釈尊の生の言葉を残した原始仏典を、古代パーリ語から日本語に訳すにあたり、有名な仏教学者同士でも大学・学閥が違えばいかに内容も、訳すボリュームも変わるのかを見て頂きたいと思います。
先ずは私が訳した柔訳の一部:
「さまざまな宗教を体験して、それで自分が変わらないことを思い知ること。
色々な宗教的な内容・教理を他人と論争しても、何の意味も無かったこと。それを超えて、」
この部分の他の学者の訳。
(1)「相争(あいあらそ)う哲学的見解を超え」
岩波書店「ブッダのことば―スッタニパータ」より引用。
(2) 「さまざまな宗教的ドグマ(教義)という邪路迷路を悪戦苦闘して通過してきて」
講談社学術文庫「スッタニパータ [釈尊のことば] 全現代語訳」より引用。
(1)は、東大の有名な原始仏典の研究者である大御所の訳です。非常に短い1行で訳されています。
この訳だけを参考にして、私の2行にわたる柔訳を見ますと、私の個人的な主観が過剰に入り過ぎた訳だと思われる人がいるかも知れません。
ところが京大出身の大学教授3名の共訳である(2)は、
「さまざまな宗教」「ドグマ」「邪路迷路」「悪戦苦闘」「通過してきて」
という語意を持って訳されています。
この(2)の訳と、私の柔訳の表現するところは同じだと思います。
つまり(2)は、原文の持つ微妙な意味合いまで忠実に表現されたと思います。
これを見れば、私の柔訳は決して原典を大きく意図的に外した訳では無いことを分かって頂けると思います。
読者の中には、宗教に対する悪意的な非難を意図して、私が訳を改変・変更をしていると思う方もいるかも知れませんが、決してそうではありません。
原典が意味する基本は絶対に外していない柔訳(個人的な訳)であることを明言しておきます。
憲法が保障する表現の自由を超えてはいません。
(1)の訳は、「相争(あいあらそ)う」「哲学的見解」という2語をもって意味を含ませています。
でもなかなか、これだけですと、その指す内容を軽く通過される人が多いかも知れません。
(1)の訳者は、非常に「優しい」「愛のある御方」だと思います。
私の空想ですが、この御方は過去生において、釈尊亡き後のインドのサンガ(仏教集団)において、仏典の編纂に関わった1名だと感じています。つまり魂の履歴的にも、東大の仏教学者になるに相応しい御方に思います。
亡き漫画家の手塚治虫さんは、釈尊の直弟子、しかも十大弟子の一人・舎利弗(しゃりほつ)だった過去生を私は感得します。
非常に頭の良い冷静で優しい人柄だったことを思います。
つまり、2500年前に誕生された釈尊の教えは、東方の楽園・日本でこそ華が開いたとも言えます。
この釈尊の言葉を訳す場合は、原典だけを見て訳すと本筋を外すと思います。訳す場合は、
* 釈尊が辿られた人生でされたこと。
を忘れてはいけません。
釈尊こそは、仏教以前にインドで古代から隆盛していたバラモン教(カースト制度という深刻な差別階級を生んだ)の行者たちと、激しい論戦、死闘を繰り広げた御方だったのです。
当時のインドでも、悪徳な行者たちが金銭を得るために、低層階級の女性たちを食い物にしてダマし、除霊を言い訳にして好き放題をしていたのです。
これと同じ転写が、2500年を経ても今の日本にも有るのです。
私が仏典を柔訳する内容に、悪徳な集金宗教や有料先生への「個人的な非難の思いが強すぎる」、「意図的である」、というコメントを寄せる人もいます。
しかし、当時の釈尊の行動と言葉は、もっと激しいものだったことを当時の世相を研究して知るべきです。
釈尊を殺そうとしたダイバダッタとの相克が仏典に登場しますが、実際はもっと多かったのです。
この転写の一部を受けたのは、後世の日本の日蓮さんであり、それゆえに神道以外のすべての宗教の道場破りに日参し、激しく闘争したとも言えます。
「人類は同じことを繰り返している」ということを知り、そろそろこれを卒業するのが今の時代だと知って置きましょう。
(カレンダーの意味は「月間の自然観察日」を順番に参照)
「中潮」の日は注意。
生かして頂いて 有り難う御座います
下の三ヶ所のクリックも、もしよろしければ毎日宜しくお願い致します。
応援して下さる方は、パソコンも携帯電話(fc2のみ出来ない機種もあり)の人も、この3箇所を1日に1回ずつ良ければクリックして下さい。
■人気ブログランキング
■精神世界ランキング
■FC2ランキング
クリックして現れるランク一覧の中から再度、伊勢白山道を押してね。
【携帯版伊勢白山道 TOP】 http://www.geocities.jp/poriporry/m/
「商品リスト PC用」 http://www.geocities.jp/poriporry/m/g_all.html
「商品リスト 携帯用」 http://www.geocities.jp/poriporry/m/g_top.html
※ 最新の商品案内は、こちらを参照してね。
