自民党の高市総務相が、「政治的な公平を欠いた
ら『電波停止』」などと、とんでもない発言をし
た。
「戦争法」への反対や疑義を表明したテレビのキャ
スターを続けて「更迭?」ごときに追いやったり、
言論の自由への圧力がすさまじい。
政治権力をもった政治家の「驕り」があまりにも
目につく。
「政治的中立」の名のもとに、自民党や安倍首相
への反対を述べることに、「犯罪」のごとく、追
及することが起きている。
釧路市議会の「議会広報不掲載問題」も、その流
れである。
労働組合が、「戦争法」に反対し、それを推進す
る「アベ政権を許さない」というクリアファイル
を机の上に置いただけで、「中立」に反すると攻
撃をかけた自民党議員。
組合の資料を職場に持ち込んだらダメ、などと聞
いたことがない。
ましてや高校の組合の資料なのに、小中学校まで
調査範囲を広げて追及していく。
これでは「中立」の名で、「政治の話はするな」
ということになる。
政治的な自由は、民主主義の基礎であり、言論の
自由こそ、その基礎である。
これが今、危機にさらされている。
高市総務省と同じ権力的発想が、地方政治にもま
ん延してきている。
道議会でのクリアファイル質問、そして釧路市議
会で起きた「広報不掲載」にその怖さをみるのは
私だけではない。
5日、日本共産党釧路市議団は、「不掲載問題」
で月田議長に申し入れた。
残念なことに、公の、正式な申し入れにも関わら
ず、議長は新聞記者に取材を許可しなかったとい
う。
まだまだ問題の根源は深い。