
E KOMO MAI !(ハワイ語でようこその意味です!)
さて、唐突ですが。。。
このエントリーはリボンレイともハワイとも関係がありません、すみません
これは、もうじき1年が経とうとする、東日本大震災の関係のお話しです。
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最近とある団体を知ることになって、その活動にとても感動したので
皆さまにもお知らせしたいと思ってUPしました。
もしよろしければ興味がある方、以下ごらん下さいませ。
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とある団体。。。【スコップ団▽】という支援団体が東北にあります。
ユニークな名前ですが、その名のとおりこの団体は主に
被災地のガレキ処理の支援を地道にやってきている団体です。
そしてこの団体が、東日本大震災でお亡くなりになった方々にむけて
震災のあった3.11の前日になる
3.10に、2万発の鎮魂の花火を打ち上げるイベントを企画しています。
(イベント概要はTOP画像をご参照くださいませ)
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この代表(団長)が、このイベントをやろうと思った直接のきっかけは
被災地での支援活動中に出会った
震災でご主人を亡くされた、とある奥様の話を聞いて、だそうです。
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そのお話しにとても感動したので、以下、その団長のコメントをご紹介させてください。
~以下、原文ママ~
避難所から初老の女性を車に乗せて、私たちの倉庫にお連れした時の話です。
「主人とはケンカなんてしたことなかったの。」
「そうなんですか~。仲良しですね。」
「うん。本当の意味でのケンカはありますよ?議論みたいな。
ちょっとした。それがなくなったら人はお終いでしょ?」
「はぁ。」
「でもその日は、本当にくだらないことで意味のない感情上のケンカをしてしまったの。初めて。」
「はぁ。」
「彼は車で、すごいスピードで出て行っちゃって「行ってらっしゃい」も言わなかったし
行ってきますもなかった。そのままぶつかって死んじまえ!って思っちゃったの。」
「・・・。」
「そのまま、あの人は、津波で死んでしまったの。
だからね、私の一番の後悔は、食料や水を蓄えておかなかったことじゃないの。
懐中電灯もなにもいらない。もし運命で彼が死んでしまう事が避けられないにしても、
愛していたって伝えたかったってことなのよ。」
「・・・。」
「あなたは、何でもしてくれる。本当にありがとう。」
「とんでもないです。」
「でもね、モノじゃないのよ」
「分かります、分かってやってます。俺もそうだ。」
「私の想いを、いつか天国に届ける企画を立ててくれないかしら?」
「分かった。考えます。チカラもつけます。」
「その時は、私は元気だよって彼に伝えたい・・・。」
これが【天国へぶっ放せ】の始まりです。
お墓へのお菓子やお花。
お供えは、合理的に考えれば無駄な事かもしれません。
でも、人間だからやるのです。感情があるから、そうするのです。
私達もいつか死ぬ。
その時、感情が残っているのであれば、私はお供えは嬉しいと感じるだろう。
今回の花火は、お供えです。
雲が邪魔をしても、雲の上まで飛ばせば花火は見える。
スッと生まれて、ドンとキレイな大輪を咲かせて、散る。
まるで人生のようです。
咲ききることが出来なかった方が大半です。
だから、ドンと咲かせよう。
人生のような花火を、一番感謝すべき日だった3月10日に。
僕はどうしてもあげたい。
~以上 団長談~
★宮城県庁での【スコップ団】取材の様子はこちら▽
こういう地道な支援活動をなさっている人や団体さんはたくさんあると思いますし
このエピソードの様な哀しい思いをした人はたくさんいらっしゃると思います。
そして私はこの団長さんや、団体さんは直接知りませんし
何か関わりがあるわけでもありません。
なので特にここだけを応援するというつもりはありませんが
でも
当日曇りや雨で、自分達には花火が見えなくても
雲の上に花火があがって、天国にいる人たちに見えればそれでいい
という、鎮魂の花火という主旨には
何かとても意味があって、素敵だと思いましたので
こうして紹介させていただきました。
長々とお付合いをいただきまして、どうもありがとうございました。