イルフ童画館へようこそ (長野県岡谷市)

 

青春18きっぷの利用期間ということもあって、3月下旬ともなるとローカル線がにわかに活気づきます。といっても、利用者は、単独行の若者かオジサンが殆どですので、活気という意味では全然ですが、それでもフリー切符を利用した旅行者が増える時期でもありますので、変わった路線が混雑していたりして、それはそれで面白いです。

 

そんなことを言ってはいますが、自分も当然のようにこの時期に切符を利用しています。一番の理由は、スタッドレスタイヤの買い替えをしていないため、積雪が予想されるこの季節は、車利用での遠出が出来なくなっているためという消極的なもの。もっとお得なフリー切符などがあれば、それを使いたいのですが・・・北陸は混んでいそうなので、もう少し時期をおいてからですね。

 

今回は、その青春18きっぷを使用して、久しぶりに中央線経由で移動をしておりました。途中、まだ春ではないですよと主張してくるような雪が降って来まして、天気はあまり芳しくない模様。経由地の岡谷駅に到着したところで次の電車が来るまでに時間があるため、駅周辺を散策することにしたのでした。

 

 

 

岡谷駅線路も雪景色

今年は雪が少なったですが、3月下旬になって降るとは思わず、ビックリしました

 

 

 

神渡(みわたり)で有名な豊島屋、最近は「豊香」が人気です

駅から近かったので、休みと知っていながら雰囲気だけでもと来てみました

 

 

 

次の列車の時間までと周辺を徘徊していると、イルフプラザという食品館に

変わった名前だなぁと思って行ってみました

 

 

 

行ってみると独特なイラストが飾られていました

何とも個性的で、どうにも気になる絵柄です

 

 

 

近くに展示館があるということで、やってきたのが「イルフ童画館」

岡谷市出身の画家武井武雄さんの美術館だそうです

大正から昭和にかけて活躍されたということで1世紀前になるのですね

 

 

 

この後は上諏訪の5蔵の酒蔵をはしごする算段でしたが

どうにも見てみたくて仕方がありません

 

次の電車を逃すと酒蔵巡りに間に合わなくなるのですが

今回は予定変更です

 

 

 

今回の特別展が「開館25周年記念　武井武雄 版画展」であったため

絵がメインではなかったのは少々残念でしたが、技巧とデザインに優れた作品を多くみることが出来ました

帰り際、町のそこかしこに同じデザインを見ることもありました

 

ローカル鉄道ならではの自由な時間と思いがけない出合いがあって

よい時間を過ごせました

 

 

 

梯子酒が出来なかったため、別途購入して部屋飲みに

豊香 春 しぼりたて 純米かすみ酒

即に飲み切る程の美味しさでした