カメリア:その1.ツバキ科カメリア属(ツバキ属)の植物の総称。ツバキの木をヨーロッパに持ち帰った宣教師カメル(G.J.Camellus)にちなむ。
その2.色名の一つ。椿の花のようなピンクがかった赤のこと。
耳をウサギ耳にして、カメリアをチェック中のアイシスちゃま。
ちなみに、写真の『カメリア』はお隣さんのお庭に咲いたものです。毎年、花がたわわに咲くので、おねだりして切ってもらいます。
ママも椿は好きで数種類は育てていますが、ほとんどが鉢植えのうえ、放置プレイ。
薔薇のようにバンバンは咲いてくれません・・・
それに、ママの椿の趣味は、ほとんどが『茶花』として名の通った椿達・・・主に、一重で、シブい椿達です。
派手な八重の、いかにも『カメリア』(シャネルのブローチのような)っぽい!といった椿はママ宅には1本くらいかな・・・?
(意味なし画像)
椿は侘助が好き・・・(侘助とひと口に言っても、たくさん種類があります。一番好きなのは胡蝶侘助・・・)
それというのも・・・、ママは20歳から10数年間、お茶を習っていました。
(こんなワタシがお茶名を頂くまでお稽古を続けていけたのは、師匠のお人柄に惚れ、お茶の魅力を知ったからです。)
お茶の先生が活ける床の間の花の素晴らしさに魅入られて花に目覚めました。茶室には欠かせないお花(茶花)達・・・・。
そして、椿は茶花の中でも、秋から早春にかけて、花の少ない時期に咲く貴重な茶花、また、お茶の節目節目に登場する、主役級の花でした。
師匠はいつも、『花は野にあるように』という、利休さんの言葉の通り、
丹精に育てた花を、惜しげもなく切って、それでいて、いかにも、『野にあるように』さりげなく、それでいて、しっとりと魅せてくれました。
小さなお庭に、所狭しと、たくさんの茶花を育て、小生に花の魅力を教えてくださった師匠・・・
先月、永眠なさったと、人づてに知りました。
花に目覚めた小生に・・・師匠が挿し木で分けてくださった椿達は、今も、家の庭で生きています・・・
合掌 。