今日は日米安保条約改定から60年。
各新聞社も特集を組んでいる。
誰がみても安倍首相、自・公政府(+維新)の
アメリカいいなりが酷すぎると思っているので
はないか。
根底に戦後のアメリカ単独占領があり、形の上
では「独立国」ではあるが、高度で巧妙な占領
が続いている。
そのためには、仮想敵をつくることが必要であ
り、日本に「独自外交」をとらせないことにな
る。
その土台が「日米安保条約」である。
中身は軍事だけでなく、経済もガンジガラメに
されている。その多くが朝貢外交ではないか。
トランプにいわれれば、すぐにもイージスアシ
ョアやF35の購入を決める。アメリカからい
われれば沖縄の辺野古基地を選挙で何回も負け
てもつくり続ける。
日本の「外交なき外交」の根源にあるのが安保
条約だ。これはたったの10条でできているが、
その後には、ぼう大な条約、協定、協議、さら
には「秘密協定」まである。
米軍艦船や米軍隊が、釧路港に入っても、日本
の法律や釧路市の港湾条例は「適用外」となっ
ている。7月末には沖縄米海兵隊が矢臼別演習場
に実弾訓練にやってくる。
米軍車両や米軍人が「公務」と言われれば、日
本の法律は適用できない。事故や犯罪も。
60年。
米軍は日本を守る。この硬直した思考から、事
実・ファクトの検証で脱却する時期がきている
のではないか。
周辺諸国との軍事対軍事は、不安を煽れば軍事
力の拡大、エスカレートしかない。
いまこそ思考停止ではない「独自外交」を。