根室からの帰りにデジカメで撮りました。
車窓から~別寒辺牛湿原
釧路湿原、霧多布湿原、そして厚岸町の別寒辺牛湿原(べかんべうししつげん)が有名です。
湿原にはさまざまな生き物が生息しており、「命のゆりかご」とも比喩されます。
別寒辺牛はアイヌ語に漢字をあてたものです。
「べかんべ」は菱の実、「うし」はたくさんという意味だそうです。
出発は根室駅です。
ここから東京まで1,607キロ
ローカル線で挑戦する人はいるのだろうか。
列車は旅行客でほぼ満席でした。
のんびりと車窓からながめる景色は、こころが洗われます。
みなさん、たまには列車の旅もいいものですよ。
さて、新型コロナ禍のなか、全国のJRは大幅な収入減であえいでいる。JR北海道も大変だ。このままでは鉄路が消えると危機感は道民にある。
赤字廃止路線として、花咲線と釧網線の名前があがっている。
完全に「国鉄民営化」の破たんである。
JR北海道はもともと黒字にはならず、巨額な積立金の利子によって運営することで出発した。しかし国の金融政策で利子が事実上ゼロに近くなってしまった。
いまだにJR北海道の株主は「国」のひとつだけだ。
新自由主義がはじまったイギリス。サッチャーリズムによって民営化されたイギリスの鉄道が、再び「国営化」にむかって進んでいる。
フランチャイズ方式のTOCが断罪され、GBR(グレート・ブリティッシュ鉄道)になろうとしている。
日本国民が長年築き上げてきた「鉄道網」。赤字だからといって鉄路を剥がしてはならない。
「国鉄分割民営化」に賛成した自民・公明の政党として、国会議員としての責任が、今問われている。
公共鉄道をいかに守り発展させるか。
その意志と知恵の発揮が政治に求められている。
ただし、自民・公明にはまかせられない。