80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

京王5000系が走るまで(前編)

2015-02-03 23:52:11 | 私鉄電車
京王5000系の下調べを続けております。とかいいながら実はもう確実に製造工程に突入してしまった予感。中間車セットも開封しちゃいました。(^^;



そのココロはただひとつ。どうしたら走行化できるかのシミュレーションです。オプションの動力ユニット(まだ発売になっていないようです)を使わず、なかば意地でこのまま走行化してやろうじゃないの!という試みなのです。


その前に、中間車セットを開けてちょっと残念だったのがこの台車。クハと同じTS-805タイプが入っていました。軸受の形が違うだけですが作り分けてほしかったところです。上がキットのTS-805、下が本来の電動車用のTS-804(日光製)です。軸受以外は一緒なのでそのままでもいいのですが、例えば軸受先端にパテを盛って丸くするとか、やりようはあるので、のちのちトライしてみようと思います。



WB=26mmのMPギヤに台車を合わせたところ。設計はかっちりしているのですんなり入りました。これで走らせられれば簡単で言うことなしなのですが、さすがにそれはできませんね(^^;



台車枠自体はすっきり設計されていて、モールドの厚みなどは日光のダイキャスト製台車と遜色ありません。



まずは軸受メタルを埋め込むことにします。前の投稿でピボット軸受の手持ちがあると書きましたが勘違いでプレーンでした。その勘違いのおかげで、一気に動力車の走行化改造という難題に突き進んでしまいました。やれやれ...



既存の軸受穴の出っ張りをすべて削り取ります。



次にφ2.7mmドリルで穴を広げ、さらにメタルがいい具合に沈み込むまでさらっていきます。いい具合にとは何ともファジーな表現ですが、厳密に深さを測るツールがないため感覚でやらざるを得ないのです(^^; 勢い余って表側に突き抜けてしまわないように少しずつさらっていきます。



こんな感じで軸受メタルが入ります。が、これでは集電ができないのと、荷重を支えるにはプラでは強度不足のため、別途金属製のフレームを台車枠内側に仕込むことにします。プラ完成品の台車と同じ構造です。



フレームはt0.8真鍮板から切り出したもので、WB=26mmとなるようにφ2.8mmドリルで正確に穴を開けておきます。一方、適当な木片に26mm間隔でこちらも正確に穴を開け、表面に1mm飛び出すように軸受メタルを挿し込んで保持し、そこへ真鍮フレームをハンダ付けします。軸受メタルの平行が狂うと車軸の転がりが悪くなるため、慎重に平行出しするのが大変でした。



プラ製台車枠に組み込んだところです。これでやっと1組。MPギヤで両台車駆動にするならあともう1組作る必要があります。思わず、インサイドギヤ方式でもいいかな~と弱気になった瞬間でした。気持ちを奮い立たせてもう1組作ります!



まだ走行試験はしていませんが、こんな感じで、とりあえず「走ってナンボ」の鉄道模型へ向けた方向性が見えたような気がします。あとは床板の高さを確認してボルスターの取り付け位置を決定すれば、ひとまずMPギヤユニット相当のものができたと言えそうです。(^^)



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コメント
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