目を開けると、そこは蒲田だった。
ほんの一瞬前に御徒町の駅に着くのを見たばかりだというのに、次の瞬間には、蒲田行進曲のアナウンスを聞いていた。一瞬目を閉じただけだというのに、これは世に言う、瞬間移動ではないかと疑っている。
もちろん、今日も携帯のアラームで目覚ましをかけていた。だからこそ御徒町の駅で起きることが出来たのだ。そう、それまで寝ていたのは確か。秋葉原で降りようとしていたのも確か。御徒町から秋葉原まで約二分という時間に、何かしらのミステリーに巻き込まれたらしい。
そんな自分は、現在、蒲田から秋葉原へと戻っている。行きの電車の大混雑に比べて、こちらの電車は、座席に空きがある程に空いている。こんな事が無ければ知り得なかった新発見。と、よかった探しをして自分を慰めてみる。正直、この空きっぷりを効率良く分配出来ないものかと思ってしまう。埼玉県人通勤者頑張れ。超頑張れ。
そんなこんなで時間を一時間程経過してしまったが、そんなアクシデントは、織り込み済。それでも遅刻しないのが、かいねこクオリティ。この無駄な用意周到さを、もう少し別の機会に発揮出来れば、白髪も増えずにすむのかもしれない。
「…という、不思議な体験が良くあるのですが、何かに憑かれているのでしょうか?」
「…色々、疲れているんでしょうな」
「あぁ、やっぱりですか。それは、どんな霊ですか?」
「例えば、過労とかでしょうか。疲れやすい体質ではありませんか?」
「憑かれ易いかは分かりませんが、家老でしたか…それは、やはりお爺さんですか?」
「お爺さんと言うにはまだまだ早いですよ。全然若いです」
「家老なのに若いんですね」
「えっ」
…あれ、何か違うことに。
ほんの一瞬前に御徒町の駅に着くのを見たばかりだというのに、次の瞬間には、蒲田行進曲のアナウンスを聞いていた。一瞬目を閉じただけだというのに、これは世に言う、瞬間移動ではないかと疑っている。
もちろん、今日も携帯のアラームで目覚ましをかけていた。だからこそ御徒町の駅で起きることが出来たのだ。そう、それまで寝ていたのは確か。秋葉原で降りようとしていたのも確か。御徒町から秋葉原まで約二分という時間に、何かしらのミステリーに巻き込まれたらしい。
そんな自分は、現在、蒲田から秋葉原へと戻っている。行きの電車の大混雑に比べて、こちらの電車は、座席に空きがある程に空いている。こんな事が無ければ知り得なかった新発見。と、よかった探しをして自分を慰めてみる。正直、この空きっぷりを効率良く分配出来ないものかと思ってしまう。埼玉県人通勤者頑張れ。超頑張れ。
そんなこんなで時間を一時間程経過してしまったが、そんなアクシデントは、織り込み済。それでも遅刻しないのが、かいねこクオリティ。この無駄な用意周到さを、もう少し別の機会に発揮出来れば、白髪も増えずにすむのかもしれない。
「…という、不思議な体験が良くあるのですが、何かに憑かれているのでしょうか?」
「…色々、疲れているんでしょうな」
「あぁ、やっぱりですか。それは、どんな霊ですか?」
「例えば、過労とかでしょうか。疲れやすい体質ではありませんか?」
「憑かれ易いかは分かりませんが、家老でしたか…それは、やはりお爺さんですか?」
「お爺さんと言うにはまだまだ早いですよ。全然若いです」
「家老なのに若いんですね」
「えっ」
…あれ、何か違うことに。
いえいえ、いつも最悪を想定しておくことが大事なのです。
だからちょっと時間が足りなかったりしてるだけでして…結構暇ですね。
新造?心臓?
K林さんらしい切り返し、さすがですね~。
えっと、相変わらずお忙しいんですねぇ。