(http://luce-tabi.jp/index.php?word=%E2%97%86%E4%BC%8A%E5%8B%A2%E7%99%BD%E5%B1%B1%E9%81%93+%E8%AA%AD%E3%82%93%E3%81%A7%E8%AA%BF%E3%81%B9%E3%81%A6%E8%87%AA%E5%B7%B1&type=and&sort_flg=1&encode=utf-8)
見当たらない過去の製品は、コメント欄で質問して頂ければ、最新の製品を調べます。
同じ製品でも中身が日々刷新されていますから、他の新製品も見て注意をします。
※ 最新書籍は、こちらです。
(http://luce-tabi.jp/index.php?word=%E2%97%86%E4%BC%8A%E5%8B%A2%E7%99%BD%E5%B1%B1%E9%81%93+%E6%9C%80%E6%96%B0%E3%81%AE%E6%9B%B8%E7%B1%8D&type=and&sort_flg=1&encode=utf-8)
★注意書き(必ず読んでください)★
*コメント投稿について
・過去コメントの削除はしませんので、コメントを書かれる時は慎重にして自己責任を覚悟して投稿してください。
(コメント欄に不掲載でも、内容に脅迫や誹謗中傷などの重大な問題が有れば、ブログ会社と警察に投稿時間と内容を送付し、苦痛を受けた運営関係者たちが対応します)
・質問は、その時の最新記事のコメント欄でお願いします。過去記事のコメント欄に質問を投稿されましても、返答しません。
・聞きたい時はタイトル名に必ず、質問 男または女、と記入してください。これが無いと、返答しません。(視る時間短縮のために、霊体と肉体の区別を簡略化するためです)
・非掲載希望の質問には返答しません。
・コメントでは実名の扱いは慎重にしてください。内容によっては、絶対に全部を隠し、文字の数で表すか、書かない工夫で表現してください。
・投稿者の名前欄に実名の記入は厳禁です。ハンドルネーム(仮名)を入れるか、空欄のままにしてください。
・URL欄にアドレスの貼り付けは禁止です。
・質問したい写真は、「伊勢白ペディア」に投稿・公開の場があります。送った写真がUPされたら、そのURLを入れて質問してください。写真は、個人の顔や情報が特定されないような配慮をしてください。
・返答は順番にしていますが、質問が多いために翌日の夕方になることもあります。
・コメント欄で何度も質問しても掲載されない場合、内容に名称が分かる内容がある、質問した人を守る為、という場合が有ることを認知して置いてください。
・質問に絵文字を入れると、返答が切れて表示することがあるから止めて下さい。
*検索に使用しましょう。
・「伊勢白ペディア」 http://isehakupedia.wiki.fc2.com/ 日々更新される伊勢白山道の事典です。
・速い検索システム http://luce-tabi.jp/index.php 大容量検索システムです。
*返答について
・リーマン返答集 http://goo.gl/pUKQUi 最新のものから期間無制限で返答が表示されます。
・ry-comme http://web.hiyoko.biz/~javcof/ry-comme/ 最新記事3日分の、リーマンの返答コメントが抽出されます。
・私の返答が無いコメントは、霊的な問題では無いと言う事です。
・病気や体調については、医師の診断を必ず受けて、そちらを優先してください。
・私が毎回受診を指摘しなくても、病気については「医師の受診をする前提」であることが、ブログの決まり・前提であることを忘れないでください。
一般常識として、私に指摘されないと受診しない、これではダメです。これは自己責任のことです。
・サプリメント(健康食品)の摂取も、必ず医師の許可を受けてからにしてください。
・先祖供養や健康食品の実践は、ご自分で判断して自己責任の上で決めてください。
※私の返答は、あくまでも参考意見です。決して、強要はしておりません。ここでの話は、自己責任の上で判断をしてください。
*引用・転載禁止のお願い
・伊勢白山道ブログの記事・コメントの転載・引用・コピーは一切厳禁です。
・ブログ、SNS、ツイッター、印刷物など、多数に公開するものはすべてです(限定メンバー公開の場合も)。このブログ内でリンクされているサイト以外は全部です。
・伊勢白山道ブログのリンク掲載はよいです。
・家族へ記事のコピーを渡したり、自分用のデータ保存をしたりすることはかまいません。
・私の発言に感想や解説・解釈を加えられますと、それは私の真意(神意)から外れます。言葉の一部だけを取り上げられれば、意味がまったく違った内容になって伝えられかねません。曲解されることを防止します。
この下方に出る企業広告は、gooブログにより自動的に表示されます。
伊勢白山道とは、一切関係がありません。