マーケティング研究 他社事例 その244 「自己治癒するコンクリート2」 ~食品成分でコンクリ補修~
ヨンカース氏の研究グループでは、実験設備の中ですが、最大1ミリ幅のひび割れを約2か月で修復した事を確認しているとの事です。
使用しているバクテリアは、欧州の安全基準をクリアしていて、「人への感染がない添加材」に区分されています。
しかし、ひび割れを補修できますが、コンクリートの強度を回復させることは保証していません。
ひび割れを埋めて、さらなる水の侵入を防ぐだけでもメリットはとても大きいのではないでしょうか?
鉄筋コンクリートの構造物では、ひび割れから水などが浸透して内部の鉄筋に達すると腐食を招きます。
鉄の強度が落ちれば、コンクリート構造物の安全性が下がってしまいます。
実は、バクテリアを使った自己治癒コンクリートは、欧州では既に商品化されています。
ヨンカース氏らは関連する特許を取得後、2014年にバイオベンチャー企業、バジリスク・コントラクティングBVを設立しました。
製品の販売先は、地元オランダだけではなく、ドイツやベルギーでも販売実績があるようです。
日本では、コンクリートの専門業者北海道の苫小牧にある會澤高圧コンクリートがバジリスクと提携しました。
日本における独占販売権を獲得したと2017年4月に発表し、すでに日本仕様で最適な配合で発売されています。
価格は通常の生コンの2倍ほどとなっています。
バクテリアなどの原材料を欧州から輸入する為に割高となってしまうようです。
将来はバクテリアの増殖も日本国内で実施し、コストダウンを目指しています。
微生物を使ってコンクリートを補修する技術は、日本でも研究開発が進んできているのです。
愛媛大学ではコンクリート構造物に生じたひび割れを補修する技術開発に取り組んでいます。
使用する微生物は、イースト菌や納豆菌といった食品にも含まれるものの様です。
最大のメリットは大量に使用しても、環境への負荷がほとんどない事と言えます。
栄養源は微生物に応じて変わります。
イースト菌であればショ糖を入れ、イースト菌の活動を維持するためにpH調整用のトリス緩衝溶液を加えてグラウトという物質を作り出します。
納豆菌であれば、栄養源に尿素を使い、カルシウム源には酢酸カルシウムなどが用いられます。
現時点では、十分な量の炭酸カルシウムを生成するのに時間がかかりすぎるという課題があります。
実用化するためには、生成スピードを大幅に速めた微生物の探索やグラウト性状の改善が必要となってくるようです。
それでも建設現場のニーズは高いと言えます。
構造物に散布しておくだけで、ひび割れを補修するような工法が実現できるかもしれないからです。
バクテリアを使った自己治癒コンクリートは、バクテリアなどの添加材を加える分だけコストは高くなります。
しかし、ひび割れが起きるたびに補修を繰り返す場合と比べて、ライフサイクルコストを抑制できます。
また建設業に関わる人材不足の中でも、確実に寿命を延ばすのであれば、人員が少ない中でも業者の修繕の対応が可能となるはずです。
「リーダーシップ研修」、「未来を創るワークショップ研修」等、各企業の課題に合わせた研修をご提案差し上げます。
経営の根幹は「人」です。働く人次第で成果が変わります。自分事で働く社員を増やし、価値観を同じくし働く事で働きがいも増します。
彩りプロジェクトでは、製造メーカー、商社、小売業者、社会福祉法人、NPO法人等での研修実績があります。
研修と一言と言っても、こちらの考え方を一方的に押し付ける事はしません。実感いただき、改善課題を各自が見つけられる様な研修をカスタマイズしご提案しているのが、彩りプロジェクトの特徴です。
保育園・幼稚園へご提供している研修【私の保育園】【私の幼稚園】は大変ご好評をいただいています。
また、貴社に伺って行う研修を35,000円(2h)からご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
メール info@irodori-pro.jp
HP https://www.fuudokaikaku.com/
お問合せ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
