飼い猫の遠吠え

とにかく気持ちは前向きに寝る間を惜しんでほふく前進・・・

プチ旅行記:秋吉台トレッキング

2010-05-03 02:17:48 | 旅行のたしなみ

日本最大のカルスト台地、秋吉台にも立ち寄りました。
カルスト地形といって思い出されるのは、以前、四国フラフラツアー(?)の際に、河童さん達に四国カルストに連れて行って頂いたこと。そんな楽しい思い出が引き寄せたのか、今回も秋吉台にフラフラと吸い寄せられて行ったのでありました。


前日のレンタカーの車内で、パトカーのご厄介になった『道の駅みとう』
朝起きたら、かわいらしい大仏さんに出会いました

『奈良の大仏さまのふる里』と呼ばれるこの地
創建時の奈良の大仏には長登銅山の長登産銅が多く使われたことに由来します



道の駅みとうから車で約30分、秋吉台に到着です

なかなかお目にかからないゼロの数ですが
秋吉台には、3億年の歴史が詰まっています



夜明けすぐのため、まだまだ薄暗い写真になっています
冷たい風は吹きすさぶ展望台も、まだ殆ど誰もいません



上から眺めると、思ったよりは、岩々していないので
ややイメージとは違う感じでした



案内図を見ると低いながら山があるようです



となれば行くしかないでしょう、と早速歩き出します
歩き回れるとは知らなかったので、ちょっと寒いですがワクワクです



馬に乗ってコースを歩くという楽しみ方もあるようです
朝早すぎたため、全く何もありませんでしたが



まずは、一番近い若竹山に向かいます



馬が歩くくらいですから、観光道路といった感じで遊歩道のようになっています
前方のちょこっと見える木のある場所が、若竹山のようです



誰もいない道をちょこっと15分程歩けば、若竹山山頂に到着

「日本山脈西日本縦走起点 読売新聞社」
日本山脈? 起点? 不思議な標識です



若竹山
天皇陛下が皇太子であった頃、行啓された際に命名された山だとか・・・と聞くと
何だか恐れ入ってしまいますね



ちょっと離れても、山頂の 波平さんのような 木が目立ちます



ただの観光コースかと思いきや、ちゃんとトレッキングコースとなっている様子
ちゃんとした調べをしてこなかった事を後悔してしまいます



続いては、剣山
この名前を聞くと、どうにも行ってみたくなるのは、山ヤの性でしょうか・・・



このあたりまで歩いてきてみると、想像していたカルストらしい岩々感が出てきて
違和感が無くなる・・・なんてことは、恥ずかしくて書けないわけですが



これまたあっさりと剣山到着
山頂が見えていたので、意外にあっさりと歩けてしまったイメージです
もうちょっと『剣』の名前のような険しいものがあるといいのにと勝手な言い分はあるのですが・・・



山頂からは、展望台からではお目にかかれない岩っぷりに大満足
うんうん、ここまでは歩くべきだねぇ



太陽も出てきて暖かくなってきたので、岩に座ってボケェ~と眺めます



そうそう、剱岳の山頂標識奥からの細いルートをしばらく歩いていくと・・・



標高つきの標識がお目にかかれます
探索好きの方にはオススメです



まだまだ奥に山々が連なっておりまして、低山好きにはたまらない風景でしたが
短い休暇の観光期間を1日費やして秋吉台を歩き回るだけに費やすことも出来ませんので
また今度の楽しみとすることにしました



天気が良かったら本当に楽しそうなコースが作れそう



展望台左方にも登れそうな山々が・・・
『西の西山』・・・ん?



ドリーネ
雨水が石灰岩の割れ目に沿って集中的に地下に浸透する過程で周囲の石灰岩を溶かしてできた窪み・・・だそうです



不毛の地のような感じですが、このような花も見られました

丁度この時期は、秋吉台野火の祭典の後だったようで、綺麗に草がなくなっておりました
道理でススが付くと思っていたら・・・



そんなカルストの中に現れた要らない施設
これは、本当に浮きまくっていました。そのあたりの岩に座ればいいでしょうと思ってしまいます



延長8kmでこの平坦なコースであれば、歩けなくは無いかなと思いつつ
一日がかりになることとの天秤をかけると悩みます



長者ヶ森は、こんな感じ
歩くだけではなく、車で行くことも出来ます(駐車場有)



こんな質問がそこかしこに置かれております

正解は、『秋吉台科学博物館』で・・・と書いてあるのですが、博物館に答えは書いておらず
正解を自分で展示の中から見つけ出すようにという、スパルタ教育っぷり



こういった素朴な標識がどうも嬉しくなってしまう今日この頃
そろそろ、はじめてのおつかいで泣ける日が来そうです



まだまだ午前中早めとはいえ、観光客も増えてきました
とはいえ、展望台と下での集合写真がメインのようです

折角ですから若竹山あたりまでは、歩いてみると楽しいですよ



展望台の脇にある秋吉台科学博物館は、ただいま外観工事中
結構な展示スペースですが、何と無料!



車ですと、カルストの中を走り抜けることが出来て気持ちがいいです
是非一度お試し下さい



ということで、自分もそんなに期待をしていなかったのですが、思ったよりもトレッキングが楽しそうな場所であることを知りました。秋芳洞とセットの観光名所ではありますが、展望台以上に進むことは、観光だけの場合では少ないかと思いますが、歩いてみれば意外な発見と、展望台だけからでは知ることの出来ないものが見つかると思います。

山ヤの皆さんであれば、近くにある山を全踏破位の勢いで駆け抜けることも出来ると思いますので、お近くにお立ち寄りの際には、さくっといかがでしょうか。


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