宜 ギ・よろしい・むべ 宀部
解字 甲骨文・金文は、且ソ(肉をのせた供物台の象形)の中に、さらに夕や月(いずれも肉)を描いた形で、俎ソ(肉をのせた供物台にさらに肉を描いた形)と同じ成り立ちの字。俎ソが、祭肉がのった供物台、のちに俎板(まないた)の意になったのに対し、宜ギは祭肉が盛大にのったさまを表し、準備が整い神祭りが「よろしい」意となる。字形は篆文から外側の線と肉(夕・月)が分離し、現代字は外側の線が宀(建物)となり、内側の肉が且に変化した宜となった。
意味 (1)よろしい(宜しい)。「宜春ギシュン」(よろしい春の意で、立春をいう)「時宜ジギ」(時がよい) (2)都合がよい。「適宜テキギ」(その場・状況に合わせて)「便宜ベンギ」(便利なこと) (2)むべ(宜)。うべ(宜)。もっともなこと。「宜(むべ・うべ)なるかな」(もっともなことだなあ) (3)助字。よろしく~べし。
覚え方 宀(建物)の中に肉をのせた且ソが置かれ、祭りがすべて宜(よろ)しい。
イメージ 「よろしい」 (宜・誼)
音の変化 ギ:宜・誼
よろしい
誼 ギ・よしみ 言部
解字 「言(いう)+宜(よろしい)」の会意形声。よろしいと言うこと。正しいすじみちの意。のち、人が他人に「よろしい」と言って好意をしめす意となり、親しいつきあいを言う。
意味 (1)よい。正しいすじみち。「仁誼ジンギ」(いつくしみの心とただしいすじ道=仁義) (2)よしみ(誼)。親しいつきあい。「友誼ユウギ」(友だちのつきあい)「厚誼コウギ」(親しいつきあい)
<紫色は常用漢字>
<関連音符>
且 ショ・ソ・かつ 一部
解字 犠牲の肉をのせた供物台の象形。
意味 (1)かつ(且つ)。 (2)まさに~す。 音符「且ソ」を参照。
バックナンバーの検索方法
※一般の検索サイト(グーグル・ヤフーなど)で、「漢字の音符」と入れてから、調べたい漢字1字を入力して検索すると、その漢字の音符ページが上位で表示されます。
解字 甲骨文・金文は、且ソ(肉をのせた供物台の象形)の中に、さらに夕や月(いずれも肉)を描いた形で、俎ソ(肉をのせた供物台にさらに肉を描いた形)と同じ成り立ちの字。俎ソが、祭肉がのった供物台、のちに俎板(まないた)の意になったのに対し、宜ギは祭肉が盛大にのったさまを表し、準備が整い神祭りが「よろしい」意となる。字形は篆文から外側の線と肉(夕・月)が分離し、現代字は外側の線が宀(建物)となり、内側の肉が且に変化した宜となった。
意味 (1)よろしい(宜しい)。「宜春ギシュン」(よろしい春の意で、立春をいう)「時宜ジギ」(時がよい) (2)都合がよい。「適宜テキギ」(その場・状況に合わせて)「便宜ベンギ」(便利なこと) (2)むべ(宜)。うべ(宜)。もっともなこと。「宜(むべ・うべ)なるかな」(もっともなことだなあ) (3)助字。よろしく~べし。
覚え方 宀(建物)の中に肉をのせた且ソが置かれ、祭りがすべて宜(よろ)しい。
イメージ 「よろしい」 (宜・誼)
音の変化 ギ:宜・誼
よろしい
誼 ギ・よしみ 言部
解字 「言(いう)+宜(よろしい)」の会意形声。よろしいと言うこと。正しいすじみちの意。のち、人が他人に「よろしい」と言って好意をしめす意となり、親しいつきあいを言う。
意味 (1)よい。正しいすじみち。「仁誼ジンギ」(いつくしみの心とただしいすじ道=仁義) (2)よしみ(誼)。親しいつきあい。「友誼ユウギ」(友だちのつきあい)「厚誼コウギ」(親しいつきあい)
<紫色は常用漢字>
<関連音符>
且 ショ・ソ・かつ 一部
解字 犠牲の肉をのせた供物台の象形。
意味 (1)かつ(且つ)。 (2)まさに~す。 音符「且ソ」を参照。
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