使うことによって知覚力を訓練しなさい
知覚力を訓練し,正しいことも悪いことも見分けられるようになるのは「使うことによる」という点を銘記してください。
つまり,決定が必要なときにはいつでも知力を働かせ,聖書のどんな原則が関係しているか,それをどのように適用できるか識別することを学ぶべきなのです。
「主人が,召し使いたちに適切な時に食物を与えるため,彼らの上に任命した忠実で思慮深い奴隷はいったい誰でしょうか」。
(マタイ 24:45)
もちろん,円熟したクリスチャンに助けを求めることもできます。とはいえ,自分で努力して神の言葉を研究するとともに,導きと霊を求めて神に祈るなら,長期的に見て豊かに報われます。
「このような訳で,私は父(神)に向かってひざまずきます。その方によって,天と地の全ての家族が存在するようになりました。 私はこう祈ります。豊かな栄光に輝く父(神)が,聖なる力によって皆さんの内面を強くしてくださいますように。 皆さんの信仰のゆえに,キリストが愛と共に皆さんの心の中に住みますように。皆さんがしっかりと根を張り,強固な土台の上に建てられますように。そのようにして,全ての聖なる人たちと共に,真理の幅と長さと高さと深さがどれほどかを十分に理解できるようになり,知識以上のものであるキリストの愛を知ることができますように。そして,神から与えられる良いもの全てで満たされますように」。
(エペソ・エフェソス 3:14~19)
知覚力を漸進的に訓練してゆく際に目指すのは,
「もはやみどりごでなくなり,人間のたばかりや誤らせようとたくらむ巧妙さによって,波によるように振り回されたり,あらゆる教えの風にあちこちと運ばれたり」しなくなることです。
(エフェソス・エペソ 4:14)
むしろ,何が神に受け入れられるのかに関する知識と理解に基づいて,大小の賢明な決定を下すのです。わたしたちに益となり,崇拝を共にする仲間を築き上げ,何よりも,天の父に喜ばれる決定です。
「わが子よ,賢くあって,私の心を喜ばせよ。私をあざける者に私が答えるためである」。
(箴言・格言 27:11)
それは,この危機の時代にあって,何という祝福,また保護となるのでしょう。
トマス・ホームズとリチャード・レイの両博士は,人々の生活で特にストレスを生じさせる40余りの体験を挙げました。
その上位三つを占めるのは,配偶者との死別,離婚,別居です。結婚することは7位です。