えー先回書いたように、ブログ内容を音楽理論に又ちょっと戻りたいと思います
今回は結構使い勝手が良く格好いいのに、私の見る限りあまり使われていない
〔裏コード〕について取り上げます
このコードを入れると急に音楽がジャジーな響きの雰囲気になり、お勧めですよ
ただ残念ながら 主要三和音・代理和音・異名同音等の言葉を全く理解されて無い人は
難しい内容になるので、該当する人は まず そちらから確認してください
さて裏コードとは そもそも何ぞや?だけど
人によって本によって、その裏コードの意味や範囲が違う場合もありますが
一般的な裏コードの解釈として一番多いモノを裏コードの解釈として それに沿って書きます
裏コードはまず何のコードの裏かと言うと ドミナント7の裏のコードです
そして裏の意味とは何かというと 代理をすると言う意味です
つまり裏コードとはドミナント7コードの代理和音の事です
更に補足して言えば
Key Cでのドミナント7であるコードはG7です そして通常 その代理和音はBm7-5です
裏コードとはそのBm7-5以外の もう一つの第二の代理和音の事です
ではここで裏コードである その第二の代理和音が何と言うコードなのかの答えを出す前に
少し理解を深めるために ドミナントとはどんなコードか?
また代理とは何か?考えて見ましょう
まず ドミナントの役割とは?
Ⅰの和音 つまりCメジャーコードの安定したトニックへ移行させる役割です
ではその仕掛けは?
ドミナント7 つまりG7のソシレファと言う響きは、弾いてみて分かるように
非常に不安定です その響きが聞こえると早く安定した響きが聞きたくなります
ではその不安定さは何処から来ているのか?と言うと
G7のソシレファの構成音の内の第3音と第7音 つまりシとファの音が不安定な響きを
出しているのです・・・・シの音は5弦なら2F そしてファは8Fですね
つまり6フレット分 離れてるわけです これは2F分の全音だけで数えれば
全音3つ分 つまり3全音離れていると言えます
この3全音の音程差が不安定の仕掛けです
これを特に英語ではトライトーン(TRY-TONE)と言います
実際に弾いて見ましょう5弦の2Fのシを人差し指 4弦の3Fのファを中指で押さえ
2本同時に弾いてください・・・・どうですか? 不安定ですよね
G7コードの まさにエッセンスを弾いてる感じです
次にその指を上下入れ替えるように
人差し指は下に行って4弦の2Fのミ 中指は逆に上に上がって5弦の3Fのド
にします ・・・・どうですか安定したでしょ?
1 これはG7の第7音のファが半音下がってミの音に移り(Cコードの第3音のミ)へ
2 もう一つG7の第3音のシの音が半音上がってドに移り(Cコードのルート音)へ
夫々動いた結果 不安定から脱して安定したのです これを解決と言いいます
そして1をドミナント7の第7音の下行限定進行 (ファ→ミ)
2をドミナント7の第3音 つまり導音の上行限定進行 (シ→ド)と言います
まあこれがG7からCコードへ移行した時に 不安定から安定になる仕組みです
さあ ではここでもう一度裏コードに考えを戻しましょう・・・・
ドミナント7はトライトーンを持っているから不安定でしたよね
それゆえ ドミナント7の役割を有しているわけですね
ならば推測ですが
その代理である裏コードも同じトライトーンを持っているはずですよね
そうでないと ドミナントの特徴である不安定さを持つ事はできませんよね
そう思いませんか・・・・?
長くなったので続きは次回にします
さて課題です トライトーンはドミナント7コードの第3音と第7音でしたね
例えばA7なら ラ構成音は ド♯ ミ ソ なのでトライトーンはド♯とソです
では次のドミナント7コードのトライトーンを書きなさい
1 C7 2 D7 3 E7 4 F7 5 B7
答え合わせは次回に・・・・。
Bm7-5はシレファラだから トライトーンが
構成音に入ってるから代理が出来るという考えでいいですか?
シレファラだからソシレファラ
つまりG9のGの音 つまりルート省略形とも言えるけど
シとファのトライトーンが入っているから と言う答え方がベストと思う。
トライトーンとの関連性が分かりません
解決する方法は
1 Dフラット7の構成音を調べる
2次に その構成音を異名同音に出来ないかどうか調べる
どうでしょうか? みえてきたでしょ?
サンクスです・・・。
代理和音と言う表現や範疇ではいけないんでしょうか?
裏コードはノン・ダイアトニック・コードになります
と言う分類が分かりやすいと思いますが・・・・。
ありがとうございます。