現在、経済産業省では「経営改善計画策定支援事業」を行っており、金融支援を必要とする企業の経営改善計画書を策定する際の費用の2/3補助があり、上限は200万円です。
また、「早期経営改善計画策定支援事業」は、同様に策定する際の費用の2/3補助があり、上限は20万円です。
こちらの「早期経営改善計画策定支援制度」は金融支援を要しないものですので、容易に取得しやすいのが特徴です。
メリットとして、金融機関との信頼関係を構築する為の制度としては有用です。
なぜなら、経営内容を開示する事、計画進捗のモニタリングを金融機関に報告する事は、金融機関が企業を評価する際に「事業性の評価」をしやすくなります。
金融機関は担保に頼らずに融資するには、「事業性の評価」が不可欠です。
「事業性の評価」とは、金融機関がその企業の事業を理解する事です。
「事業性の評価」に積極的な金融機関とそうではない金融機関がありますが、これからの金融機関とのお付き合いの仕方として、有用な制度となりますので是非ご利用下さい。
※このような方(会社)におすすめです。(中小企業庁資料より)
・ここのところ、資金繰りが不安定だ
・よくわからないが売上げが減少している
・自社の状況を客観的に把握したい
・専門家等から経営に関するアドバイスが欲しい
・経営改善の進捗についてフォローアップをお願いしたい
この補助金を利用するには、経営革新等認定支援機関の支援が必要です。
彩りプロジェクトは認定支援機関です(関財金1第492号)
経営革新等支援機関とは、「経営改善、事業計画を策定したい」「自社の財務内容や経営状況の分析を行いたい」「取引先、販路を増やしたい」「返済猶予、銀行交渉のことを知りたい」
「事業承継に関して、代表者の個人補償をどうにかしたいんだけど・・・」
というお悩みを始め、中小企業経営者を支援するために国が認定した公的な支援機関の事です。
お気軽にご相談下さい。
当、彩りプロジェクトでは30分無料相談を実施しています。
どのような支援が受けられるのかだけでも、一度お聞きになって下さい。
→ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
HPの申込フォームから(こちらから)どうぞ。
ヨンカース氏の研究グループでは、実験設備の中ですが、最大1ミリ幅のひび割れを約2か月で修復した事を確認しているとの事です。
使用しているバクテリアは、欧州の安全基準をクリアしていて、「人への感染がない添加材」に区分されています。
しかし、ひび割れを補修できますが、コンクリートの強度を回復させることは保証していません。
ひび割れを埋めて、さらなる水の侵入を防ぐだけでもメリットはとても大きいのではないでしょうか?
鉄筋コンクリートの構造物では、ひび割れから水などが浸透して内部の鉄筋に達すると腐食を招きます。
鉄の強度が落ちれば、コンクリート構造物の安全性が下がってしまいます。
実は、バクテリアを使った自己治癒コンクリートは、欧州では既に商品化されています。
ヨンカース氏らは関連する特許を取得後、2014年にバイオベンチャー企業、バジリスク・コントラクティングBVを設立しました。
製品の販売先は、地元オランダだけではなく、ドイツやベルギーでも販売実績があるようです。
日本では、コンクリートの専門業者北海道の苫小牧にある會澤高圧コンクリートがバジリスクと提携しました。
日本における独占販売権を獲得したと2017年4月に発表し、すでに日本仕様で最適な配合で発売されています。
価格は通常の生コンの2倍ほどとなっています。
バクテリアなどの原材料を欧州から輸入する為に割高となってしまうようです。
将来はバクテリアの増殖も日本国内で実施し、コストダウンを目指しています。
微生物を使ってコンクリートを補修する技術は、日本でも研究開発が進んできているのです。
愛媛大学ではコンクリート構造物に生じたひび割れを補修する技術開発に取り組んでいます。
使用する微生物は、イースト菌や納豆菌といった食品にも含まれるものの様です。
最大のメリットは大量に使用しても、環境への負荷がほとんどない事と言えます。
栄養源は微生物に応じて変わります。
イースト菌であればショ糖を入れ、イースト菌の活動を維持するためにpH調整用のトリス緩衝溶液を加えてグラウトという物質を作り出します。
