80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

十和田観光電鉄モハ3603の製作(7)

2018-10-07 01:36:12 | 私鉄電車
上回りのめどがついたので下まわりを作っていきます。

こちらのブログの写真を参考にさせていただき、まずは使えそうな手持ちパーツをあてがってみます。




最初は東急の旧型車ということで、以前に京阪2000系用に購入したカツミの「旧型電車用A」という床下機器セットを使おうと考えていました。これは東急デハ3450形をベースとしたトライアルキット向けの床下機器セットで、確かに今回の車両と似ているものもありますが、無理にバラしても余りの方が多くなりそうだったのでやめにしました。




代わりに、いつもお世話になっている(笑)同じカツミの近鉄ビスタカー30000系用で形や大きさの似たものがあるのでそれを使い、どうしても足りないものだけスクラッチすることにしました。




遮断器はエコーの「CS10形用」を切り詰めてアークシュートを3列化しました。右がオリジナル、左が完成品です。




主制御器はおよそ見かけないタイプなので、ヒノキ材の上にプラ板を貼って自作しました。φ0.3mm真鍮線で開閉カバーの取っ手を表現しています。




完成状態がこちら。ホイールベースの長いKS-33台車に換装したため、実車と比べてややスペースが窮屈になってしまいましたが、なんとかすべての機器を配置することができました。




公式側のようす。中央に自作の主制御器と幅を詰めた遮断器が並びます。左のヒューズ箱やスイッチ箱の奥に抵抗器があります。これは近鉄のリボン形でない方の抵抗器をそのまま流用しました。




非公式側のようす。左端のMGは、東急5200系のM車用の強制通風式抵抗器を作った際に半分に切った余りです。裏にダミーの丸棒でも貼って見栄えを整えようかとも思いましたが、窮屈な配置のおかげであまり奥まで見えないのでそのままにしてあります。その隣は自作した蓄電池箱、中央のブレーキシリンダはエコーの客車用、そして右端のコンプレッサーはモリタのC-1000です。




台車を変えたのでインサイドギヤも31mmにしなくてはなりません。どこかに1個ぐらい転がってるだろ・・・と思って探したものの見つからず、仕方がないのでこういう時の常とう手段、仕掛品からの追い剥ぎで調達しました。ウォームをはずしてカンモーターに付け変えるのも面倒になってきたので、このままモーターごと再利用することにします。ただ、この背丈の低いフォームは恐らく“DV-18A”と思われるので、車体の補強材を削らないと首を振らない可能性が大であります。




よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へにほんブログ村

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 十和田観光電鉄モハ3603の製... | トップ | 十和田観光電鉄モハ3603の製... »

コメントを投稿

私鉄電車」カテゴリの最新記事