足音

午後から紅葉時期の様子を伺いに山の中腹へと車を走らせる。

今年の季節の進みは１週間から10日遅い。

昨年は雪が多かったのだが、春先の雪解けはスムーズにもかかわらず春先の天候のグズつきが落ち着かずそのまま進んでいった。

ここ数年温暖化による暖かな年が続いていたが、むしろ平年どおりで

植物が生き生きしていたのが嬉しかった。

 

そうそう気象庁も読めなかった今年の梅雨

季節がずれ込んでいたとすると合点がゆく。

不安定で極端な気候は、このままつづくのだろうか。

 

紅葉は山の7合目ほどまで降りてきていたが、秋の温かさもあり樹によってバラツキもあるが、艶やかな色彩に目を奪われた。

 

秋は良い。

過ごしやすく変化のある季節。

寒さ厳しい冬に向けて、さまざまな生き物がいそいそと身支度を整えるのだろう。

 

お店の繁忙期でもあって、紅葉の撮影は少なめになっていたのだが

これから、撮影を増やさねばならない。

とても楽しみでもある。

 

途中カモシカに出逢ったのだが、夏より随分丸々している。

鹿ではなくやはりウシ化なのだと、愛くるしい姿に思いながら

僕を少し許容してくれた様で、随分近寄らせてくれた。

 

表情や仕草をみながら、不思議と僕の心の距離も近づいた様な気持ちだ。

 

急に秋めいて、来週は随分冷えて深い秋が間もなくやってくる。

 

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山と森と川の形

「ホタルノキセキ」Project〜Yamagata,Japan〜


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