春の陽気につられ各地の梅の名所から春を告げる梅便りが届きますが、京都府立植物園には北山門近くと中央部に二つの梅林があります。
中央部の梅林は植物園らしく品種が多いのが特徴で約60品種、100本の梅が五分咲きとなっています。
注目は「色玉垣」という品種で、福岡太宰府天満宮の飛梅伝説で知られる「飛梅」の接ぎ木苗で2000年に白梅が咲いています。
体力増進と心の癒しによく植物園を散策に訪れますが、数多くの草木、樹木のなかであまり知られていない植物にも出会います。
そんな樹木の中に「ヤマコウバシ」という樹があります。
落葉樹ながら春まで葉が落ちず、特有の香りがするため「山香ばし」の和名を持ちます。
受験シーズンになると春まで落葉しない「ヤマコウバシ」にあやかり受験生の願掛けに人気だそうです。
園内の半木(ナカラギ)神社に5本ほどあります。
これから植物園は桜の季節を迎えます。
園内は広くベンチもたくさんありますのでお弁当やおやつ持参で花を眺めながら春を楽しんでください。
京都好き男 細木