こだわりの農業

土作りから栽培・収穫まで無農薬・無化学肥料(自然農法)で露地草生栽培を実践するわが家を紹介します。

放射線量測定結果・2011/12/17(土)

2011-12-17 18:15:49 | 放射線関係
<2011/12/17の簡易測定結果>

※あくまでも簡易測定値です。
 参考値としてご覧ください。 


畑(ルッコラ・小松菜・青梗菜・かぶ・大根)の空間線量 :
地表面 5cm ・ γ線量 : 0.10μSv/h



サトイモ :
表面 1cm ・ β線(β粒子束密度) : 0.000particle/(c㎡/min) (不検出)
※particle/(c㎡/min) → 1分間の1平方センチ当たりの粒子数 



大根:
表面 1cm ・ β線(β粒子束密度) : 0.000particle/(c㎡/min) (不検出)


測定機器:ECOTEST TERRA-P+






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放射線量の測定をはじめました。

2011-12-17 17:10:25 | 放射線関係
いろいろ考えた末の結論。

「簡易的でも、やはり測っておこう」


放射線量のことです。

いままでは、市が発表している「保育所・小・中学校の空間放射線量測定結果」を一つの目安にしてきました。
理由は、自宅や畑が保育所や小中学校から近いから。

とは言っても測定場所と自宅や畑は同じ場所ではないので、本当に目安。
ただ公表されているデータを見ると、同じ敷地内でも数値は結構異なっています。

自分の自宅や畑の数値が知りたい。
とは言っても、放射線の測定はそんなにお手軽に出来るものではありません。

大学時代に放射線の授業と実習を経験している自分にとって、
放射線は少なくとも未知のものではありません。
測定器の操作法はもちろん、表示された数値の意味をきちんと理解しないとかえって誤解を生みかねません。
また測定器の校正が出来ない状態で、計測した数値が正しいのか否かがわからない。
だから”お手軽測定”に抵抗があったのです。

原発事故が起こってから、ずっとこんな思いでした。


うちの作物はご存じの通り、無農薬・無化学肥料栽培です。
さらに施設(ハウスなど)ではなく、露地栽培。

原発事故が起こるまでは「農薬と化学肥料を一切使わない」ことで、
”食の安全”を主張してきました。
また露地栽培ということで、
元気で風味がよい野菜であることを主張してきました。

しかし原発事故以降は、埼玉県発表の農産物の放射性物質濃度と越谷市発表の空間線量の
結果を根拠に、”心配いらない”とするのが精一杯。

”安心です”がこのときを境に”心配しないでください”にトーンダウンしてしまったのは、間違いありません。

このような私自身の”イライラ”を解消するためにも、
消費者の皆さんの不安を少しでも和らげることができるのなら、
たとえ簡易測定であっても測っておこうと決断をした次第です。


注文をした測定器が、今週初めに届きました。
操作自体はいたってカンタン。

でも、① 測定の方法(どのタイミングで数値を読むか?)
   ② 表示された数値をどう解釈するのか?
   ③ 測定値と市が公表している空間線量との間にどの程度の差があるか? 

    
   
この3つをクリアーしてから実際の測定をして公表しようと自分なりのルールを決めました。


<測定のルール>    

    ① 測定の方法(どのタイミングで数値を読むか?)
      →表示が安定する1分間の計測を5回繰り返し、その平均を測定値とする。
    
    ② 表示された数値をどう解釈するのか?
      →5回の計測の平均値を測定値として採用する。
    
    ③ 測定値と市が公表している空間線量との間にどの程度の差があるか?
      →公表データに測定地点を示す概略図があり実際にその場所で測定を行った結果、
       公表データた測定値が一致した。
       よって、使用する測定器の示す値は信頼に値する。
       ただし測定結果は簡易型測定器の値であるため、あくまでも目安に過ぎないことを忘れない。


そして本日よりこのルールに沿った測定を始めましたので、その結果(簡易値)を公表することにしました。





   
     
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