観光の1日目は知床へ行くことにしていた。この日も30度超えの暑さだった。
知床への途次、前夜宿のオーナーさんに教えてもらった「天に続く道」に寄り道した。
全長18キロの直線道路がどこまで伸びているように見える。
これほどでなくとも、今回、長~い直線道路はほかに何本も出会った。
知床半島に入って、最初に行ったのは、オシンコシンの滝。
ここには、観光バスもひっきりなしにやってきていた。
次に行ったのは、ウトロ。ここから出ている知床遊覧船に乗るためだ。
最初に声をかけたところは、11時出発だと言い、まだ1時間近くあった。
「隣は10時半の便があるよ」と言われ、隣の遊覧船でチケットを取った。
岬の先端までは行かず、カムイワッカの滝で引き返す70分のコースだ。
知床岬まで行くと3時間かかり、ほかを観光できなくなってしまう。
船着き場近くにあるゴジラ岩。
船はわりと小さく、2階のデッキにすわる場合はライフジャケットを身につけないと
いけない。大型の遊覧船もあるが、それだとあまり岸の近くまで行かないというので、
わたしははじめから小型船に決めていた。これがすれ違った大型船。
それほど近くを通ったわけではないのに、大型船が起こす波で小型船は大揺れした。
侵食された奇岩や、滝の近くではスピードを落としながら、船は進んでいく。
ゾウ岩。
船から眺めた知床連山。
カムイワッカの滝。
温泉水に含まれる硫黄のせいで、海岸近くは海水の色が変わっている。
板状節理がみごとな瓦岩。
8月になると、鮭がやってくるので、クマが海岸近くによく現れるそうだが、
この季節はまだあまり見られないらしい。
往路はゆっくり岸近くを行った遊覧船も、帰路は岸から離れたところを
早いスピードで戻るというので、わたしは風当たりの強いデッキを降りて
1階の船室に入った。船長のアナウンスのほかに、もうひとりのスタッフの
おじさんの説明も興味深かった。
港のそばの岩山にはカモメが営巣しているらしく、たくさん舞っていた。
お昼は道の駅うとろ・シリエトクへ少し戻って、エゾ鹿バーガーを食べた。
クセのない味とうたっていたが、じっさいふつうのバーガーと違いを感じなかった。
にほんブログ村
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます