25日付朝日の「軍事目的のみの研究せぬ」
の記事には驚いた。
安倍首相の推進する軍事研究の資金を得た
北大大学院の教授の記事が掲載された。
「特定の船種に限った研究ではない。軍事
目的のみの研究はしないし、それが守られ
ないなら降りる」と取材に対して答えてい
る。
先端技術は、何が軍事かどうか線引きでき
ないのはあたりまえではないか。
問題は「防衛予算」から出ていることが問
題なのだ。なぜ文科省や経産省の予算では
ないのか。
「言い訳」と「自己弁護」としか聞こえて
こない。
大学を軍事研究に引き込むため、安倍首相
は来年度に110億円を計上した。前年度か
ら実に18倍の増だ。その反面、社会保障費
の自然増から1400億円もカットした。
一度でも軍事予算の「ヒモ」がつけばどう
なるのか。今の日本では「秘密法」が制定
されている。何が秘密か、それさえも秘密
と言われているように、結果は見えてくる。
先の大戦で「科学技術」が大量殺人に使わ
れている。ドイツでも日本でも、またアメ
リカでも、「科学者」が総動員されている。
人類にとって、この苦い教訓が薄れている。
長い時が経過すると海岸や河川は「侵食」
を受ける。
来年は、戦後72年。
「軍神」をつなぎとめていた「鎖」が外さ
れようとしている今、我々の精神が軍事か
らの「侵食」を受けるには早すぎる。
京大有志の会のアピールをぜひ!
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