こだわりの農業

土作りから栽培・収穫まで無農薬・無化学肥料(自然農法)で露地草生栽培を実践するわが家を紹介します。

気持ちが揺らぐとき

2011-06-22 22:11:52 | きょうのひと言
市場出荷の価格変動も農家にとっては厳しい現実。

直接販売の売り上げ変動も農家にとっては厳しい現実。


いまうちが直面しているのは、後者。

比較的順調に今月は売り上げが推移していたのですが、今日は久しぶりに厳しい現実を味わったような気がしています。

きょう「げんきの市場」さんに出したのは、
ピーマン・・・ごく少量なので完売。
ナス・・・1袋残りましたが、上々の出来だと思います。
キュウリ・・・ちょっと量が多かったかも知れません。約半分が残ってしまいました。
キタアカリ・・・他の農家さんと重複しているため極度の不振。

最近はほとんど売れ残ることがなかったので、何となく”売れる”という自信が湧きだしていたのは事実ですが、
きょうの不振はそんな自信を大きく揺るがされた1日だったと思います。

売れているときには感じない、売れ残りに対する対処。

残れば原則廃棄をします。

せっかく育てた作物を廃棄するのは、本当に気持ちがへこみます。

どうして売れ残ったのか?
競合して売れ残ったのだとすれば、競争に負けたということ。
確かに価格差はありました。
でも価格差だけで競り負けたのならなおのこと、「栽培法のこだわり」は何だったのか?

客足が悪かった?
そんな中でも売れる作物を作るのがプロ。
むしろ、お客さんを呼び寄せる魅力ある作物を作るのがプロ。

価格設定?
安ければいいわけではないと思う。
赤字にしてまで安売りを続ければ、最終的には農家を廃業することになってしまう。
したがって原価に一定の”利益分”を乗せた価格設定をしないと経営が成り立たない。

こんな思いが頭の中をいまグルグル回っています。


自分の中での方向性(方針)は決まっています。

それはいままでも、これからも「安心して食べられる作物を適正価格で提供する」。
栽培状況などはこのブログやホームページを通して限りなく”ガラス張り”にし、
ウソ、偽りのない”こだわり栽培”を続けること。

要するに、お客さんに満足してもらえるものを精一杯努力して提供する!ってことです。


「たまにはこんなこともあるさ」
こう割り切ることもひとつの方法。

でも私は「こんなことがあったとき」に、自分の信念を再確認し”売れ残さないためにどんな努力が必要なのか”を
考えたいと思います。

ともあれ、本日購入してくださったお客様には素直に感謝したいと思います。
また今後も期待を裏切らないよう一生懸命育てた作物を提供してまいりますので、
引き続きご愛顧いただきますようヨロシクお願いいたします。



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6月21日(火)のつぶやき

2011-06-22 02:19:29 | きょうのひと言
21:21 from goo
ナス、キュウリの収穫順調です! #shukakunow #koshigaya  #goo_ishigakiengei http://blog.goo.ne.jp/ishigakiengei/e/6acb99be33290da4929fae0565eb1be1
21:25 from web
夏野菜のナスとキュウリを明日も越谷市赤山町の「げんきの市場」で販売します。#koshigaya
by Jagachan on Twitter
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