梅酒をネタにお誘いできれば太陽・・・というよりは、それじゃ小悪党になってしまいそうですね(笑)。
sanaeさん、まゆ太さん、どちらからの返り討ちでしょうかね(汗)。まだ、まゆ太さんが終わっていないので、それだけが心配です。迎撃弾を用意しておかないとかなぁ(爆)。
ほんの5-6分の差でしたね。ご褒美はありませんが、次回もよろしくお願いしますね。
sanaeさん梅酒、木曽駒さんでも釣られますか(笑)。
ちょっと冗談風に書いてしまいましたが、一度飲んだら分かります。市販ものと全然違いますって。ペットボトルに入った紅茶風な外観は世を忍ぶ仮の姿として、その味ときたら濃厚な梅酒がまろやかでコクのある味を醸し出しておりました。今度、それで誘われたら、本気でいちころかもしれません。
まだ、ネコハグにも価値があるんですね(笑)。今度の木曽駒さんのお誘い文句は、梅酒にハグですね。
アランチャさん、こんばんは。
喜んでいただけて嬉しいです。アランチャさんでも、新幹線コースでお越しいただけますかね? 木曽駒さんに次いでアランチャさんともなると、この太陽の威力はやはり本物と考えなくてはなりませんね。あのペットボトル、いくつかもらっておきたかったです。
※ お持ち帰りしたのは、どなたでしたか?
氷池、よくよく考えると、その辺の池の氷じゃ、どんな成分やら生き物やらが配合されているか分かりませんので、危険すぎて使えませんよね。「自然」と聞くと本当に自然に氷が出来たものを使っているという風に感じてしまいますが、この方法が安全という意味ではいいのでしょうね。ただ、「この場所で凍るのかな?」とは思いましたね。昨年は、暖冬であまり凍らなかったそうですし・・・。
すみません。童話ですから、匿名性を遵守するために名前をs@naeさんにする予定が、そのまま掲載されてしまいました(爆)。
ワールドだなんて、そんなそんな。とはいえ、こういった所から、皆さんに警戒されてしまうんでしょうね。言葉尻をとらせさせたら最悪とか、言わなくてもいい一言が多い・・・いや多すぎるとか、普段の生活でも言われていることなので、注意しようと思います。
>だから、あなたはカノジョに・・・(以下有難いお説教)・・・
のつづきがかなり気になりますが、これって、また作り話ですよねぇ?(笑)>s@naeさん