どんな理由をつけようとロシアによる国連憲章違反の「侵略戦争」であることにかわりはない。
23日開かれた国連総会は141カ国の賛成で「ロシア軍の即時撤退」「国連憲章の原則にそった和平」を可決した。
6000万人ともいわれる途方もない人命が失われた先の大戦から人類の英知として生まれた国連憲章とその後の人権保障。
いまこそ軍事ブロック化と「軍事対軍事」という19~20世紀の愚行を繰り返させないことだ。
国連憲章 全文
「われらの一生のうちに二度まで言語に絶する悲哀を人類に与えた戦争の惨害から将来の世代を救い、基本的人権と人間の尊厳及び価値と男女及び大小各国の同権とに関する信念をあらためて確認」
「すべての加盟国は、その国際関係において、武力による威嚇又は武力の行使を・・・慎まなければならない」
基本的人権を守りぬけば戦争はおこせない。
武力による威嚇又は武力の行使はしないということ。
ロシアによるウクライナ侵略で世界は「真逆」の方向に動いている。
憲法9条をもつ日本は「武力による威嚇」のためトマホークなど敵基地攻撃のために43兆円という巨額な軍事費を予算にのせた。このままでは世界第三位の軍事大国に。
それもアメリカの攻撃兵器のオンパレードだ。
自・公と維新は「武力による威嚇」へまっしぐらだ。
これほどウクライナ侵略の悪用はない。
現代の戦争は真っ先にミサイルが飛び交い、日本の国土が直ちに「戦場」となる。
とりわけ沖縄に住む人々はたまったものではない。
紛争を戦争にしない。
その努力こそ日本が一番求められていることだ。
ところがアメリカいいなりの政治が続く。
大軍拡反対、専守防衛の日本にもどせ。
自公政権、維新に政治はまかせられない。
大軍拡に真っ向から反対の論陣をはる日本共産党の大きな前進を。