先回の続きになります・・・お待たせしました(待ってないか・・?)
今回は答えを書きます・・・もう一度問題を提示しましょう
1 C Am F G a ドミソ ラドミ ファラド ソシレ
b ミソド ドミラ ラドファ ソシレ
c ドミソ ドミラ ドファラ シレソ
d ソドミ ドミラ ファラド レソシ
・・・・でしたよね?!
まずbと答えた人・・・・間違ってます そしてdと答えた人・・・間違いです
恐らくアレンジや編曲の心得のある人で bやdはまず選択しないと思います
aと答えた人・・・あなたは少しコードのことを知っているようですが
それは基本中の基本だけを知っているようで 恐らく実際面では役に立ちません
cと答えた人・・・・正解です これを答えた人の中には
何故かは分からないけれど共通音の保留の原則と言うテーマから推測した人もいるでしょう
その人は頭が良いですね・・・・さて説明をしてゆきます
コードは一人の人がギターやピアノでジャーンと弾いてしまうので、想像しにくいのだけれど
コードを3人で歌うと仮定します 例えばドミソならばドを歌う人 ミを歌う人 ソを歌う人です
本来はもう一人ベースを歌う4人目がいないといけないですが説明がややこしくなるので・・・
さてその3人は役目がきまっていて ドミソのドを歌う人は その次のコードに移っても
必ずコードの3つ重ねの音の一番下の音を歌います・・・
一応彼を分かりやすく下君(したくん)と呼びます
さてミの音を歌ってた彼も その次にどんなコードが来ようと、真ん中の音を歌います
彼を中君(なかくん)と命名しましょう・・・
最後にドミソのソを歌ってた人は常に3つ重ねのコードの音の一番上の音を歌う役割があります
彼を上君(うえくん)と呼びます
さて課題のまずCからAmコードは基本形はドミソとラドミですが 下君はCの時にドを歌っています
しかし基本形だと次のラドミの時は下君はドから6度も高いラの音を歌わなければなりません
中君はCの時ミだったのにAmではドを歌わなければなりません そして上君はソからドまで
上に歌うか或いは下のドに移行しなければなりません つまり3人全員がAmになった時大きく音を
跳んで歌わなければなりません・・・・実際歌ってやってみると大変ですよ
じゃあ そこでこんな考え方をしたら如何でしょうか?
もし次のコードで前のコードで歌った音が又出てきたら 次のコードの時も
その音を歌った人が又歌うとしよう
そして同じ音がない場合は その音に一番近い音を前のコードで歌った人が歌うことにしよう
これが共通音保留の原則です
その考え方でCからAmを配置するとドミソからドミラが正しいと分かります
下君と中君は同じ音を歌うだけなので簡単です 上君もソの音から一つ上のラに上がるだけで
楽な音の移動になりますね・・・・同じ考え方で「AmからFはドミラからファラド そして最後のGは
共通音がありませんのでドファラに一番近くソシレのGを配置するならシレソになります
いかがでしょうか?
結果 コードが流れる時のジグザグ感はなくなり 穏やかなコードの移ろい感が出てきて
歌はコードのジグザグ感がないので歌いやすく 又聞いてる側も聞きやすくなります
又合唱等もこの考え方が生きてると思います。
そして下君・中君・上君なんて呼び方を便宜上、此処だけの呼び方をしていますが
彼等の事を本当は声部と言い又テノール・アルト・ソプノと言う名前がついています
(本来一番下にはもう一つバスがきます)
さて ではギタ-ではドミソ ドミラ ドファラ シレソをどうやって弾けばよいのでしょうか?
一度試してみてください・・・答えは次回に
少しでも何かの参考になれば嬉しいですね。
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