八月の豪雨水害から3ヶ月
様子を見ようと車を走らせた秋晴れの日。
山並みは紅葉に染まり繁忙期の疲れが癒される様である。
渓谷沿いを歩くと流木や瓦礫も残り10m以上高いこの場所も川の1部となったことを物語っている。
そして一番気になったのは、いくつかあるダムの下流河川の多くの川の濁りが消えていない事。
濁りは数年に及ぶかもしれないと、以前の別河川の経験から不安がよぎる。
ダムに濁流が留まり続け、その濁りは下流河川へ流れ続ける。
渓流の食物連鎖
濁りや砂や泥は植物プランクトンをはじめ、水生植物の生育に影響をあたえ、次の生物へと連鎖を繰り返してゆく。
自然は私たちに見える形でいつかサインを出すのだろう。
もしかすると、自然はいつもサインを出しているかも知れないけれど、
私たちには気づけない、気づかないサインなのかもしれない。
15年ほど前から毎年幾度となく通った渓流があった。
中規模の砂防治水ダムを通り更に奥地へ
下流に大規模ダムの完成が目前に迫り、国立公園内の森を切り開き山を削り、立派な道路とトンネルの建設が行われ始めた。
そのダム自体の必要性にも疑問を感じたが、
ダムにとっても、その奥の国立公園内の深い森にとっても必要ではないであろう工事が進んでいった。
そのダムは「長井百秋湖」と名付けられ
紅葉が綺麗だと、渓谷が美しいと
その道路を使い観光誘致が行われている。
ダムは良いものなのだと言うマインドコントロールとも言えるような行為が行われてきたのは今に始まった事でないのは、ふと考えると思い当たることが多々ある。
税金を使って自然破壊するのか!といった声が強い時代は過ぎ去り
自然を大事にと、言葉が先行する時代なのかもしれない。
SDGSという言葉が時折都合よく聞こえる時代でもある。
Kazuaki Koseki Photography website
写真館コセキ PhotoStudio KOSEKI
山と森と川の形
「ホタルノキセキ」Project〜Yamagata,Japan〜
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