納豆菌であれば、栄養源に尿素を使い、カルシウム源には酢酸カルシウムなどが用いられます。
現時点では、十分な量の炭酸カルシウムを生成するのに時間がかかりすぎるという課題があります。
実用化するためには、生成スピードを大幅に速めた微生物の探索やグラウト性状の改善が必要となってくるようです。
それでも建設現場のニーズは高いと言えます。
構造物に散布しておくだけで、ひび割れを補修するような工法が実現できるかもしれないからです。
バクテリアを使った自己治癒コンクリートは、バクテリアなどの添加材を加える分だけコストは高くなります。
しかし、ひび割れが起きるたびに補修を繰り返す場合と比べて、ライフサイクルコストを抑制できます。
また建設業に関わる人材不足の中でも、確実に寿命を延ばすのであれば、人員が少ない中でも業者の修繕の対応が可能となるはずです。
「リーダーシップ研修」、「未来を創るワークショップ研修」等、各企業の課題に合わせた研修をご提案差し上げます。
経営の根幹は「人」です。働く人次第で成果が変わります。自分事で働く社員を増やし、価値観を同じくし働く事で働きがいも増します。
彩りプロジェクトでは、製造メーカー、商社、小売業者、社会福祉法人、NPO法人等での研修実績があります。
研修と一言と言っても、こちらの考え方を一方的に押し付ける事はしません。実感いただき、改善課題を各自が見つけられる様な研修をカスタマイズしご提案しているのが、彩りプロジェクトの特徴です。
保育園・幼稚園へご提供している研修【私の保育園】【私の幼稚園】は大変ご好評をいただいています。
また、貴社に伺って行う研修を35,000円(2h)からご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
メール info@irodori-pro.jp
HP https://www.fuudokaikaku.com/
お問合せ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
現在、経済産業省では「経営改善計画策定支援事業」を行っており、金融支援を必要とする企業の経営改善計画書を策定する際の費用の2/3補助があり、上限は200万円です。
また、「早期経営改善計画策定支援事業」は、同様に策定する際の費用の2/3補助があり、上限は20万円です。
こちらの「早期経営改善計画策定支援制度」は金融支援を要しないものですので、容易に取得しやすいのが特徴です。
メリットとして、金融機関との信頼関係を構築する為の制度としては有用です。
なぜなら、経営内容を開示する事、計画進捗のモニタリングを金融機関に報告する事は、金融機関が企業を評価する際に「事業性の評価」をしやすくなります。
金融機関は担保に頼らずに融資するには、「事業性の評価」が不可欠です。
「事業性の評価」とは、金融機関がその企業の事業を理解する事です。
「事業性の評価」に積極的な金融機関とそうではない金融機関がありますが、これからの金融機関とのお付き合いの仕方として、有用な制度となりますので是非ご利用下さい。
※このような方(会社)におすすめです。(中小企業庁資料より)
・ここのところ、資金繰りが不安定だ
・よくわからないが売上げが減少している
・自社の状況を客観的に把握したい
・専門家等から経営に関するアドバイスが欲しい
・経営改善の進捗についてフォローアップをお願いしたい
この補助金を利用するには、経営革新等認定支援機関の支援が必要です。
彩りプロジェクトは認定支援機関です(関財金1第492号)
経営革新等支援機関とは、「経営改善、事業計画を策定したい」「自社の財務内容や経営状況の分析を行いたい」「取引先、販路を増やしたい」「返済猶予、銀行交渉のことを知りたい」
「事業承継に関して、代表者の個人補償をどうにかしたいんだけど・・・」
というお悩みを始め、中小企業経営者を支援するために国が認定した公的な支援機関の事です。
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当、彩りプロジェクトでは30分無料相談を実施しています。
どのような支援が受けられるのかだけでも、一度お聞きになって下さい。
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