屋久島沖の事故から一週間。8人全員死亡を米軍が発表した。
それにしても、事故から1週間もオスプレイの訓練をやめなかった。あまりにも遅い。
兵士の命より訓練が大事なのか!
鹿児島、佐賀県からは「当然だ」と。沖縄では市街地上空の飛行が当たり前のように続いていた。沖縄県議会では「意見書」を可決した。
それでも松野官房長官は7日、佐賀県へのオスプレイ配備は予定通り行うと強調した。(そんなことより自分の尻に火がついているのではないか)
オスプレイのHCE(ハード・クラッチ・エンゲージメント)は今もなお解決していない。
構造上、左右どちらかの回転が弱まれば、即座にバランスを失い墜落する。
翼も離着陸時は強風の影響を受けやすい。着陸時は無用の長物だ。
空中給油はあの大きなプロペラのすき間にホースが伸びていく。一歩間違えると即座に墜落だ(沖縄の事故)
超低空でレーダーに捕捉されず、高速で大量の人員と武器を輸送できる。軍事上はそうかもしれないが、兵士と地上の人間の命の危険と引きかえにだ。
ROA(米軍予備役の支援団体)は、米国防長官に即時飛行停止を求める書簡を出した。これまで56人が死亡し「オスプレイほど致命的な米軍機は存在しない」と。
「日米地位協定」で米軍機と兵士は「治外法権」にいる。
今回の事故も日本政府は人命救助を除き、いっさい手を出せない。
沖縄の事故ではカメラさえ妨害してきた。
自衛隊の軍事訓練も多くが日米共同訓練となりつつある。
指揮権は?
地位協定をみれば答えは歴然としているのでは。
日本社会が、どんどん軍事優先になりつつある。
この流れを平和の流れに切り替えなければ。
追 記
オスプレイの生産中止のニュースが入ってきた。
これで十数年後には、オスプレイの姿は消えることになる。
いやもっと早まるかもしれない。
生産中止の表向きの理由は「需要がない」とのこと。
それはそうだ。事故多発の機種を買う国はいない。いやあった。
米軍以外で購入したのは日本であった。
さらに戦術的にどれほどの効果があるのか。
日本はアメリカいいなりにオスプレイを購入したことを反省すべきだ。