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卓越性の探究者、波田野が皆さんに販売戦略・営業手法についてや、コミュニケーションについて思う事をお届けします。

教科書に載っていない良い職場とは その121 【衰退の第二段階①】

2016-07-05 09:45:24 | ビジネス
こんにちは、彩りプロジェクトです。
このブログでは、中小企業支援を目的に様々な情報提供を行っております。

少しでも皆様の経営のお力添えが出来たらと思っております。

彩りプロジェクトは経済産業省・内閣府 経営革新等認定支援機関(関財金1第492号)です。



織田信長は、1569年から戦いに明け暮れます。

それは、信長包囲網なるものが出来てしまったからです。

歴史を事象の表面だけでとらえるなら、利用できるものを徹底的に利用する信長という印象があります。

足利将軍家を擁護する姿勢を見せたかと思うと、自分の思い通りにならないと感じるとじょじょに遠ざけるようになります。

同盟相手に関してもそうです。

また配下にした大名や武将についても同じ事が言えます。

信長はいわゆる、不義理の連鎖の中で戦国を生き抜いたのでした。

さて、信長は戦いに明け暮れながらも確実にその力を増していきました。

しかし、一方では規律なき拡大路線は無かったのか?

そんな角度から考察していく事で、もっと多くの事がわかってくるかもしれません。

衰退の第二段階は「規律なき拡大路線」です。

過去にアメリカ企業の多くか栄華と衰退の歴史を繰り返してきました。

そして、衰退するそれらの企業の特徴として、野心や創造性にあふれ、かなりのイノベーションを進めていたという事実があります。

なぜこのような企業が衰退の第二段階へとステージを進めてしまうのでしょうか?

それを説明するのに、あきらかに急成長しすぎという事が見えてきます。

多くの企業でビジョンが成長であると表明しているかのようです。

それはあきらかに当初の目的を逸脱していると言えます。

また、どの企業も成長を担う適切な人材を集めるよりも早いペースで売上高を増やし続けて、偉大な企業になる事は出来ません。

不適切な人が増える事で官僚制を企業は敷きだします。

こうなると適切な人材は逃げ出します。

こうして、官僚制の凡庸な文化が規律ある卓越性の文化にじょじょにとって変わっていくのです。

凡庸さの病にかかってしまうと説明したのは、ジェームズ・C・コリンズのビジョナリーカンパニーです。

織田信長の織田家における人事はどうだったのか確認してみましょう。

浅井氏・朝倉氏・六角氏・近畿内の平定を進めた織田家は急激に領土を広げて来ました。

それに伴い、人事では大抜擢が次々に行われました。

まさに適材適所だったと言えます。

有名なのは、木下藤吉郎の抜擢です。(後の豊臣秀吉)

彼は功績がすばらしく方面軍指揮官までになります。

織田家の中でも重臣です。

その他の譜代からの人材と、新しく味方になった優秀な人材とがうまく構成された編成のように思えます。

また、成長のステップを踏む中で、家臣団の構成を理にかなった形へと変革していったのです。

まさしく織田幕府と言っても過言ではありません。

その道のりは前途洋々であったと思います。

となると、急成長における人材不足は問題なかったと言えるのではないでしょうか?

しかし、一方で多くの家臣は恐怖でしばられていたとも言えます。

歴史の表には出てきませんが、成果を出していない重臣を突然解雇したりしていた事も事実です。

優秀で従順な家臣たちではありましたが、信長のビジョンを本当に理解していたかは疑問が残ります。

優秀な人材であってもビジョンが異なる人材であれば、そこから組織がほつれてくる事は、企業であっても同じです。

そういった意味では織田家は「衰退の第二段階」へと進んでいたのかもしれません。


(続く)


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彩りプロジェクトは認定支援機関です(関財金1第492号)

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