山に囲まれながら暮らす僕にとって山で迎える朝は特別な時間。
普段、山から昇る日の出より遅れてやってくるはずの朝日と同じ太陽のはずなのに
変化に富んだ色合いや光景を見せてくれる。
地球の地表を僅かに漂う大気を長く通ることで、ある一定の波長の光が吸収され僕の目に届くからなのだろう。
染まる大地を観る僅かな時間、とても豊かな惑星にいるのだと心がどこまでも遠くへ届きそうな、そんな気 . . . 本文を読む
午後から紅葉時期の様子を伺いに山の中腹へと車を走らせる。
今年の季節の進みは1週間から10日遅い。
昨年は雪が多かったのだが、春先の雪解けはスムーズにもかかわらず春先の天候のグズつきが落ち着かずそのまま進んでいった。
ここ数年温暖化による暖かな年が続いていたが、むしろ平年どおりで
植物が生き生きしていたのが嬉しかった。
そうそう気象庁も読めなかった今年の梅雨
季節がずれ . . . 本文を読む
夜明け前から水辺での撮影を終え山の中腹へと車を走らせた。
晴れのち曇り。
8時前には気温が上がり秋晴れという言葉よりは、残暑という言葉がふさわしい。
先日、7年間撮影してきた白川湖の水没林をモチーフにした写真展「霧幻の水森」を終え、ひとつの区切りがついたこともあり
これまで白川湖へと費やしてきた春先の撮影の時間を、そのほかの場所へと費やすことが時間的にも精神的にもできる様に . . . 本文を読む