娘に薦められてシリーズ第1巻の「陽炎ノ辻」を読んで以来、
すっかり「居眠り磐音」シリーズのファンになってしまった。
そして読み進むうちに江戸の地理がすごく知りたくなった。
というのも、小説の中では登場人物がある場所から別の場所へ行くとき
そのルートが詳細に書かれているからだ。
そこでネットで江戸の古地図を探しだして、それでおおよその場所を
推察しながら読んでいたのだけど、これらの地図は江戸が区画ごとに分かれていて、
ひじょうに見づらかった。それに、おおよその位置さえもわからない土地の場合は
この地図では探しようがなかった。
ところが先日、シリーズ番外の本を図書館で借りたところ、
今回購入した地図の一部が抜粋してあって、それを参照しながら読んだところ、
これまでとちがい、位置関係がものすごくわかりやすかったのだ。
なにしろこの地図には、江戸の古い地名はもちろんのこと、
登場人物たちの住まいや、話に出てくる商家、道場、大名屋敷まで載っている。
今まではばくぜんと思い描いていた江戸の地理だったが、
ある場所が意外なほど近かったり、思いのほか遠かったりした。
これはもう元の地図を買うしかないと思い、楽天ブックスで注文したのだった。
それが今日届いた。地図が入っていた左下の箱がちょうど文庫サイズ。
開いたりたたんだりを繰り返すと、折り目から破れてしまいそうなので、
壁にでも貼ったほうがよさそうだ。
シリーズはまだ完結していないが、一番新しい巻のレビューを読むと
人気にあぐらをかいて作者は手抜きしていると、あまり評判がよくない。
とはいえ、出ているだけでも43冊あるので、まだ当分は楽しめそうだ。
それにしても、昔の人は健脚だったと思う。
それと、水上交通がとても発達していたことに驚く。
江戸は水の都と言ってもいいくらいだ。
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