糅ジュウを追加しました。
柔 ジュウ・ニュウ・やわらか・やわらかい 木部
矛(東京国立博物館蔵)
解字 「矛(ほこ)+木」の会意。矛ムは諸刃の剣状の刃に長い柄をつけた武器だが、矛自体は先端の剣の部分の象形である。それに木のついた柔は、矛の柄の意味で、柄にする木を矯(た)めて、まっすぐにすること。矯めるとき柄を曲げて調整することから、転じて「やわらかい」意となった。
意味 (1)やわらか(柔らか)。やわらかい(柔らかい)。「柔軟ジュウナン」「柔毛ジュウモウ」 (2)よわい。しっかりしていない。「柔弱ニュウジャク」「優柔ユウウジュウ」 (3)やさしい。「柔和ニュウワ」「柔順ジュウジュン」 (4)やわらげる。てなずける。「懐柔カイジュウ」
イメージ
「やわらかい」(柔・揉・糅・蹂・鞣)
音の変化 ジュウ:柔・揉・糅・蹂・鞣
やわらかい
揉 ジュウ・もむ・もめる 扌部
解字 「扌(手)+柔(やわらかい)」の会意形声。手でもんでやわらかくすること。また、柔が矛の柄にする木を矯(た)めて、まっすぐにする意であることから、扌(手)をつけて、その矯(た)める動作を表す。
意味 (1)もむ(揉む)。もんでやわらかくする。「揉み消す」 (2)ためる(矯める)。曲げたわめる。まがりをまっすぐにする。「揉木ジュウボク」(木をためてまっすぐにする)「揉輪ジュウリン」(木をためて輪を作る) (3)[国]もめる(揉める)。「内輪揉(うちわも)め」
糅 ジュウ・まじる 米部
糅飯(かてめし)
「ブログ素人料理百珍」より
解字 「米(こめ)+柔(=揉ジュウの略。もむ)」の会意形声。米を手でもむようにしてまぜる。[全訳漢字海]は「品質の異なる他の米と混ぜる」としている。
意味 (1)まじる(糅じる)。まぜる。「雑糅ザツジュウ」(雑多にまじる。混在する。)「合糅ゴウジュウ」(まじりあう) (2)[国]かてる(糅てる)。米に他の食材をまぜあわせる。「糅飯かてめし」(米に他の食材をまぜて炊いた飯)「糅(か)てて加えて」(その上に。更に)
蹂 ジュウ・ふむ 足部
解字 「足(あし)+柔(やわらかい)」の会意形声。足でやわらかく踏みにじること。
意味 ふむ(蹂む)。ふみにじる。「人権蹂躙ジンケンジュウリン」(人の権利をふみにじること。蹂ジュウも躙リンもふみにじる意)
鞣 ジュウ・なめす 革部
解字 「革(かわ)+柔(やわらかい)」の会意形声。動物の皮をなめして柔らかい革にすること。
意味 なめす(鞣す)。動物の皮を草や木の汁につけたりして手を加え柔らかい革にすること。「鞣革なめしがわ」
<紫色は常用漢字>
柔 ジュウ・ニュウ・やわらか・やわらかい 木部
矛(東京国立博物館蔵)
解字 「矛(ほこ)+木」の会意。矛ムは諸刃の剣状の刃に長い柄をつけた武器だが、矛自体は先端の剣の部分の象形である。それに木のついた柔は、矛の柄の意味で、柄にする木を矯(た)めて、まっすぐにすること。矯めるとき柄を曲げて調整することから、転じて「やわらかい」意となった。
意味 (1)やわらか(柔らか)。やわらかい(柔らかい)。「柔軟ジュウナン」「柔毛ジュウモウ」 (2)よわい。しっかりしていない。「柔弱ニュウジャク」「優柔ユウウジュウ」 (3)やさしい。「柔和ニュウワ」「柔順ジュウジュン」 (4)やわらげる。てなずける。「懐柔カイジュウ」
イメージ
「やわらかい」(柔・揉・糅・蹂・鞣)
音の変化 ジュウ:柔・揉・糅・蹂・鞣
やわらかい
揉 ジュウ・もむ・もめる 扌部
解字 「扌(手)+柔(やわらかい)」の会意形声。手でもんでやわらかくすること。また、柔が矛の柄にする木を矯(た)めて、まっすぐにする意であることから、扌(手)をつけて、その矯(た)める動作を表す。
意味 (1)もむ(揉む)。もんでやわらかくする。「揉み消す」 (2)ためる(矯める)。曲げたわめる。まがりをまっすぐにする。「揉木ジュウボク」(木をためてまっすぐにする)「揉輪ジュウリン」(木をためて輪を作る) (3)[国]もめる(揉める)。「内輪揉(うちわも)め」
糅 ジュウ・まじる 米部
糅飯(かてめし)
「ブログ素人料理百珍」より
解字 「米(こめ)+柔(=揉ジュウの略。もむ)」の会意形声。米を手でもむようにしてまぜる。[全訳漢字海]は「品質の異なる他の米と混ぜる」としている。
意味 (1)まじる(糅じる)。まぜる。「雑糅ザツジュウ」(雑多にまじる。混在する。)「合糅ゴウジュウ」(まじりあう) (2)[国]かてる(糅てる)。米に他の食材をまぜあわせる。「糅飯かてめし」(米に他の食材をまぜて炊いた飯)「糅(か)てて加えて」(その上に。更に)
蹂 ジュウ・ふむ 足部
解字 「足(あし)+柔(やわらかい)」の会意形声。足でやわらかく踏みにじること。
意味 ふむ(蹂む)。ふみにじる。「人権蹂躙ジンケンジュウリン」(人の権利をふみにじること。蹂ジュウも躙リンもふみにじる意)
鞣 ジュウ・なめす 革部
解字 「革(かわ)+柔(やわらかい)」の会意形声。動物の皮をなめして柔らかい革にすること。
意味 なめす(鞣す)。動物の皮を草や木の汁につけたりして手を加え柔らかい革にすること。「鞣革なめしがわ」
<紫色は常用漢字>
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